オシロイバナ

オシロイバナ（オシロイバナ科）
真夏、日中しおれた姿ですが夕暮れになると鮮やかな花を開き
その芳香で咲いている・・・と知る。
花は紅色・黄色・白・絞りなどもある。
今頃になると日中でも咲いています。
メキシコ原産の多年草。花期は７月から１０月
黒い大きな種子を潰すと、おしろい状の白粉が現れるので
オシロイバナ。

タマスダレ

タマスダレ（玉簾）　ヒガンバナ科
痩せた場所にも良く耐えて次第に増える。
葉は細くて肉質で厚みがある。
夏から秋にかけ開花。ペルー原産
手間がかからず、綺麗で、優良種！です。
彼岸花と同じく球根にはアルカロイドを含み有毒・・・
日が当たっていると開花、夕暮れには閉じてしまいます。
花言葉：潔白な愛

ツルボ

ツルボ（蔓穂/別名サンダイガサ）　ユリ科
山野の日当たりのよい所に生える多年草
鱗茎は卵球形で黒褐色の外皮に包まれ
葱のような匂いがする。
葉は２個根生し、長さ１５～２５cmの扁平な線形
ツルボの語源は不明。
別名、参内傘は公家が参内するとき従者がさしかけた
　　　長い柄の傘をたたんだ形と花序が似ていることによる。

浅川の堤防には彼岸花とツルボが花盛りです。
一見の価値あり！

彼岸花

彼岸花（ヒガンバナ科）　ヒガンバナ属
秋の彼岸の頃咲く事から彼岸花。
又、曼珠紗華とは（天上の花）と言う意味で、お目出度いことが起こる兆しに
赤い花が天上から降ってくるという仏教の経典による。
葉のある時期には花が咲かず、花期には葉が無いので
韓国では、サンチョ（相思華）という。
「花は葉を思い、葉は花を思う」と言う意味から。
＊ヒガンバナの鱗茎はアルカロイドを含み、有毒だが
　昔は飢饉の時水によくさらして食用にした。
　吐剤や去痰剤にも用いる。

群生している様は息を呑むくらい美しい・・・
最近白や黄色い花も見かけるように成りましたが
矢張り赤い花がいちばん目を心をひきつけます。

ミヤギノハギ

ミヤギノハギ（宮城野萩）　マメ科　（ハギ属）
秋の七草でお馴染の萩、
枝垂れて美しい萩の代表は、ミヤギノハギで庭木として
良く植えられる。ミヤギノハギは葉先が尖っており
よく似たマルバハギは葉先が丸い。
落葉低木、宮城県の県花
秋の七草ですが花の咲き出しはかなり早く
７月頃から咲き出し今ごろになると満開・・・
風に揺れる様はしばし足を止めさせます。

イヌタデ

イヌタデ（アカマンマ）　タデ科
道端や畑、荒地などにごく普通に見られる。
小さな赤い花を赤飯に見立てて、アカマンマと呼び
子供のままごとに使われた。
イヌタデとは、葉に辛味が無く役に立たないと言う意味。
鮎の塩焼きにはつき物のタデ酢は、ヤナギタデ・ホンタデ等で
辛味があり、葉をすり潰して食酢を加えたもの。
＊蓼食う虫も好き好き・・・
　蓼は強い辛味がありこんな辛い葉にも虫が付く事から言われた。
＊役に立たないと言われても、５～８月頃の若芽、若葉は
　茹でて和え物やお浸しに出来るそうです。

金水引

金水引（バラ科）
道端や草地に生える高さ３０～８０ｃｍの多年草
細長い花序をタデ科の水引にたとえたもの。
果実は刺毛で衣服などの付着して散布する。
別名＊ヒッツキグサ

水引草

水引草（タデ科）
花を上から見ると赤く、下から見ると白く見えることから
お祝いの熨斗袋にかける紅白の水引を連想して付けられた名。
林や藪のふちに普通に生える高さ５０～８０ｃｍの多年草。
逞しくこれも側溝のふちで見事に咲きました。
増えすぎないように間引いています。

アリッサム

アリッサム（ニワナズナ）　アブラナ科
地中海沿岸原産、アブラナ科の一年草。
米粒大の小さな四字状花がひとかたまりになって咲く。
甘い香りがすることから、スイートアリッサムとも呼ばれる。
春蒔いた種、夏前に少しばかり咲き後、葉ばかりでもう咲かないのかと
諦めかけていた所、可愛い花を見せてくれました。
他の家のように、こんもりとは成らなかったのですが
良く頑張ったね！と褒めてあげたい。

水底の祭り （皆川博子）

水底の祭りほか４篇の短編集
退廃的な匂いがする。
その中で印象に残ったのは「水底の祭り」
Ｍ湖の湖底は、数百年昔合戦に敗れ湖底に追い落とされた落ち武者や
事故で・自殺で湖底に沈んだ者が死蝋と化す。
そして湖の底から死蝋と化した水死体があがった。
疎開中、姉を不幸な惨劇に陥れた湖を訪れる弟の
過去・・・
これもまた戦争被害者と言えるかもしれない。
★★★★