絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

ラショウモンカズラ

2007-04-30 22:24:21 | 花おりおり
ラショウモンカズラ (羅生門蔓)  シソ科 
高尾山はこの時期、休日ともなると大変な人出。
まして先日、ミシュランが三ツ星の観光地に指定、
さらに混み合うことが予想され、余り人の集まらない裏高尾へ行く。
キャンプに来ている人たちで賑わってはいましたが、
頂上に比べれば、かなり・・・静かです。

日の光を浴びラショウモンカズラが美しく映えていました。
シソ科、最大の大きさを誇る花は長さ4㌢もあります。
羅生門で、渡辺綱が鬼退治をした時に切り落とした
鬼の腕に見立てた名前だそうです。
逞しい腕の形、下唇に白い毛が多く映えていて、成る程と納得。
「かずら」蔓性ではないのに蔓?
花後、長い走出枝を伸ばすことから「かずら」なのだそうです。

分布:本州、四国、九州
花期:4~5月

クロバナロウバイ

2007-04-29 17:30:29 | 花おりおり
黒花蝋梅 (ロウバイ科)
早春に咲くロウバイとかなり趣が違いますが、
葉を見るとロウバイだと納得しました。
渋い色が落ち着いた感じで気品のある花です。

最近コスモスやヒマワリなどにも黒い花があるので
これもその類の種かしら・・・と思っていましたが
明治時代に観賞用として渡来。
落ち着いた花色なので茶花として用いられているそうです。
香りもあるようですが、残念ながら匂いを嗅ぐのを忘れていました。

原産地:北アメリカ東部
花期 :5~7月

キンラン

2007-04-28 23:40:05 | 花おりおり
キンラン (ラン科)
我が家の近くの山や林では殆ど見かけることが少なくなったキンラン
綺麗=盗掘の憂き目です。
そのキンラン、ただ一株だけ見つけました。
まだ咲ききっていませんが、薄暗い林の中では目立ちます。
盗掘されませんように・・・願いながら・・・。

分布:本州、四国、九州
花期:4~6月

エニシダ

2007-04-27 16:56:40 | 花おりおり
エニシダ (マメ科)
マメ科特有の蝶が飛んでいるような可愛い花エニシダ。
エニシダ=黄色い花そんな感覚でしたが・・・
歯医者さんの近くのお宅のエニシダは白です。
それも枝が垂れていません。
少し小振りの花が甘い香りを放ちながら、
空に向かって目いっぱい伸びています。

エニシダは江戸時代に中国を経由して渡来した
地中海地方原産の落葉低木です。
漢字では「金雀枝」と書きます。
可愛い花を雀に見立てたのでしょうか?綺麗な名前です。

ヨーロッパでは枝箒として使われた。
魔女が使う箒はエニシダ製???だということです。
そう聞くと何となく微笑ましい~

最近花屋さんで矮性のエニシダを見かけます。
時代に合わせ花も変化していくようです。

原産地:地中海地方
花期 :4~5月


チゴユリ

2007-04-26 22:26:26 | 花おりおり
チゴユリ (稚児百合) ユリ科
林内でひたすら俯き・・・ヒッソリと咲く稚児百合。
高さ20~30cm位。
その小さなことで稚児百合と名が付いています。
群生していて花期も長い。

山野の林内に生える多年草。
花被片は長さ1,2~1,6cm抜針形で、6個が広鐘形に開く。
雄シベは6個あり、葯は花糸の半長。
秋には黒い実が付きます。

分布:本州、四国、九州
花期:4~6月

オニタビラコ

2007-04-25 16:20:38 | 花おりおり
オニタビラコ (キク科) オニタビラコ属
道端や公園、庭の片隅によく生えています。
庭や側溝に縁でこの黄色い可愛い花をみると抜くことを躊躇ってしまいます。

タビラコはコオニタビラコの別名。
コオニタビラコに似ていて、大きいことからオニタビラコ。

分布:日本全土
花期:5~10月  暖かい地方では一年中咲く。


カントウタンポポ

2007-04-24 15:12:29 | 花おりおり
カントウタンポポ(関東蒲公英) キク科
空き地や線路際に金ボタンを撒き散らしたようなタンポポ。
明るく陽気な花が人の心にも春を運んできてくれ、
そして・・・綿毛になると子供心に帰り飛ばしてみます。
綿毛とともに心も大空に向かって解放されるよう・・・。

誰にでも愛されるタンポポ、
関東地方にはカントウタンポポと西洋タンポポが混在。
西洋タンポポの繁殖率が高く、関東蒲公英の減少が心配されていましたが
中央大学や明星大学の敷地ではマダマダ関東蒲公英が健在です。
見分け方は、頭総苞片の反り返っているのが西洋タンポポ
反り返らないのがカントウタンポポです。
気のせい?か何となく優しい感じがするカントウタンポポ・・・
頑張れ!!

トウダイグサ

2007-04-23 15:14:15 | 花おりおり
トウダイグサ (トウダイグサ科)
道端に観葉植物?と見まごうばかりに美しい植物
今トウダイグサが盛りです。
花はごく小さくルーペで見ないとよく解りませんが、
先端の黄緑色が花のように綺麗です。
又小さな丸い実が可愛い・・・。
折ると乳白色の乳液が出てかぶれる事があるので要注意です。
柔らかな葉は美味しそうですが有毒。

一本の茎が伸びて広がる様が皿に油を入れた灯明台に似ているので
「燈台草」と命名された。
高さ20~30cmの2年草。

分布:本州以南の暖地。
花期:4~6月

オオベニガシワ

2007-04-22 14:38:03 | 花おりおり
オオベニガシワ (トウダイグサ科)
新芽の鮮やかな紅色がなんとも美しい・・・・
今までアカメガシワだとばかり思っていたのですが、
アカメガシワは本州から九州まで自生している種で
これは、中国原産のオオベニガシワでした。
芽立ちが美しいことから園芸用に植栽されているようです。
この美しい葉も夏には緑色に変身、そこにあったこととも忘れられる存在です。
め(芽)いっぱいに自己主張しています。
花は殆ど目立たない小さな花です。

原産地:中国
花期 :5月

ジュウニヒトエ

2007-04-21 17:08:01 | 花おりおり
ジュウニヒトエ (シソ科)
明るい林の縁にヒッソリと咲く十二単(ジュウニヒトエ)。
地味な花ですが、素敵な名前を貰った花。
花が段々に重なって咲く様子を、宮中の女官の着た
十二単に見立てたものだそうです。
派手さはありませんが、全体的に柔らかな毛に包まれた姿は気品があります。

まだこの辺りで見ることが出来て嬉しい!!
これ以上開発されないことを願っています。

分布:本州、四国
花期:4~5月