カンガルー大陸をゆく!! ---福岡糸島編---

福岡・糸島に生息する研究者の日常。

SIN潜伏中

2006-12-21 00:37:20 | Weblog
今、シンガポールにいます。
シンガポール空港のラウンジを使用してみました。
ジムで運動して、シャワーを浴びて、軽食と飲み物を自由に取って。
電池切れしたPCも充電して。なかなか快適です。

話は金曜日に戻りますが、AGUが終わったあと、
サンフランシスコに2日とどまり、
おばさんやいとこたちと楽しく過ごしました。
本当に楽しかったです。特におばさん、お世話になりました。
味を占めてまた遊びにいくと思いますので(笑)
今後ともよろしくお願いします!

サンフランシスコからの帰り道は長い道のりです。
サンフランシスコからシドニーに飛び、そこで一泊。
そして今日の昼すぎ、シドニーを飛び立ちシンガポールへ。
ここで7時間半待って、もうすぐ最後の一フライト。
これでやっと福岡にたどり着きます。
3日ほどの間に太平洋を横断と縦断することになります。
どひー。

そんなわけで昨日はシドニーでのんびり過ごしました。
念願のボンダイビーチにも行ってきましたよー。
意外に小さなビーチでした。
あいにくの天候&平日の午後にもかかわらず、
そこそこサーファーがいましたねえ。
でも全体的に人が少なめで、風にあおられた波しぶきを浴びながら
砂浜にボーっと立ってサーファー見物なぞして、帰ってきました。

サンフランシスコもシドニーも英語圏で、
どちらも大して違いは無いように思うのですが
なぜでしょう、やっぱりシドニーにくると落ち着きました。
なんとなくですが、街の人々の言葉も
サンフランシスコのときより良く分かるみたい。
やっぱ慣れてきてるんでしょうね。
オーストラリアに。

いろんな時間帯を移動しまくっているので
体内時計がめちゃくちゃ・・・
と思いきや、割とまともに今、普通に眠たいです。

とりとめも無いですが、そんな感じです。

SFO潜伏中

2006-12-14 14:26:47 | Weblog
AGU参加のため、サンフランシスコに来ています。
今、水曜日の夜です。

私の発表は月曜日に滞りなく終了。
いつも論文を読ませていただいているD先生が
私の研究を見に来てくださって、
かなりキビシ目のご指摘をくださいました。
そのときは冷や汗モノですが、こういうご意見は
後で研究を続ける際にものすごく参考になるので
本当にありがたいのです。
ありがとうございます。今後ともどうぞごひいきに!

それにしても、英語圏から英語圏に来ているので
外国に来た!って感じがあまりしませんね。
ただ、いきなり寒くなっただけ(笑)。

外食三昧なので胃が疲れてきました。
ただのお茶漬けが食べたい・・・・。

Southwood先生来たる!

2006-12-08 08:14:26 | Weblog
少し前のグループミーティングでブライアンが
「12月に一般向け講演会やるから」なんて言っていたので
「ふうん?」くらいに聞いていたのですが、
直前になってパーシャに教えられてびっくり、
講師は「あの」Southwood!!

分野外の方には分かりにくくてすみませんが、
もう、「超」が付くほど有名な先生なのです。
今、ESA(European Space Agency, 欧州宇宙機関)の
Director(って一番偉い人ですよね?)でいらっしゃいます。

で、行って来ました。昨日の夕方。
 うわーっ、Southwoodだよ、
 本物だよ、
 すごーい!!

お話はヨーロッパの宇宙科学分野の最近の動向を
一般の方向けにやさしくお話しする、といった感じで
分かりやすく、面白かったです。
ブライアンとはもう長い付き合いみたいで
「196X年頃から~」とか、
「あのころ二人とも若手研究者で~」
とか言ってました。

ちなみにESA、「イーサ」かと思ってましたが
「イーザ」と読むらしいです。
一番偉い人がそう言うんだから間違いありません。はい。

その傘は何のため

2006-12-07 09:12:35 | Weblog
こちらの方はこの強烈な日差しにもかかわらず
日傘というものをほとんど差しません。
そしてタンクトップなぞ着て日向で本を読んでいたりします。
あきれるほどの無防備っぷりです。
なので子供は本当にきれいな真っ白な肌をしているのに
大人の肌は一様に荒れ荒れのガビガビ。
皮膚ガンの罹患率も相当高いらしいです。

私は最初のうち、ちょっと遠慮していたのですが、
このままでは肌が大変なことになったしまう!と
最近ではこまめに日傘を愛用しています。
そうしたら昨日の帰り道、子供が後ろから追いかけてきて
「Excuse me」
「なに?」
「どうして傘を差してるの?」

