絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

ニガクサとコウゾの実

2009-07-20 22:37:25 | 花おりおり
ニガクサ(苦草) シソ科

  
高尾山の麓の林の中でピンク色の小さな花を見つけました。
雄シベが突き出てひょうきんな花です。

花穂は3~10cm。花冠は長さ1~1,2cm。
下側の花弁だけが舌状に大きく伸びている。
雄シベは4本。花冠の上側に突き出る。

ニガクサというものの茎や葉は苦くないそうです。
其れなのに、どうして苦草なのでしょう。
分布も日本全土のようですが、郷里でも見たことがなかった。。。
と、いうより気が付かなかったということでしょうか。

分布:北海道、本州、四国、九州
花期:7~9月


唐突ですがコウゾの実です。前に食べた時、美味しくなかったのですが
美味しそうな実!もう一度試しに?食べてみました。
甘いのですが、口当たりは良くありません。

イワタバコ

2009-07-19 15:38:52 | 花おりおり
イワタバコ (イワタバコ科)

  
我が家のイワタバコが咲き出しました。
イワタバコというと高尾山の蛇滝の群生が見事です。
裏高尾へ行く用があったので蛇滝へ寄りイワタバコを見てきました。
鬱蒼とした林、流れる落ちる滝。
石垣や階段縁にもイワタバコが可愛い星型の花を見せています。
おりしも、滝修行の方たちの読経が・・・・・。
静かな蛇滝付近は厳かな空気に支配され、気持ちが引き締まり汗も引きます。

先月箱根へ行ったとき箱根ではもう咲き出していてビックリ!
気温の低い箱根のほうが早く咲きだす自然の不思議さを感じます。

葉がタバコの葉に似ていることから「イワタバコ」
艶ある葉に紫色の花は涼感がある。



分布:福島県以西の本州、四国、九州
花期:7月下旬~8月  湿った岩場に咲く高さ10~30cmの多年草

ウマノスズクサ

2009-07-17 22:20:26 | 花おりおり
ウマノスズクサ (ウマノスズクサ科)


ラッパ・・・サキソフォンに似ている??
濃紫色の地味な花ですがラッパの先を少し捻って、個性を強調しています。
(花に花弁はなく、3個の萼片が合着して筒状になっているのだそうです)

果実が熟すと基部から6裂し、菓柄糸状にぶら下がる。
この形が馬の首に付ける鈴に似ているから「馬の鈴草」

花の先端には内側に向いた毛が密生して虫が入りやすく、
出にくくなっているそうですが・・・
なぜか?この馬の鈴を見た人は少ないとか・・・・
私も花は何度か見ていますが鈴は見たことがありません。

  

分布:関東地方以西、四国、九州、沖縄
花期;7~9月

オカトラノオ

2009-07-16 23:19:38 | 花おりおり
オカトラノオ (サクラソウ科)


猫の尾?いいえ!虎の尾です。
長く伸び、しなやかに反り返る花序はユーモラス、微笑みを誘ってくれ
暑い日差しの中で咲く花ですが、清涼感もあり、
ひと時、暑さを忘れさせてくれます。

花冠は直径1cmほどで深く5裂する。
花は下から咲き上がるので長い間楽しめます。



分布;北海道、本州、四国、九州
花期;6~7月

コムラサキシキブ・シロシキブの花

2009-07-15 22:07:09 | 花おりおり
コムラサキシキブ (クマツヅラ科)
  
普通?紫式部と呼ばれているのは園芸品種のコムラサキシキブのことです。
樹高も低く実が沢山付きます。 
長いシベが可愛い!!

