ハリウッドで女優になる…あるOLの挑戦

2013-01-12 19:00:00 | 日記風
 やっぱりあの人は今って感じの話になってしまうが、こちらは今も現役でハリウッドで活躍なさっている。

 90年代から現在もエッセイ本などを出されているようだ。

 中村佐恵美さんという方で、私も日本でサイン会をした時近所だったこともあり、サインをもらいに行ったことがある。
 その時は吉田美和さんに似た方だなって思った。

 元々不動産会社のOLをしていた。婚約者もおり、それでも今の生活に疑問を持ち、ハリウッドで女優を目指す。

 また、ときはバブル。その頃の女の人は行動力があるというか、飛んでた。

 「ナチュラル・ボーン・キラーズ」「トゥルーマン・ショー」「ヒマラヤ杉に降る雪」(工藤夕貴さん主演作)「HEROES」(マシ・オカ演ずる姉の役)などに出演されているらしい。「クローサー」にも母親役でゲスト出演しているそうだ。

 
 現地でのオーディションの日々、婚約者の励まし(のちに彼は日本で他の女性との結婚を決め、その女性と結婚するのだが、それをいつ言い出すか、迷っていたらしい。純粋に彼女は彼女として励ましたかったため言えずにいたようだ)、摂食症といろいろ乗り越えつつ、今もあちらで頑張っていらっしゃる。

 たまに日本に戻ってきて、現地でのお話しなんかされてるらしい。

 普通の売れてるタレントが乗り込んでも成功するのは難しい。

 日本で何の経歴もないOLがハリウッドに挑戦できたのは、バブルの魔法だったのかもしれない。

 ただ乗りんでいっても諦めて帰ってくる人の方が圧倒的に多い。

 日本でハリウッドに挑戦した先駆け的存在と書かれている方もいる。

 今現在、現役で頑張っていらっしゃることを考えると、いつか大きな花が咲くのかもしれない。

どう考えて天性の俳優・水谷豊

2013-01-12 15:00:00 | 日記風
 世の中にいろいろな俳優がいて、いろんな運命を歩んでいく。

 しかしこの人もまた稀有な俳優の1人だと思う。

 14歳で子役として主役デビューして、波に乗って萩原健一さんの弟分役で注目を浴びる。

 そのあとは一世を風靡した熱中時代だろう。視聴率男と呼ばれたのもこの頃だろう。


 普通1人の俳優が1つのハマり役を得たらそれは凄いことだ。

 けれどこの方の場合、年齢年齢で、当たり役を得て行く。


 俳優としては珍しいケースに思える。


 特にファンで追っかけをしていたわけではないが、刑事貴族というドラマがCSで放送されていた。パート1は違う人が主役のようだが、2,3と主役を務めている。

 この辺のこの時代の反響は知らないが、できるということは数字を残して、愛されたということだろう。

 単発ドラマでもいくつもの役を演じている。


 そして今になって行きついたのが、かの「相棒」だ。

 普通、リバイバルして売れる俳優はいるが、ずっと現役として走り続けてきて、また当てるというのは…なんなんだ?

 あくまでドラマ向きの俳優さんなんだろうけど、ここまでハマり役を得られるというのはなんなんだろう?

 天性の才能なのかね。

 ご本人はあまり俳優に執着していなかったようだが、演技を見ているととにかく細かい。
 かなり工夫してきたんだろう。

 一球一球全力投球だったんだろうか。

 しても叶うものではないんだけどね。

 それでもスランプの時期はあったようだ。とっても意外な感じがするけど。ないと伸びないものでもある。そこで負けなければ、というのはつく。

 集中力があるんだろうけど、引越して、半年経つのに引越しする前の家に帰った。
 家の中で縫うほどの怪我をした。
 住んでいる家の中で迷う。

 集中力なのかね。

 普段はドジのようだ。


 それでも1つ秀でたものがあれば十分だ。そしてあるから怖い。

 なにより、結婚してから元・キャンディーズで女優の伊藤蘭さんのサポート力も大きかったようだ。
 夫を立てたいい方がして、外では俳優としての面目を保たせる。賢い奥さんなのかもしれませんね。

 そんな家族のサポートもあってこその、今の俳優人生なんでしょうか。

 一体いつまでハマり役を得、いつまで一線に立ち続けるのか見てみたいものだ。

 70歳になってまたブレークと言える役に巡り合ったら…本当に天才だと思う。

スマッシュ ~代役

2013-01-12 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 ついに舞台公開稽古にもこぎつけたものの、投資家の色はよくない。マリリンを演じるアイビィーがドジを踏んだ。

