朝ドラを見た。戦争から復員した兄と夫が話している場面だった。
ぼつぼつと語る、生死をわけた戦いの前線から帰ってきた一兵士の心情を描いていた。
わたしがぼつぼつ物事をわかるようになった頃、村に復員してくる人がいた。父もそうだった。
同級生の父で骨も帰ってこない人もいた。
わたしの家にいりびたっていたYさんがいた。多分次男坊なので復員しても居場所がなかったのだろう。放心状態でボーとすわっていることも多かった。テレビの復員してきた予科練の兄を見て思い出した。
体験を通さないと、その心情はわかりにくいかもしれない。戦争は双方に悲惨な結果しか残さない。・・・その頃の人達は真剣にくらしていたのだと思う。
真剣にやれ。辞めろ。辞める。・・・どっちでもいいけど、誠実にやってる姿をみせろ。