セスナに乗った女

2013-01-18 19:00:00 | 思い出
 乗っただよ。

 もうずい分前のことだけど、ある団体に入っていたため、福生から乗っただよ。

 私ははっきりいって乗りもの酔いする。電車で本を読んでいて下を向いているだけでも酔う。

 でも乗りたかった。できればスカイダイビングがしたいくらい。

 でも埼玉の結構奥の方に行かないといけないとか、数日講習を受けないといけないとかあって、考えてる内に今に至る。でも意外と近いね。最近、そばまで違う用で行って判った。後は料金だね。

 その代わり、セスナに乗っただよ。


 後から聞いたが、セスナっていうのは戦闘用だから、もっとも余分なものがなく、1番揺れやすいそうだ(笑)酔っただよ。

 床がぐらぐら揺れるだよ。もうこれは危ないというくらい揺れるだよ。

 もう1度でいいですわ。

 多分、ヘリコプターなどの方が酔いません。


 神奈川方面を飛んだけど、山があるなと思うと、そこが削られて、ゴルフ場になっているんだね。

 好きな人には素敵な風景かもしれないが、しない人間からすると、なんとまあ、贅沢なという光景だ。


 でも、この手の免許を持っている友だちがいると、「昼は、東京都の島で魚、食おうぜ」ができるそうだ。
 飛行機は自家用なのかレンタルするのか知らないが、ひとっ飛びができるそうだ。

 本気で、免許取ってやろうかと思ったわよ。

 でも外国に研修に行かないといけないし、自動車の免許どころの値段じゃない。

 自動車の免許がない人間が、趣味で取る代物だろうか?

 まあ、金銭面で挫折だわね。


 飛行機って、空に道があるそうで、地図は1年くらいで変わるらしいが、そこを飛ぶというルールがあるそうだ。
 もう変わってしまったからという理由で、その地図をもらったが、誰かに何故それを持っていると聞かれたら
 「道で拾ったと言ってください」
 と言われるほど、意外と重要なものらしい。もうそれは、使われないものだからOKなんだけどね。念のためらしい。


 でも私って、飛行機類でもぶつかりやすいのね。
 その1回乗ったセスナでさえ、コードを間違えたのかなんかで、他のセスナと接触しかかった。

 あとで操縦士が喧嘩してた(英語なので詳しい内容は判らないが)

 私は乗りものに乗るとぶつかりやすい。

 今のところ、バスと電車は間違いがない(電車が事故でどこかに止まって遅れることはしょっちゅうだ)

 これからもバスと電車は私を守ってね。

不遇な作家というべきか、天藤真という作家

2013-01-18 15:00:00 | 日記風
 これで天藤真(てんどうしん)読みます。

 この方は私の読書傾向に多大な影響を与えた人であります。

 とにかく根底に優しさが溢れている。特異な作家だと思います。ユーモアがあると言われますが、ユーモアというより、人を見る目の優しさや、人の善の中にあるどうしようもない悪の部分をえがくのが上手いのだと思います。

 しかし、作家として幸せだったか?と言われると、それは、謎。

 昭和50年代。西暦だと何年なんだ?80年代くらい?この時代にミステリー、推理小説の基礎は出来上がり、今読んでもこの時代にこれだけのトリックがえがかれているのかと驚く作品が多い。

 だから、平成を前にして、やっと天藤氏の代表作「大誘拐」(創元推理文庫)が松竹から映画化されたのは、遅すぎるのです。

 おおよその内容を説明しますと和歌山に住む紀州1の金持ち、柳川とし子刀自(とじ=金持ちにつけられる称号みたいなもの)が虹の童子と名乗る3人の男に自分の山を見回っている時誘拐される。一緒にいた少女は返させたが、とし子刀自は気丈に誘拐されて行く。

 山に住む知り合いの女性の家を拠点とする。ところでいくら身代金を取るのか?と聞いた途端、とし子刀自の顔色が変わった。
 少なすぎると言うのだ。
 自分なら100億は価値がある、100億にしろと犯人に迫る。

 しかし100億円なんてどうやって受け取っていい?犯人側が焦るが、とし子刀自が全てをテレビで中継させること、多分、この捜査を担当するのは自分が奨学金を出して警察官になった男だから、そことの戦いになる。

 虹の童子はいつの間にか、誘拐犯からとし子刀自の手下のような役回りになってしまった。

 100億円は奪えるのか?犯人は捕まるのか?何故100億円などという高額を出して着たのか?