 スターを使うしかない。

 映画スターのレベッカを使うことになった。しかし彼女は稽古当日に現れない。
 ニューバの仕事で引っかかって1週間は来ない。

 その間、プロデューサーのアイリーンは投資家たちを口説いてはみるが、実際レベッカを見て演出プランを見るまではと動かない。

 本来のマリリン、アイビィーはなんとか返り咲こうと作戦を練る。

 1週間、レベッカが来るまでマリリンの代役をすることになった、かつてアイビィーとのマリリンの役のとりあいに負けたカレンが、マリリンの代役を務める。


 考えれば、舞台以外でも脚本家のジュリアはマリリンの夫ジョー役の俳優とかつて不倫の関係でそれが再び火が付き、息子と夫にバレる。
 夫のフランクは家を出た。不倫も終わる。

 作曲家のトムはゲイだが親の用意した見合いの相手と付き合ってみたものの破局。

 カレンも同棲する恋人デーヴの仕事の失敗で破局の危機を迎える。

 アイリーンはどうにか行きつけの酒場の店主にランディーというロック歌手を紹介され、必要な700万ドルを手に入れる。

 全てがぐちゃぐちゃで、ダメかと思うが、それがショービジネスの世界ということか?

 やっとレベッカが到着する。しかし元々映画スターに舞台がこなせるのか?

 まだまだ難題は続く。


 しかし人間関係が総ざらいに変わっていく時って悪い時ばかりじゃない。
 環境が変わっただけだ。

 前に進んだ証かもしれない。

 まだまだ答えは出ないわけだが…。

フランスの死刑執行を支えた一族

2013-01-12 02:00:00 | 日記風
 フランスに死刑制度はない。
 日本でも議論はあるが、無くならないのではないかと思っている。

 フランスは1989年まで死刑を執行していた。しかも実に熱心にだ。

 19世紀頃は処刑は午後3時~、朝、夜明け前と時間が変わっていった。

 広場で行われていたものも処刑場へ変更された。

 1番怖いのはフランス革命以降、廃止まで処刑法はギロチンオンリーだったそうだ。


 この時代になると、そうでもないはずだが、中世だと欧州は親の職業を継ぐのが当たり前だった。

 親が死刑執行人なら子も嫌でもそうなる。

 けれど、フランスでは、死刑執行人は全土で1人しかおらず「ムッシュ・ド・パリ」と呼ばれていた。パリと付けられるのはパリのみのようである。

 プライバシーに配慮がなかった時代は死刑執行人の名前、家系図まで公表されていたが、それにより親族が自殺するなどの事件が起こり、氏名などは発表されなくなった。

 当然、尊敬などされない。軽視の目で見られる。社会的評価も低い。

 だけど、手を染めると転職ができないそうだ。
 なおの上、政府の経費削減のため、固定給もわずかで行員をアルバイトしないと生計を立てられないあり様だったようだ。

 長らく務めていた執行人にアンドレ・オブレヒトという名がある。
 真面目というか、工場道路う社としても働きながら、死刑執行のため休みをとり過ぎ、会社経営者を法務省に説得してもらおうとしたが失敗し、アルバイトを辞めても死刑執行執行人としての業務を行った人だ。

 真面目、なんでしょうね。そうとしか、言えない。他の変わる人がいないし、死刑はあるわけだから。

 アンドレは叔父が死刑執行人だった。子どもの頃から叔父のアナトール・デイブレルについて仕事を学んだ。

 …仕事というには、辛いが、仕事なんだろう。

 本来、アナトールには実子がいたが早くに亡くなったため、同じ年のアンドレにおはちが回った。
 そして第2助手となる。
 アナトール死後は第1助手のアナトールのいとこ、ジュール=アンリ・デフルノーが死刑執行人の職を継いだ。しかしオブレヒトとは仲が悪かったそうだ。

 この頃はまだ他にも死刑執行人がいたようだが、みんなドイツ占領下となったフランスのレジスタンスの中で仕事を辞めて行った。

 そして1947年、デイブレルとの関係が悪化し、1951年に彼が死去すると自ら死刑執行人に立候補し、死刑執行人に就任することになる。

 1974年に健康上の理由で辞任するまで続けた。
 その後はアンドレの義理の甥であり助手であるマルセル・シュヴァリエが受け継いだ。

 1981年の死刑制度廃止まで彼は勤めあげた。そして最後の死刑執行人になった。 


 今は絶対に死刑制度は復活させないと言っている。

 一族で、仕事を支えてきた人々がいることを考えると、フランスの死刑制度とは、重いものだったとしか言いようがない。