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解けた神獣鏡の謎(2) 下関市にある下関市立考古博物館に出かけて興味あるものを発見してきた。 その中から、そこに置いてあった、鏡のレプリカを紹介する。 316-1 神獣鏡の用途 | |
三角縁神獣鏡の文字面 神獣鏡の直径は20.5cmとかなり大きいものであった。 | |
三角縁神獣鏡の鏡面 三角縁は、これをつけることで、鋳物の冷却過程で自然に反って凸面鏡にする為の工夫である。 またこれをつけることで強度も増す。 全くベストデザインではないか? | |
同上、フラッシュなしで撮影 神獣鏡の説明書が写っている。 鏡の中央部は、割りに平坦である。 | |
三角縁神獣鏡の説明書 来館者があると、係りの人が遠くから見守っている。 用途を質問してみた。 「祭祀用です。」と答えが返ってきた。 | |
鏡の利用法(guuchan説) | |
1.光通信 現代では、光り通信といえば、光ファイバーを使ってのことだろうが、徐福らは鏡を使った。 蒙古軍は草原で、通信するのに狼煙を使ったという。それで、どれくらい早く伝えられるか実験していたのをTVで見たことがある。 是非、鏡を使って、実験してみたいものだ。 たとえば、 (1)海上で何キロメートル離れていて、交信できるか。 (2)唐津から、天草まで、どれくらいの中継点を必要とするか。 その場合、山頂など見通しの良いところに古くからある神社を選ぶ。 昼間の太陽、夜間の松明(タイマツ)利用。 2.文字面 文字面は、磁石と組み合わせて、方位計とした。 このレプリカを見て、気が付いたのは、どうやら書かれた文字が裏文字のようだということである。 「天王」が4っつ、「明」が4っつ円周上に当分割に、交互に配されている。明の字が月と日が反対である。 月がへんに、日が旁になっている。 天王はアマ国の王という意味だと思うが、そうすると、明が明国を意味する可能性も高い。 明からの贈り物だろう。 明は1368~1644年だから可なり新しいものとなる。 天皇なら、テンコウと読みそうなものだが、それをテンノウと発音するところを見ると、中国では天王と読んでいたのかもしれない。 すると別の意味が出てくる。独立国日本の天皇への贈り物でなく、中国の属国である天の国の王への贈り物と言う意味を持っている。独立を認めて居ないと言う意思を表明しているもので、日本ではきっと物議をかもしただろう。 豊臣秀吉が朝鮮を征服した後、中国まで行くことを考えていたと言うことを聞いたことがあるが、鏡受領の時期次第では関係がある可能性大である。 | |
裏文字の意味を知るため、東西南北を示す青竜、白虎、朱雀、玄武を見定めようとしたが、これがなかなか難しい。神獣の文様が良く似ていて分かりにくい。 しかし、10中8~9は東西を合わせれば南北が逆になる。 これは何を意味するか? 原器であった可能性が大である。 生乾きの漆喰の上に、鏡の南北を磁石で合わせて、文字面を下に押し付けるのである。 すると、地上に固定された文字盤が出来る。 これに着色などして見やすくすれば、立派な実用品に成るし、南北が固定されているから、その都度、磁石で南北を見て鏡を置くという、重要だが極めて手間隙のかかる作業が省略できる。 神社などにこれ一つあれば、後述するように大変な情報を握ることが出来る。 | |
当時は紙が無い。地図はどうしたか? 今で言うジオラマを漆喰で作っていたはずだ。 紙は発明されていたとしても、未発達で、使い物にならなかった。 従って文字は木簡に、絵画は漆喰にして壁画にし、平面、壁、天上、などを利用しただろう。 | |
こういうジオラマを持っておれば、部下に何かの命令を発する時にも、正確で早い。 敵の位地の把握、河川の改修工事、道路の敷設、木材の切り出し、など多方面に極めて有用だったであろう。 持ち運びしなければ、紙よりはるかに高い利用価値を持っていたはずだ。 難しい計算も何もいらない。AとBで方向(角度)だけ知れば、それをジオラマ上に線を引くだけで、問題のポイントが正確に地図上に現れる。 魏志倭人伝を見ても、東西南北と里数を記載している。 彼等は専門家である、現代人でも学ぶところは多いはずである。 3.日時計 漆喰で出来た方位形の真ん中に棒を立てるだけで立派な日時計となる。 結論、この鏡は、通信機であると同時に、方位計ならびに日時計の原器として用いられた。 女性用の鏡として用いられたというのは、ほとんどナンセンス。 こんな凸面鏡に顔を映して何をする? 盥(手洗、テアライ→タライ)に水を張って、水鏡にした方がよほど綺麗に写る。 そのとき鏡があれば、電気スタンド代わりに、顔に光りが当たるようにすれば、役には立つだろうが。 分からないことは、何でもすぐに祭祀用にしてしまう。 学者が祭祀用だろうちうときは、その用途が分からないということを物語っている。 と同時に、戦乱、火災、船での遭難などで、文化の継承が難しかっただろう。 特に高度な知識は、重要な企業ノウハウとして、門外不出にして知る物を制限しただろうから、不意に当主が志望するようなことがあったときは、仮に道具だけ、残っても使用方法が分からなかったろう。 お父さんがその鏡を持って密室に入って何かしていたと、お母さんが息子に説明しても、意味がわかって居なければ、何も伝わるまい。ひねくり回すうちに、周囲からも怪しげな目で見られるようになり、祭祀用になってしまう。 それを責めることは出来ない。その後の時代を通して、誰もその真の用途を再発見できなかったのだから。 |
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ただ、古代人だからと侮ることはしません。
guuchanもエンジニアでしたから、与えられた持ち場において、最善を尽くしてきました。
そこで手にいる材料を用いて、もっとも能率よく目的を達成できるような装置や道具を生み出してきました。
中には知識不足のためや、あるいは気力が充実しておらず、悔いの残るものもあります。
しかし、それらも改善改良して最善につながる一歩として来ました。そういう経験から、人類はそこで得られる材料や知識を用いて、必然のものを生み出してきたと信じます。
いま、guuchanが徐福だったらと、考えて想像することが当たっているとするならば、徐福が分けのわからぬ祭祀などで、ごまかすことなく科学的にベストを尽くしてきたからだと思います。
そこで徐福に出会う喜びは大いなるものがあります。
ちょっとおこがまし過ぎますね。
これは、神様がテレパシーを送って教えて下さっているのだと思います。
これだけの知識を習得されて皆さんに話されるのでしょうが立派だと思います。
まあどっちにしても同じようなもですが。
guuchanもやすらが岡に住んでいるようなものですね。
偶然ですが、いいところに居を定めたものです。
きっと神様のお導きです。
神様に感謝です。
明日をお楽しみに。
有りませんでしたよ.....
刀剣...勾玉....ごらんに なったとありです....
耶馬大国は おすらが丘???ハッ..ハッ..ハ...
又 遊びに 来ます.
それで通じたら、遠くに居る人にも通じるでしょう。
通信手段として、ただ合図するだけなら簡単ですが、複雑な情報を、早く正確に伝えねばなりません。
それにはかなりのテクニックが必要だったと思います。
それを可能にしたのが日本語です。
謎めいていますが近日中に種明かしをします。
ああ、すばらしきかな鏡。
ああ、素晴らしきかな日本語。
鏡は通信機の説
面白いですね~。
我が家にも結構制度の高いレプリカの
鏡があります。キンピカです。
主人のお宝??ですが。
そのうちUPして見ます。
それで誰かと通信してみたですね~。(笑)