カンガルー大陸をゆく!! ---福岡糸島編---

福岡・糸島に生息する研究者の日常。

素晴らしいプロの仕事

2016-07-28 17:56:02 | Weblog
ニュージーランドに再設置する磁力計を
キャンパスの隅っこの方でテスト運転してみることにしました。
数日間、野外に放置するので防犯も兼ねて箱を準備します。
磁場に影響するので非磁性の素材しか使えません。
この制約をクリアするのが結構厳しい・・・。

プラスチックの箱と蓋に穴を開けて、プラスチックのチェーンを通して、
真鍮の南京錠を付けたらいけるかも?と、準備中です。
穴開け作業は工作室の技術員さんにお願いしたところ、先ほど出来上がってきました。
素晴らしい出来栄えです。美しい。
蓋の段差があるところを切るために治具を作って作業して下さったそうです。

うちは、小さな大学ではありますが、実学教育にとても力を入れているので、
工作とか回路設計とかのバリバリのプロの方々が実験サポート課におられるのです。
観測の準備などで、すごくすごく、助かっています!



もう、やらないよ♪

2016-07-16 00:24:15 | Weblog
先日、隣県の某高校へ模擬授業に行ってきました。
本来なら楽しかるべきこのお仕事、なんとも後味の悪い結果に。
まあ、愚痴ですがお付き合いください。

お引き受けした直後から、準備の都合上およその受講者数を教えてくださいと
何度かお願いしたのにずっと返事はなく、やっと連絡が来たのが1週間前の夜でした。
そして知らされた人数がまさかの2名!

どーんと、やるせない気持ちになりましたが、直前でキャンセルするのも嫌だし。
諦めて、気持ちを新たにして行ってきました。
で、分かったのが、講師を50人近く呼んでいて、
1講座あたりの平均学生数が5人未満だったという衝撃の事実でした。

おそらく50室も教室がないのでしょう。
大きめの部屋に2−3講座押し込まれているところもありました。
また、「僕、プロジェクター使いたいって言ったのに準備できないって断られちゃって」
と言っておられる先生もいました。

もし、普通に謝金や交通費を払って何十人も講師を呼んだら、相当な金額になるはずです。
でも昨今、大学や研究機関はアウトリーチ活動を社会的責務と考えていて、
高校などでの出前授業は無償で行うのが普通です。
だから何人呼んでも高校側は(というか、イベントを請け負っている業者は)腹が痛まないのです。

それでも、同じ教員ならば、よその学校の生徒のためにわざわざオリジナルの講義を作り、
片道1時間以上かけて出かけて行って講義をする、ということがどんなことかわかると思うのです。
でも、業者さんに丸投げしてしまって感覚が薄れてしまっているのでしょうか。
残念ながら、今回のイベントでは、モラルも崩壊してしまっているようでした。

同業者の皆さま、お気をつけください。
さすがに今回の例は極端かもしれませんが、
こういう「後味の悪い、善意を利用されるような」イベント、最近すごく増えているそうです。

私は今後、お引き受けする前に聞きたいことは全部聞いて、しっかり自衛しようと思います。

グラジオラスにょきにょき

2016-07-03 14:42:41 | Weblog
茗荷の群れの中にちょっと違う葉っぱが出てきたので取らずに様子を見ていたら、
立派に成長してグラジオラスの花が咲きました。
前に住んでいた方が植えていたのだと思いますが。
去年・一昨年は全然生えてこなかったのに、なぜ今年になって?

写真は一週間ほど前に撮ったもので、今は花の見頃は終わってしまいました。

自分ではなかなか選ばない、派手な花ですが、見応えがあってよかったです。
もう一株植えようかな(笑)。