9月10日,Tiagra4600に換装したアンカーの試走を兼ねて奄美市住用町東仲間まで出かけました。妻のボードウォークの試走もします。私は自宅から自走,妻は折り畳んだボードウォークを車に載せて,合流地点の奄美体験交流館に向かいます。
例によって赤土山の斜度10%の坂道を登りました。リアの最大は30Tですが,このギアは封印して次の27Tまでを使うことにしました。それでは10速化した意味がないと思うかもしれませんが,4500の最大ギア25Tよりも2T多い27Tで頑張ることにします。30Tは保険のようなものです。
ギアチェンジはとてもスムーズで快適でした。ワイヤーは再利用なので初期伸びもなさそうです。
本日は「あまみシマ歩きマップ」という小雑誌に掲載されていたコースを利用します。鹿児島県大島支庁で作製したガイド本で,島内の散歩コースが紹介されています。なかなか良くできていてしかも無料です。
自走で奄美体験交流館に到着し,妻が車載してきたボードウォークを組み立てて出発。と,その前に交流館の中を覗いてみることにしました。
ロビーに地場産品を売っています。
オクラは100円。スーパーの1.5倍は入っています。
冬瓜は300円。奄美ではシブリと呼びます。大きくて一度には食べ切れません。
規格外のマンゴー。袋入りで1500円。自家用にはこれで十分です。
手作りパンもありました。
いよいよ出発です。
妻の自転車の乗り方を見て大笑いしました。
どんな乗り方かというと次のとおりです。
左足を左のペダルに乗せて,右足で地面を蹴って勢いを付けます。そして右足を前の方に持ち上げて,フレームを越してからサドルにまたがるのです。そんな乗り方をする人は最近見たことがありません。それって,昭和時代の乗り方だ(ゲラ,ゲラ)と笑ってしまいました。
昔は助走を付けて乗る姿をよく見たものです。大きな荷物を積んだ実用車に乗っていたおじさん達は,助走をつけてからエイヤッと右足を伸ばしてサドルにまたがったものです。三角乗りをしていた幼い頃は,それがとてもかっこよく見えました。
ボードウォークが7速とはいえ,軽いギアに入れておけば助走の必要はありません。またがって漕げば良いのです。
さて,写真は川内川にかかる里見橋です。左端の桁が「へ」の字に折れ曲がっています。パンフレットによれば左岸が地盤沈下した結果だそうです。通行には支障がないらしく現役です。
さきほどの川沿いの道を遡り「モダマ」の自生地に着きました。妻は坂道の途中で下車して押しています。
坂道を下り「モダマの郷販売所」に行きました。無人販売所です。
バナナがぶら下がっています。値札がないので販売用ではなさそうです。かといって「ご自由にどうぞ」の案内もありません。おいしそうだったのですが,いやしい気持ちを封印して店内を見学します。
黒いのがモダマの種です。直径は5センチほどでしょうか。1個300円~1000円まで加工の度合いで値段が付いています。
窓際に乾燥したモダマのさやがぶら下がっています。窓枠と比較してみるとその大きさがわかると思います。大きな物は1m以上あります。
モダマの郷販売所を後にして,東城小中学校に着きました。写真に見えるのは押しボタン式信号です。国道58号から入っており,交通量は少ないので信号の必要はなさそうです。「教育用信号」といって小中学生に信号の意味を教える目的で設置されたそうです。
校門の中には鹿の親子の像があります。卒業生のタイムカプセルなのではないでしょうか。ちなみに奄美には鹿は生息していません。
こちらは虎です。奥には竜が見えます。
元の中学校敷地には「ET」もいます。
その隣には「エリマキトカゲ」がいました。当時はやったものを卒業記念に製作したのでしょう。「ET」といい「エリマキトカゲ」といい,まさに昭和です。前方の木が大きくなりすぎて,木の陰に隠れてしまいました。
「奄美市木工工芸センター」です。以前は「住用村木工工芸センター」といっていました。奄美大島の木材を使った木工品を作っています。木工体験もできます。
使用している木材はリュウキュウマツやクスノキなどです。
リュウキュウマツを使った椅子です。
ハブ棒4410円,ハブ箱6930円と書いてあります。セットで11340円になります。3匹捕獲して役場に持っていけばもとがとれます。
ハブ箱です。捕獲したハブを入れておくためのものです。少し高いです。
近くにある「サン奄美」という農産加工品の販売所です。
店内はこんな感じです。タンカンの加工品,黒砂糖などを販売しています。
販売所前での2ショットです。この後出発地点に戻りました。
奄美市内まで買い出しに行くことになっていたので,ボードウォークは折り畳んでライフの荷物室へ積み込みました。自走で来たアンカーをどうするか?ここから自走でそのまま帰るか?さらに自走して奄美市内まで行くか?奄美市内まで自走するとさらに1時間以上かかります。
結局,アンカーの前輪と後輪を取り外して,後部座席に積むことにしました。
今回はアンカーの試走を兼ねたサイクリングでした。次回のサイクリングはインパルスとボードウォークを車載して出かけることにします。
初耳初見のものが多く、モダマの巨大さに驚きました。