カンガルー大陸をゆく!! ---福岡糸島編---

福岡・糸島に生息する研究者の日常。

満足です

2011-02-28 16:41:03 | Weblog
すべての仕事が終わり、帰途につきました。
今、シドニーへ向かって移動中です。

今回のニューカッスル滞在は大変有意義なものでした。
一週間という短い期間に幾人かと必要な議論を繰り返し、
方針をまとめあげる、という作業を
非常にうまく運ぶ事が出来ました。

前回フレッドが呼んでくれた時には
消化不良のままいたずらに時が過ぎてしまった感じでしたが、
二回目になって、その辺のマネージメントがうまくなったようです。

アカデミックポストに就いて、ポスドク時代とは違う
研究の進め方を身に付ける必要を感じています。
今回、そのための良いヒントを得たように思います。

贅沢な時間

2011-02-24 16:46:13 | Weblog
ニューカッスルに来てから、久しぶりにサイエンス三昧、
ディスカッション三昧の日々を送っております。
最高にエキサイティングで楽しい時間です。

今日は朝からミーティングを立て続けに3つやって、
もうすっかり頭がへろへろになって働かなくなりました。
帰ります。

クライストチャーチの地震

2011-02-22 20:24:37 | Weblog
すでにご存じの方も多いと思いますが、今日の正午ごろ、
クライストチャーチで激しい地震が起こって、街に大きな被害が出ているようです。

つい先日、見てきた町並みが一変しているのを見ると胸が痛みますし、
巻き込まれていたらと思うと本当に恐ろしいです。
壊れてしまった大聖堂も、4日前に
ライトアップされた美しい姿を眺めてきたところでした。

被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

ダニーデン天文協会のこと (3)

2011-02-20 21:44:11 | Weblog
現在、天文台の主要機材はセレストロンC14。
ファインダーにはメーカー不明の
6インチアポクロマート屈折望遠鏡が使われています。
そのほか、鏡筒部分がトラス(梁を三角に組んだ)構造の
組み立て式16インチドブソニアン反射望遠鏡などもあり、
出張観測などに用いられています。

ダニーデンから車で1時間ほど離れたMiddlemarch郊外に
観望用の小屋(古い農家の建物)を管理しており、
今回、私たちの磁力計はこちらに置かせていただきました。

この建物がまた、大草原の小さな家、といった趣の
大変興味深い建物でしたので、機会があれば写真などご紹介します。

ダニーデン天文協会のこと (2)

2011-02-20 21:42:09 | Weblog
天文台のドーム部分は1920年、
ミーティングや講演などに使われる別館は1960年に
それぞれ建設されました。

その活動は広く市民に支持されており、
ほとんどのダニーデン市民が、
一度は天文台を訪れたことがあるのではないか
といわれるほどです。
数年前には天文台の大規模な改修が行われましたが、
それにかかった多額の費用についても、
多くの市民から寄付金が寄せられました。

ダニーデン天文協会のこと (1)

2011-02-20 20:46:02 | Weblog
今回、大変お世話になり、またトークを行わせていただくなど、
交流を深めることもできたダニーデン天文協会について
ちょっとご紹介します。

ダニーデン天文協会は、1910年設立、
100年以上の歴史を持つ伝統ある天文協会です。
ダニーデンの中心地にほど近い緑地帯の中に
協会所有の天文台があり、冬期の半年間は
毎週日曜日に一般向けの天文観望会を開き、
平日にも予約があれば団体向け観望会を行うなど、
活発な活動を行っています。

観測地風景

2011-02-17 21:18:25 | Weblog
毎日こんな感じで、穴を掘ったり
コンクリートでセンサーハウスを作ったりして働いております。

写真奥に写っているのがアンプや記録器を置かせてもらう小屋。
ダニーデン天文協会の観測小屋です。
写真は、数日前のもので、小屋から30mほど離れたところ(画面外)にセンサーを置くので
センサーケーブルを埋設するための溝を掘削機で掘っているところです。
機械を操っているのは天文協会の会長さん。毎日大変お世話になっております。

今日の午後、すべての土木作業・設置作業を終えましたが
観測器に不具合が発生してしまいました。
今晩、緊急の改修を行い、明日、もう一度トライします。