ムラサキシキブの花序は腋生であるのに対しコムラサキは腋上生で
葉の付け根から数ミリ離れた上に付くそうです。

白実式部の花は白色!!清楚で物静かな花でした。
シロミシキブも園芸種です。
  

野生のムラサキシキブの分布は北海道~沖縄。

アオギリ(青桐)

2009-07-14 22:31:57 | 花おりおり
アオギリ(青桐・梧桐) アオギリ科

近くの川の遊歩道沿いにアオギリの花が咲いているのですが
樹高が高く間近で見ることが出来なかったのですが
昭和記念公園で大木の下に散り敷いている小さな花・・・
両手を広げたような大きな葉、青桐でした。
大きな葉に相応しく、長さ30~50cmの大きな円錐花序。
淡黄色の多数の花は見事でした。

樹皮は滑らかで緑色、葉が桐に似ていることから「青桐」ですが
桐の仲間ではないそうです。

種子は炒って食べられ室町時代にはお菓子としていた。

  

漢名は梧桐
 「桐一葉落ちて天下の秋を知る」の桐は梧桐。

分布;東南アジア、沖縄  (日本の暖地に野生化しているそうです)
   落葉高木(15m)
花期;5~6月

リョウブ (令法)

2009-07-13 11:09:05 | 花おりおり
リョウブ(令法) リョウブ科 リョウブ属

近くの雑木林の濃緑色の中で白々と目立つ花リョウブが咲いています。
樹高が高く間近では見ることが出来ませんが、暑い日差しを跳ね返す力強さを
感じさせ元気を貰えそうな気がします。

昭和記念公園でそのリョウブを間近で見ることが出来ました。
枝先の長い総状花序に5弁の小さな花を多数付けています。

昔、飢饉の時の救荒植物として法令で定められたことから「令法」の名。
(若芽や花は揚げたり茹でたりして食用となる)
建築材、細工物、炭などにも利用される。

  

リョウブは世界では64種ほどある。
日本では1科、1属、1種、唯我独尊のリョウブです。

分布:北海道、本州、四国、九州  (落葉小高木)
花期;6~8月

モッコク

2009-07-12 23:31:49 | 花おりおり
 モッコク(木斛) ツバキ科

葉はシャモジ状で分厚く光沢があり、赤い葉柄が美しい木で
造園木として好まれ江戸五木の一つです。

《江戸五木とは江戸時代に江戸で重視された造園木で
 モッコク、赤松、イトヒバ、カヤ、イヌマキ》

下向きに付く丸い蕾が愛らしく、
反り返った五弁の白い花弁。せり出したように見える蕊が美しい。

花の香りがランの仲間のセッコク(石斛)に似ていることから
「モッコク(木斛)」

 
樹皮は繊維を褐色に染める染料として利用される。
又、民間療法では葉を乾燥させ、煎じたものを腎疾患や肝疾患に用いるそうです。

分布:日本の暖地の海岸 常緑高木
花期:7月

ハンゲショウ(半夏生)

2009-07-10 23:24:46 | 花おりおり
 ハンゲショウ (ドクダミ科)
暦のうえでの半夏生は7月2日でした。
それに合わせるように?ご近所のハンゲショウも葉を白く化粧していますが
フェンス越しなので写真が撮れないので、
昭和記念公園へ写真を撮りに行ってきました。
池の畔で咲くハンゲショウは盛りを過ぎているようでしたが、
美しい白い葉は健在でした。

夏至から11日目にあたる半夏生の頃花を開き、葉が白くなるので「半夏生」
又、葉の表面が白いので「片白草」「半化粧」と書くこともある。
マタタビと同じように葉を白く目立たせ虫を呼び込むようです。
自然の不思議さを感じさせる美しい植物です。

  

花が終わる8月頃から再び葉は淡緑色になります。

分布:本州、四国、九州、沖縄
花期:6~8月

ストケシア

2009-07-09 22:44:21 | 花おりおり
 ストケシア (キク科)

2,3日前から黒い糸状のものと輪が見えます飛蚊症でしょうか?
今日、眼科で眼底検査を受けました。
《硝子体中の混濁物が網膜に影を落とすことにより生ずる》
のだそうで、病的ではなく老化現象で治療法は無いとのことでした。
元気なほうだと自負していても老化はジワジワと押し寄せてくるのですね。

午後、高幡で見たストケシアの白さが眩しく感じられました。
ストケシア、和名:ルリギクというくらい青紫色が馴染み深いのですが
高幡不動尊では白い花が咲いていました。
これから鬱陶しい飛蚊と付き合っていかなければならない眼になんて優しい色
メゲルナ!!上手に老いを受け入れようと言ってくれていそうな・・・・。



原産地:北アメリカ南東部 耐寒性多年草
花期 :5~9月