浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

総選挙の結果は?

2012-11-27 17:00:29 | 日記
 12月に行われる総選挙において、新自由主義路線、憲法改悪、原発の存続、TPP参加の方針を持つ政党を勝たせてはならない。

 自民党・公明党は、2009年まで政権を握り、非正規労働者を大幅に増やし、格差を拡大し、生活困難者を増加させた。そういう政党には政権に戻ってもらいたくはない。

 民主党は、2009年選挙では、新自由主義路線から離脱するかのような姿勢を示していたが、残念ながら民主党内には権力欲に溢れた(本当は自民党でも民主党でもどちらで立候補してもいいような政治屋ども)有象無象の議員をたくさん抱えていたが故に、マニフェストにない消費税増税を自民党と公明党と野合して決定し、また前原のような対米隷属路線を推進する新自由主義者を中心にTPPへも参加しようとしている。こういう政党は、もう信用できない。

 そして「日本維新の党」。これについては今までもこのブログで書いてきたが、口から出任せの大言壮語でマスメディアに注目させ、最近は中国の反日感情を引き出して日本経済を悪化させた核武装論者・石原慎太郎グループと野合した。こういうわけのわからない政党は、大阪の人は好きかもしれないが、ボクはとても信用できない。「維新」は、決定権を持っているのは橋下ただひとりという独裁的な政党ではないか。

 となると、それ以外の政党をボクたちは選ぶべきだ。

 滋賀県の嘉田知事が「日本未来の党」を結成し、自民党、公明党、民主党を除く少数政党がそこに合流する動きがある。

 マスメディアは、偏向報道を続けているが、ボクたちはきちんと考え、理性的な判断をしなければならない。

 若者たちの未来は、自民党や公明党、民主党、そして「維新」なんかには託せない。彼らが現在の政治状況をつくってきたのだから。これらの政党が勝利することこそ、まさに「復古」であって、そこに未来はない。
 
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正解ではなく「最善の解」を

2012-11-27 13:08:40 | 日記
 日本の学校では、小さいときから「正解」があることを教えられてきた。大学入試まで続く試験制度の中では、正解をどれほど知っているかが試されてきた。

 しかし、正解がないものは、実はいっぱいある。

 大学に入るまでは、とにかく正解があって、正解に近づくことが求められてきた。しかし、大学に入ると、正解のない問いを自分でたて、いろいろな文献を読み、そして考え、自分自身にとって最善の解を生み出していくという作業が求められる。もちろん「最善の解」=正解ではない。

 だがそれでよいのである。

 こういう作業を経験することは、ほんとうに大切なことだ。

 というのも、インターネットのいろいろな書き込みを見ると、学ぶ過程、思考過程があったようには見えない、とても短絡的な言辞が、時には罵詈雑言と言うしかないほどに乱暴な言葉で綴られている文に出会うからだ。

 そういう文は、なぜか、他者を根拠なく誹謗し、みずからがおそらく支持しているのだろう人、本、そして考え方を無批判にかつ熱烈に肯定している。要するに威勢がいいのである。

 考えてみれば、日本のことばは、より過激に・・・という方向に動いているような気がする。

 浜松祭りが毎年5月に行われるが、昔は「練り」ということばがあったが、今は同じことを「激練り」という。内容は変わらないのに、「激」がつくのだ。

 先ほどのインターネット上の書き込み、これをみると、自分で考えることの嫌いな人びとが、あまり考えなくても良いようなことをある意味の「正解」として安易に受け入れているのではないかと思えてしまう。

 インターネット上の支持者が多いといわれる安倍自民党総裁のことばも、インターネット上の書き込みに近いものを感じる。

 そういう人がもし首相にでもなったら、と思うと、怖い気がする。

 私たちは、社会や政治には正解ではなく、「最善の解」を求めていきたいと思う。
 
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