人間ドックのため、交野に行きました。
天野川の土手の上を枚方側から交野へ向けて車で走っていくのはとても気持ちがいいです。
この辺りは平安時代に皇族・貴族が鷹狩りや花見で好んで訪れた地。もうすっかり宅地化されていますが、行くたびに何か明るく清々したものを感じる場所です。
在原業平の「狩り暮らしたなばたつめに宿からむ天の河原に我は来にけり」もここで鷹狩りをした時の歌。(しかしこの歌、色男っぷり全開で、ニヤニヤ笑っちまいたくなるのはわたしだけですか)
近くに禁野、という地名が今もありますが、これは皇室の狩場であり一般人の利用を禁じた野原、の意味だそうです。額田王の「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」の標野と同じ意味ですね。近畿地方には時代によってあちこちに禁野(標野)があったようです。これも調べてみると面白いかも。