浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

政治状況を読むために

2012-11-24 17:37:15 | 日記
 東京大学でジャーナリズムを教えていた桂敬一氏。今、彼のペンが走り出している。


 http://www.news-pj.net/npj/katsura-keiichi/20121120.html
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「統一戦線」

2012-11-24 16:44:57 | 日記
 1930年代、ヨーロッパにおけるファシズムはイタリア、ドイツ、スペインで勝利を得た。しかしファシズム勢力は、これらの国々だけではなく、ヨーロッパ全域で活発な活動を繰り広げた。

 これに対し、ファシズムに危険を感じた良識的な人々は、各地で反ファシズム統一戦線を結成してファシストと闘い、そしてファシストによる権力奪取を阻止した。フランスがまさにその代表である。スペインでも、一度は反ファシズム統一戦線が勝利したが、ドイツやイタリアの強力な支援を得たフランコがそれを武力で倒し独裁政権をうちたてたのだ。

 この歴史を見ると、「統一戦線」はきわめて有効である。

 現在の日本。石原とか、橋下とか、自民党など新自由主義に染まった人々や、核武装論者、憲法を改悪して「国防軍」を設置しようとか、TPPに参加してアメリカに現在でも貢いで貢いで貢いでいるのに、さらにアメリカ資本に貢がせるという勢力が、選挙で協力関係をつくろうとか、選挙後には手を組もうとか、いろいろな動きが報道されている。

 そこでボクは訴える。

 周辺諸国と協調して平和を維持し、アメリカとの隷属関係を断ち切り、消費税増税という庶民生活を苦しめる政策をやめ、そして原発依存から脱却するという勢力が手を結び、広汎な選挙協力をして、悪政が続く日本の政治を変えていこう、と。

 この総選挙とともに、東京都知事選挙が行われる。社民党、生活者ネット、共産党、国民の生活が第一、新社会、みどりの風、緑の党などが、宇都宮健児前日弁連会長を当選させようと共通のテーブルについたそうだ。

 国政でも、この構図をつくりだせないか。「維新」などという古くさい言葉をつかう勢力、戦前の日本に郷愁を持ち、時代を逆戻りさせようという勢力、庶民が困っても平気でいる勢力、こうした勢力と闘うために、「統一戦線」を結成しようではないか。

 ボクは学生時代、1930年代ヨーロッパにおける反ファシズム統一戦線の闘い、これに関する本を読みふけった。現代日本を変えていく手段はこれしかないと思った。「統一戦線」、今こそその結成が求められている。

 NO PASARAN!  これはスペイン人民戦線が唱えたことば、「奴らを通すな」である。「奴ら」とは、もちろんファシストのことである。

 ボクたちも、そろそろ強い姿勢で立ち向かわなければならないのではないだろうか。

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