いいことみ~つけた

小さな喜びみつけて、"幸せ!"って感じられたらいいな!

宮崎の旅  西都(さいと)市 米良(めら)山中

2011-12-12 08:00:25 | 日記

宮崎県西都市から 米良街道を どんどん山奥へと進む

途中から 車一台通るのがやっとの細い道へ

一昔前 村の学校に通ってくる先生がなかなか来ないので 探しに行くと

 車ごと川に落ちていたという話があったくらい 細い危険な道

坂を登ると道が急に広くなり 目の前が開けた

 

        

今は 廃校になっている学校に入る道だ

 

天を衝くような 大きな杉の木

 

根元は一本の大きな幹

途中から 二本に分かれていた

 

辺りは うっそうと茂る竹林

 

驚くほど 太くて長い

 

竹林の中には 地神様が祀られていた

 

さらに坂を登ると 尾八重神社が鎮座

今日は 尾八重神社創建500年記念の 例大祭の日なのだ

そして 尾八重神楽が奉納されるのだ

隣接している 廃校になった学校の校庭で 行われる

 

 

𨕫(しめ)は すでに上がり

 

 準備は整っていた

 

青竹に入れて燗をした 焼酎がふるまわれている

私も 仲間に入れていただいて さっそく一献

 

ありゃ~ これは 燗しすぎだ~ 

 

靴を脱ぎ 校舎に入ってみた

平成13年まで 児童生徒が通ってきていたことがわかるね

 

廊下には 表彰状 児童の絵画などが 当時のまま残されていた

 

どこか 郷愁を覚える 風景だ

各教室は 畳が敷かれ 

衣装を着替えたり 休憩をする部屋になっていた

 

お手伝いに来ていたたおばさんについて歩く

ヘアピンカーブしている道路だから

上の道に行く 近道だとか

そのおばさんは とにかく歩くのが速かった

心臓バクバクさせながら ついて行った

 

竹林の下には 何百本 いや何千本という シイタケのほだ木が並んでいた

宮崎の 肉厚のどんこシイタケは有名だものね

 

少し行くと 尾八重牧場

口蹄疫が流行った時 宮崎牛の種牛が 

人の踏み込まない この山奥に連れてこられていたとか

尾八重は それほどに山深いところなのだ

現在 この地区にある家は 約20戸

 

ほとんどの人が 便利な都会に移り住んでしまったとか

尾八重神社の 祭りには

 以前 住んでいた住民が 地元に帰ってきて 神楽を舞うそうだ

 

 

猪汁作りの手伝いをさせてもらおうと思って声をかけたけど

とうとう お声はかからなかった

 

いよいよ 7時から神事が始まるよ~