おお。そうきたか。

「これはね、雨のために差してるんじゃないんだよ。
 お日様に当たると肌が日焼けしちゃうでしょ?
 それを防ぐために差してるの」
と答えましたが、なんとなく分かったような
分かんないような顔をして去っていきました。

ちなみにその子は半パン一丁、上半身は裸、足は裸足。
そもそも「日光を避ける」という概念自体が理解不能かも(笑)。

ちょこっと宇宙天気ニュース

2006-12-06 10:44:19 | Weblog
日本時間の12月5日19時過ぎ、
X9.1の大規模フレアが発生しました。

フレアというのは太陽表面で起こる爆発現象のこと。
そのとき出るX線の強さで規模を決定します。
規模は大まかにA,B,C,M,Xにクラス分けされ、
クラスの中でさらに0から10までの数値によって
細かくランク付けされます。
という訳でX9.1はものすごく大規模なフレアなのです。
今、太陽活動は極小期なのでこの時期に
こんな大規模フレアが出た、というのも興味深いことです。

フレア爆発によって、宇宙空間に超高温のガスや強い磁場の塊、
大量の放射線粒子などが放出されます。
幸い、太陽面の中でも地球から見て真正面を向いていないところで
爆発が発生したので、直撃は避けられるかもしれませんが
それでもそこそこの影響は出ると思われます。
すでに地球近傍で高エネルギー粒子の増加が始まっています。
これから2,3日間、人工衛星の故障や通信障害、
明るいオーロラが出た、といったニュースに
注目してください。

さらに詳しいことを知りたい方はこちらをどうぞ。
(Sさん、ちょこっと宣伝してまーす。)
NICT 宇宙天気ニュース

Christmas Party

2006-12-05 14:20:29 | Weblog
修羅場真っ最中先週火曜日、Space Physics Groupの
クリスマスパーティーがDarby streetのタイ料理店で行われました。
こちらでは11月に学年末試験があリ、その後
学生さんたちは新学期が始まる2月までお休みなので
 クリスマスおめでとうと
 学年終了お疲れさまと
 今年1年お疲れさま
という、いろんな意味での区切りのパーティーなのです。
今回の目玉は今年Ph.D.(博士号)を取得したデイビッドのお祝いでした。
帰りがけにフレッドから聞きましたが、
デイビッドの博士論文はすばらしい出来で、
一箇所も修正すべき点がなかったとか。
う・・・すごい。
そんでもって、今度のAGUではポスターではなく口頭発表。
ついでに背も高く、結構ハンサム、スポーツマン。
完璧超人か?!
10年後、20年後が楽しみですなー。

パーティーの方は奥さん連れ、彼女連れで来る人もあったりして
実に家族的なパーティーでした。
当然、騒がしい店内でネイティブが交わす
取りとめのないおしゃべりなど
ワタクシにちゃんと聴き取れるはずもなく
なかなかハードなリスニング修行の時間でもありましたが
楽しかったです。

すすめ!しらせ

2006-12-05 09:10:20 | Weblog
今年はIGY(International Geophysical Year、国際地球観測年)から50年。
ということでIGYから始まった日本の南極観測も50周年。
途中中断した年もあるので今年の観測隊は第48次隊になりますが
その48次隊を乗せたしらせがパース近郊のフリーマントル港を
12月3日(日)に出発したようです。

もともと第1次越冬隊員である北村泰一先生のお話を
高校の講演会で聞いてコロリと心をつかまれ、
この道に入ってきた私なので、
(それまでは建築科志望だったのですよ。ははは。)
南極観測隊にはいつもちょっと特別な思い入れがありますが
今年は研究室の後輩にして長年一緒に仕事してきたSちゃんが
念願かなって夏隊に参加しているので思い入れ倍増。
がんばれ、Sちゃん。健康に気をつけて、元気に帰ってきてね!

しらせの現在地はこちらから。
http://www.nipr.ac.jp/jare/shirase/index.html

山を越しました

2006-12-01 08:45:59 | Weblog
ここ数日、お手洗いに行く間も惜しむような(笑)
修羅場が続いておりましたが、ようやく一山越しました。

ところで昨日の asahi.com で坂本龍一さんと矢野顕子さんが
8月(?)に離婚していた、と知ってびっくり。
というのも、ここ最近、「ほぼ日刊イトイ新聞」
「矢野顕子について坂本龍一くんと話そう」
「矢野顕子についてアッコちゃんと語ろう」
という二つの対談モノがお気に入りで毎日読んでいたもので。
(お手洗いに行く間は惜しんでも、こんなものは読んでたのです。はい。)
まあ、10年も前から結婚生活が事実上破綻していて、
5年も前から協議離婚の話し合いに入っていた、というのだから
もう本人たちの心の中ではいろいろ吹っ切れてるのかな?

あ、この対談、結構面白いですよ。ご興味のある方はぜひ。