 ユーモアを交えながら話が進んでいく。

 実際、この時代に、こんな話が書かれていたのは凄いことだと思う。

 そのあと、松竹が、やっと映画化するわけだが、その時、作家は故人だったんじゃないかな。

 キャッチが、いないいないばばあ、だったのもなんとなく覚えている。虹の童子もレインボーキッズと若い人にも受け入れやすい名前に変わっていた。

 ただ、書籍は書かれた時から書籍に定められた運命を歩む。作家もまた、世に出た時からその作家にしか歩めない道を歩む。
 この「大誘拐」は第32回日本推理作家協会賞長篇賞受賞作を受賞している。とても栄誉なことである。

 なんだけど…。

 この賞の前なのかあとなのか、問題が起きる。

 この「大誘拐」は盗作ではないか?という疑惑だ。

 その当時、ある映画会社から喜劇「大誘拐」」という作品が公開されていた。それもおばあちゃんが誘拐される話だったから、そのような疑惑が沸き起こってしまった。

 でも創作にかかる時間など、見えないもので、着想は10年以上前からあったが、作品になったのがたまたま今だった、など、他者には判らない事情というものが必ずある。昔の人だ、言い訳がましいことは言わない。

 特に天藤氏はそういうことを言うタイプではなかった。

 でも今も残っちゃって、天藤と言えば「大誘拐」」なのだから、今は全く疑惑は吹き飛んだも同然だ。

 ただそういう疑惑がかかるだけでも作家にとってはショックなことで、とても悲しいことに違いない。

 だから、いつまでも生き延びてほしい。作品が、愛され続けてほしいと思うだけだ。

 「大誘拐」」はそれほどの作品で、天藤真はそれほどの作家なのだ。

 敢えて過去の話を持ち出すのは、今流行りのネガティブキャンペーンでもいい。いろんな意味でこの作家に関心を持ってほしい。

 それだけの値打ちのある作家だ。

ゴースト ~天国からのささやき 禁断の恋

2013-01-18 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 霊の声だけが聞こえるイーライの父親、レイ(レイモンド)が具合が悪く、サムの勤める病院にイーライと少しいい仲(?)のケイシ―と共にやってくる。

 そこへ7年前、湖畔の別荘で動脈瘤で亡くなったはずのイーライの母親がジェスチャーでメリンダを呼んだ。声を出すとイーライに聞こえてしまうのが判るからだろう。

 イーライの母・エヴァリンは、レイを光の中に送ってほしいと頼む。

 声が聞こえるんだから、直接イーライに言えば?と言ってみても母親が取り憑いてると思われるのが嫌だとメリンダに頼む。

 メリンダは、エイデンが書いていた絵を見る。彼はその日の朝からある絵を書いていた。麻からレイが亡くなることを察知していた。そこにもエヴァリンの死の真相は隠されていた。

 父は何故かケイシ―戸の中を邪魔した。お互いに真剣に付き合っている相手がいると、嘘をつき、2人を遠ざけようとした。

 亡くなった今でも…。

 ケイシ―の両親ドンとアンに父たちのことを聞きに行く。

 アンは過去は掘り返すなという。

 メリンダはエヴァリンが亡くなった時、側に誰かがいたことを感じる。
 病気で亡くなったのを管理人に知らせるだけで放置したのか。
 殺してしまったのか?

 イーライと共に再びケイシ―の父・ドンを訪ねた時、突然、レイが現れ、母親が浮気をしていたことを告げる。相手はドンだ。

 ケイシ―とイーライの関係を邪魔していた理由が判った。2人の浮気はイーライが生まれる前のことだが、ケイシ―と兄妹の可能性のあるからだ。

 レイの葬儀の日、やって来たドンとアンによく来れるなとレイが怒りだす。



 そして2組の夫婦の話が持たれた。

 その時、レイはエヴェリンの浮気相手がドンではなく、ドンの妻・アンだったことを知る。同性愛の真実…。

 父と母の秘密を知り、2人は光の中に行けるのか。

 兄妹ではないと判った2人の仲は進展するのか――?



 不思議なことに「ゴースト」を放送していると、「ミディアム」の放送がない。
 「ミディアム」は毎週放送してないような気がするが…。
 冊子やHPを見れば判るのかもしれないけど、確かに似てるから、同時にやってくれなくて、いいかも?