武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

浮世絵のこと

2013年09月28日 | Weblog
なんとマアすごい技術だ。それしかない。
これは彫られた版木だ。ヤマザクラの板だ。そうとう固いから半端じゃ刃がたたない。
これは売っていた店屋だ。歌舞伎の役者絵は今のスター写真のようなものだから、地方からでて来た人もお土産で買ったらしい。
これは版木だ。うらおもてに彫ってある。
これは刷り台だ。ななめ前に傾斜がついている。これだとバレンをする時、肩に負担がかからない。
これは刷りの道具だ。

この職人技は、機械よりどえらくすぐれた技術だ。

福田美蘭展をみる

2013年09月25日 | Weblog

福田美蘭の展覧会をみる。やはり名の売れている人は画力もすごいと痛感した。
画面も大きく、はちきれんばかりだ。この方が童画家の林義雄さんのお孫とは知らなんだ。写真の有名な少女の絵は、まわりの人も絵なのだ。
おじいさんの血を受け継ぎ、確かなものにしてる。
最近、皇后さまも来たそうだ。
震災現場でお祈りするお二人の姿が描かれていた。現場は色付き、陛下お二人は下絵の線だけだった・・・・・これは撮影禁止であった・・・・・

江戸のいろいろ

2013年09月23日 | Weblog
モースの業績に興味を持って図書館から書籍など借りて来た。
ふと新聞を見るとモースさんのコレクションの展覧会が開かれているニュースを見た。
これは必見だ。
写真撮影禁止なので残念。江戸のいろいろと書いたがモースさんが来たのは明治のはじめだ。まだ東京の生活は江戸時代が生きていたころだ。日用品から他分野に蒐集していた。日用品だから、日本には消えたものもある。貴重な歴史だ。当時の売られていた海苔缶もあり、現物もあった。まだ食べれそうだ。かつおぶし削りもあった。これはまだ日本人の生活の残っている。我が家にもあるが使ってない。
ショップで外人観光客めあての手ぬぐいを買ったので、それをパチリ。ひそかに豆本の表紙に使おうと・・・・・・
最後の決め手は「鳩三題」の赤い版画だ。

光のイリュウジョン

2013年09月22日 | Weblog
十五夜のお月さんもきれいだ。
太陽の光をあび光って地球の夜を照らす。
東京で月見なんとか丼を食べた・・・・彩もおいしそうだと思ったが普通の味だった。
上野の森美術館で光のイリュウジョンと言う展覧会を見た。年齢を聞かれグーーと安くなった。いいことだ。年をとるのも・・・・・
なんか展示会のヒントがころがっているかもと・・・見たけど仕掛けが大きくてかなわない。
光というものは暗と明を区分けし面白いものだ。

エックスプレス・メッセンジャー

2013年09月21日 | Weblog
font color="black">図書館でモースさんのコレクションの本を借りてきて、スケッチを参考に版画にしてみた。
ころは明治のはじめ・・十年ごろ・・ちょんまげは消えつつあるが庶民には江戸時代そのまま残っていたようだ。
これがモースさんだ。外国人の見た日本人も興味深い。
次はその版画だ。

かごと飛脚と人力車だ。
飛脚は刺青が入っていた。どれも疲れた様子もなく駆けていた。・・・とモースさんは言っている。
飛脚は「エックスプレス・メッセンジャー」と説明してあった。そろそろ郵便制度が入りつつあるころか

夏も終わりだ・・・・

2013年09月18日 | Weblog

「秋」と言う言葉は「飽き」に通ずるので、昔から男女の情がさめていくことにひっかけていた。ラジオの人生相談も生々しいのでドラマより面白いので聞いていると、夫婦の「飽き」のもつれが結構多い。
台風の影響でえらい荒れ模様だった日本も、月がきれいな季節になった。気候がこう荒れては風流をたしなむ気分もうすれる。くずれゆく日本というところだ。
奮闘しなければ・・・・・・

喜画海峡

2013年09月17日 | Weblog
版画展の問題が残り・・・・・・すっきりしない。
ま、今年の版画展でいいことは、来てくれたK氏からもらったおやきがうまかったことだ。今までいろいろのおやきを食べたが・・・・これはうまかった。皮の味が良いのかもしれない。
わたしの小さい頃はこれが食事であった時代があったので、いい思い出は実はない。イロリの灰の中にころがし、炭がへばりついていたものを食べていた。中身もろくな味ではなかった・・・・・
もうひとつは宇都宮から渡辺さんが来てくれたことだ。もち作品も・・・・・・このまねできない味がなんともいえない。


今日は松本の版画教室だ。Nさんの作品が二作目ができた。さわやかな雰囲気の女性らしい作品になった。うんとほめた。・・・・・無理して言ってないですか?と言われた。そんなことございません。

信州版画展終わる・・・・

2013年09月11日 | Weblog
宇都宮との交流二年目。
土地土地によって人間や風土の違いがあるのだろうか。二点ともこちらにない雰囲気で刺激になった。
これは交流のきっかけを作っていただいたMさんのシルクスクリーンだ。こういうのはこっちにないな。
これはWさんの作品だ。魅力的だ。色調からデッサンまでまね出来ない。「こういうのはおたく好きだよね」と言われたが、まったくそのとおり。

くううううううるジャパン

2013年09月10日 | Weblog

日本の道具。
アメリカボストンにモースと言う方が調査収集した日本の日常的な道具など3万点も博物館がある。1877年から来日し収集したとか。1877年と言えば後30年くらいで明治が終わると言う時期である。外人にとって珍しいものも日本人にとって普通だから・・・・あっちの博物館あって、日本にはもうないものもあるようだ。
写真はわたしの持ってる「斧」と「手斧」である。アメリカの大工道具は押して使う。のこぎり、かんななどそうである。日本は手前に引く。そりゃそうだ。日本人だってアメリカに行ったらびっくりするだろう。
この「手斧」にはびっくり、素足で作業していて、これは危険だ。けがが多いだろうと大工数人を調べたら、傷があった大工がひとりしかいなかった。ここらの技術にもびっくりしたようだ。
ま、日本人はとても正直だとか。きれいずきとか。貧しいひとでも礼儀正しく思いやりがある。どこにも落書きがない。少し前に輸入したものも、すぐ製造してしまう。他人の前ではキスをしない・・・・・などなどよく見てる・・好意的だ。
ただし婦人に対する敬愛と礼儀は著しく欠けているとも言ってる。

あの娘(こ)がいいな

2013年09月09日 | Weblog
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「あの娘がいいな」の豆本を作った。豆本言うが少し、やや大きめだ。てまり歌から取材した。

一で良いのは糸屋の娘
二で良いのは庭師の娘
三で良いのは酒屋の娘
四で良いのは仕立て屋の娘
五で良いのは呉服屋の娘
六で良いのはろうそく屋の娘
・・・・・・・・と十まで続く・・・・
そして最後は、みんなにふられて左様ならだ。

これを作るに江戸時代の娘さんを想定して、三人の姿を彫った。調べていくと江戸時代も女性の髪形はたくさんあり、その時の流行もあり多種多様だ。
それはやはり女性だしなと思ったら、男性の髪形も300年のうちにその時の流行があり庶民の生活はそれなりに豊であったかもしれない。