カンガルー大陸をゆく!! ---福岡糸島編---

福岡・糸島に生息する研究者の日常。

夏はどっちだ!

2007-01-25 13:09:42 | Weblog
先日フレッドとある値の季節変化について
ディスカッションしていたときのこと。
どうも、彼の言うことがデータを逆なのです。
「夏、密度が上がるから・・・」
いやいや、夏は密度下がってますから。
言い間違いかと思ったんですが、どうもそうじゃないらしい。
しばらくして気がつきました。
「フレッド、夏って、12月?」
「うん」

・・・・・
郷に入っては郷に従え、でしょうか。
まあね、宇宙空間の話ですから、どっちもどっちなんですけどね。
でも、使ってたデータはイギリスのなんですけどね。

すてきなスカート

2007-01-23 15:03:00 | Weblog
先日COUNTRY ROADで買った黒のスカートをはいてみたところ、
フレッドにすごくほめられされました!

朝、会って開口一番にほめられ
あとで廊下を歩いていると
後ろからわざわざ呼び止められてほめられ。

ふふふふーん。いい気分です。

極と磁極と地磁気極。

2007-01-23 14:14:27 | Weblog
突然ですが、今日は地球の磁場にあわせて決められた
「極」と「赤道」のお話です。
(実は、友人からの質問に対する回答の流用です。)

緯度が90度になるいわゆる地理的な北極、南極だけではなく、
地球にはたくさんの「極」があります。
私の専門は「地球の磁場」なので磁場に限った話をすると
磁極(磁北極、磁南極)と地磁気極(地磁気北極、地磁気南極)があります。

磁極は地磁気(地球の磁場)が垂直になる点です。
ここに方位磁針を置いたら垂直に立ちます。
別の言い方をすると、ふつう、地球上のあらゆる場所で
地磁気は水平成分と垂直成分を持っていますが
水平成分が0になる点が北半球と南半球に1点ずつあって、
ここを磁極といいます。

地磁気極は、地球の中心に大きな棒磁石があると仮定して、
地球の磁場を最もよく近似するように棒磁石の強さと向きを調整します。
その棒磁石を延長した線が地表に出てくる点が地磁気極です。

磁極も地磁気極も、南半球と北半球にひとつづつありますが
地球の磁場が常に少しずつ変化しているせいで
その位置は少しずつ動いています。
(2007年の各極の位置 モデル計算値
   磁北極 : 84.1N  123.7W
   磁南極 : 64.5S  137.7E
   地磁気北極 : 79.8N  71.9W
   地磁気南極 : 79.8S  108.1E )

磁極と地磁気極の違いは分かりにくいと思いますが、
地球の磁場は「地球の中心に大きな棒磁石がある」場合よりもっと複雑なので
この二つが別々の地点になるのです。

「極」がいろいろあるのだから、「赤道」もいろいろあります。
「磁極」に対応するのが「磁気赤道」。
磁場が水平になる地点を結んだ線です。
「地磁気極」に対応するのが「地磁気赤道」。
地磁気極を極としたときに赤道になる線です。

磁極と地磁気極が一致しないのと同じ理屈で
磁気赤道と地磁気赤道も一致しません。
南米や大西洋などでは10度以上も異なる地域もあります。

磁極、地磁気極の位置。経年変化がわかります。
http://swdcwww.kugi.kyoto-u.ac.jp/poles/polesexp-j.html

南極、磁南極、地磁気南極の比較はこちらの図が分かりやすいです。
http://www.aad.gov.au/default.asp?casid=1843

地磁気極の位置(とても長いページ。中ごろの緑色の図。)
http://home.iprimus.com.au/toddemslie/darwin-dxpedition.html

金曜午後4時

2007-01-19 14:09:17 | Weblog
ただいま1月19日金曜日の午後4時6分です。
15分ほど前から同僚のポスドクたちが次々に帰宅し始め、
あっという間に大部屋に一人になってしまいました。

だって今日は金曜だから。

週末は暑くなりそうです。
予報によれば土、日、月、連続で最高気温は36度です。

シドニー天文台

2007-01-18 10:48:30 | Weblog
先日シドニーに行った際、ちょっと足をのばして
ロックスにあるシドニー天文台へ行って来ました。
目的は天文台の屋根の上に乗っかっている「玉」を見ること。

時報球、またはtimeballというものをご存じでしょうか。
天文台は文字通り天文観測をを行うところですが、
同時に時刻を決める元締めとしての役割もありました。
timeballは、沖合に停泊する船舶に対して
正確な時刻を知らせるために設置されたものです。

ある時刻が近くなると、timeballが
するするとポールの上へ上がっていきます。
そしてちょうどの時刻に合わせてストンと落ちるのです。
沖合の船では玉が落ちるのを見て自分の時計を合わせていたのでした。

なぜこんなものが必要だったかというと、
昔、陸地の見えない海上を航行するとき、
船の現在位置を知るには太陽と星、
そして正確な時計が必要だったからです。

船の緯度は、恒星の南中高度を測定すれば知ることができます。
ところが経度は正確な時計がないと測定できません。
船が出発した港で時計を正確に合わせておき、
海上で恒星の南中時刻を測れば、予想される南中時刻との差から
船と港の時差、すなわち経度の差がわかります。

で、シドニー天文台です。
シドニー湾を見下ろす丘の上に建っています。
行ってみたらありましたよ。
金色に輝くtimeballが。
残念ながら日曜の夕方だったので天文台は閉館しており、
内部の見学はできませんでした。
今はもう、実用性のないtimeballですが、
それでも今も動かしているのか、次の機会に確認してみます。

仕事始め

2007-01-15 12:18:24 | Weblog
長い休暇が終わり、今日から仕事始めです。

クリスマス&お正月休みはダンナに「廃人」呼ばわりされるほど、
のんびり、リラックスして過ごしました。
そして1月9日に日本を去り、渡豪。
渡豪後昨日までは、北海道の友人Mちゃんと
ニューカッスル近辺とシドニーで豪遊していました。
夏のオーストラリアで遊ぶのって楽しい!最高!

詳しくは後日少しずつ報告しますが、
イルカのいる海で泳いだり、
子供に混じってウォータースライダーから海に飛び込んだり、
しゃれめかしてオペラを見に行ったり、
おいしいもの飲んだり食べたり、
「このために働いてるの!」を合い言葉に買い物三昧したり、
まさにやりたい放題の数日間でした。

小学校教師のMちゃんは帰ったら即、新学期。
しかも最高気温がマイナスの極寒の天気。
お互い、がんばって働いてまた遊ぼうね。