たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

昔,自転車運転免許証なるものがありました

2009年10月07日 | 自転車に関する雑記

前日の記事を書きながら思い出しました。はるか40年くらい前のことです。小学校独自で発行する自転車運転免許証なるものがありました。50代の人には記憶があるのではないでしょうか。
その頃は年に1度交通安全教室とあわせて自転車の運転技術を審査し,合格者には校長先生から自転車運転免許証が交付されていました。前日に先生たちが運動場に交差点やS字路などのコースを石灰で描いて準備します。「あした自転車を持ってこられる人?」という先生の質問で,翌日自転車を持ってこられる児童が数人選ばれるのです。今と違って家庭に自転車のあるこどもは少なかったうえ,子供用自転車があるというだけで少し誇らしく手をあげたものです。自転車がある家庭でも大人用の大きな自転車がほとんどでした。自転車というものは大人が使う実用品であり,子供用自転車は贅沢品でした。その頃,いとこのお兄さんのお下がりでもらった子供用自転車が私の自慢でした。えんじ色のフレームに赤と白のツートンカラーのサドルというちょっとしゃれた自転車でした。
大人用でフレームのトップチューブがあるのを「男自転車」と呼んでいました。それに対して「女子(おなご)自転車」というのがありました。
トップチューブのない,今のママチャリの前身となる自転車です。女子自転車にはサドルに尻が載っからなくても立ちこぎで乗れました。でも,小学生が男自転車に乗るには工夫が必要でした。トップチューブの下から向こう側に足を入れ,片側のペダルをこぐのです。もちろんサドル(当時は「鞍(くら)」)に座ることはできません。まるで曲乗りです。この乗り方を「三角乗り」と呼んでいました。
肝心の自転車運転免許証ですが,たいがいの子どもはもらえました。免許証がないのに乗っているのが見つかると,同級生のちくりがもとで「帰りの会」で反省させられるものでした。
今より車はうんと少ない時代で,砂利道を自転車で走り回り,よく転び,しょっちゅうパンクしていたことを覚えています。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自転車に制限速度はあります... | トップ | 車道走行権を確立するには »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自転車に関する雑記」カテゴリの最新記事