自転車通勤を始めたい人に その２ 自分だけの自転車を確保しよう！

自転車通勤を始めようと思うあなた。まず，自分だけの自転車を確保することから始めましょう。市街地を除き，公共交通機関の発達していない鹿児島県において一家に２台以上の自動車は当たり前。自動車を買うのに比べれば，自分だけの自転車を確保するのは安いものです。家族共用ではなく自分だけの自転車を持てば，維持補修を自分ですることになり，常に良好なコンディションで通勤できるはずです。

それではおもむろに「自転車を買いに行くぜ！」と気分は高まると思いますが，ちょっと待ってください。その前にあなたの通勤経路の交通状況と距離を確認してみてください。状況によって選択する自転車が変わってきます。

１　通勤距離が５㎞未満で，信号がやたらに多い場合。自宅にママチャリがあればそれで十分です。自分の体格にあわせてサドルの高さを調整してみてください。スタンドをおろし，サドルにまたがった状態で両足のつまさきが着くくらいが最適な高さです。自分専用の自転車が確保できないあなたは自転車を買いに行きましょう。ママチャリなら１万円台から売っています。お店はホームセンターでもかまわないでしょう。でも，安い自転車は安いなりの理由があります。
まず，車体に強度がないので悪路を走ると車体がぶれる場合があります。次にメッキや塗装の仕上げがよくありません。２年もたたないうちに錆が発生し，３年も経つと見るのも嫌な状態になります。
せっかく自分専用の自転車を買うのであれば，３万円以上で３段変速機が付いたママチャリにしましょう。もし，あなたが通勤だけでなく週末にスポーツサイクリングを楽しみたいと思うのであれば，スポーツ系の自転車を買うことをおすすめします。その場合はスポーツサイクル専門店で買いましょうね。

２　通勤距離が５㎞以上１０㎞未満の場合。微妙です。ママチャリでは少しきつい距離になります。スポーツサイクルかママチャリかあなた次第です。

３　通勤距離が１０㎞以上の場合。スポーツサイクルにしましょう。買う場合はスポーツサイクル専門店がよろしいです。まちがってもホームセンターで買わないようにいたしましょう。また，チェーンでやっている自転車屋さんも「ＮＯ　ＧＯＯＤ」です。理由は雇われ店員が定期的に異動するためなかなか顔なじみになれないためです。腕も不確かな場合があります。先日，息子の通学自転車のチューブ換えを頼んだら，ねじった状態で装着してあったらしくいきなりパンクしてしまいした。

以上を確かめたらショップに行きましょう。専門店であればあなたの通勤事情にあわせた自転車を提示してくれるはずです。値段はホームセンターの安売りママチャリとは一桁違うと思ってください。目をむくような自転車もおいてあります。あなたのふところ具合にもよりますが，けちってあまりに安いものをチョイスするのはやめましょう。自転車の楽しみを覚えてしまえば，もっとグレードの高い自転車が欲しくなるからです。また，安ければあなたの自転車通勤が三日坊主になりかねません。それなりの値段の自転車を買えば，もったいないという気持ちになり自転車通勤が長続きすることになります。私が次の１台を買うとしたらクロスバイクにしたいと思っています。
あなたの成功を祈ります。