カンガルー大陸をゆく!! ---福岡糸島編---

福岡・糸島に生息する研究者の日常。

政権交代

2007-11-26 16:28:48 | Weblog
今週末は3年に一度行われるオーストラリア連邦議会の総選挙の日でした。
上院の半数と下院の全部が改選されます。
オーストラリアでは投票は「義務」。
正当な理由無く投票しなかった人には罰金が課せられます。
「無党派層は寝ていてくれれば」といった発言が
この国の公人の口から発せられることは、まずないでしょう。

投票箱は現地時間の6時に閉められ、開票結果がでてくるのは8時頃。
オーストラリアでは西と東で2時間の時差があるので
西オーストラリアの人は東側の結果を見たあと投票できる、
という不思議な現象が起こります。

結果はご存知のとおり、11年首相を務めたハワード氏率いる
自由党・国民党の保守連合が大幅に議席を減らし、
ハワード氏自身も落選してしまいました。
新しい首相には労働党のラッド氏が就任予定です。

ラッド氏が労働党党首に就任した昨年12月以来、
さまざまな局面で追い風が吹く様子を現地・オーストラリアで
目の当たりにし、なかなか興味深かったです。

また、土曜日の夜、選挙の大勢が明らかになったあと、
ハワード氏が敗北宣言を、ラッド氏が勝利宣言をし
お互いにエールを送り合う(多分そうだったのだと思う。・・・英語力の限界)
様子も、日本とは違っていて、なかなかおもしろい物がありました。

ラッド氏は中国語を流暢に操り、自分で漢字を当てた名前まで持っている中国通。
対アジア政策は日本重視から中国重視に移っていくだろうと言われています。
今後どうなっていくのか、これまた興味深いところです。

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