お盆休みに主人の両親とご先祖様のお墓参りを兼ねて広島に行ってきました。
宮島に行き、市内に戻って原爆ドームや資料館を見るという強硬スケジュールでしたが、原爆ドームのその静かな迫力に衝撃を改めて感じました。空がとても青くかえってドームの悲惨さが際立っていました。子供達にとっては初めての経験でどれくらい内容を理解できたかは分かりませんが、今の平和の礎にこのような悲惨な出来事があったことをしっかりと受け止めてもらいたいと感じました。
次の日は呉市に行き「大和ミュージアム」という戦艦大和を展示している所に行きました。ここでは零戦、魚雷、大和の十分の一の模型を見ることができました。零戦の尾翼が一部布で出来ていたことなどびっくりすることだらけでした。
ここでは佐久間勉艇長という偉い方の展示に感銘を受けました。潜水艇の事故に遭遇してもう戻れないと分かったときに彼がしたためた遺書が展示してありました。「船員全員最後まで持ち場をよく守っていたこと。その遺族の今後のこと。また今回の事故の原因と思われること。」最後は苦しさで字が乱れていましたが、しっかりと書かれていました。その通りこの艦ではみな全員が持ち場で亡くなっていたそうで、こういう事故の際はみな出口に殺到するものなのに、その精神力の強さに外国の方がびっくりしアメリカでは教科書に載っているそうです。
次回は海軍兵学校があった江田島からレポートをお送りします。(byマーノ大佐)