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371 ニニギノ尊(6) 故後木花之佐久夜毘賣參出白妾妊身今臨産時是天神之御子私不可産故 請 爾詔佐久夜毘賣一宿哉妊是非我子必國神之子 爾答白吾妊之子若國神之子者産不幸若天神之御子者幸 即作無戸八尋殿入其殿内以土塗塞而方産時以火著其殿而産也 故其火盛燒時所生之子名火照命此者隼人阿多君之祖 次生子名火須勢理命須勢理三字以音 次生子御名火遠理命亦名天津日高日子穗穗手見命三柱 木花之佐久夜毘賣は、一緒に住んでいなかったのでしょう。ニニギノ命のところに来て、妊娠しました。是れは天つの御子にして、ひそかに産むべきではないので申しますといいました。 すると、ニニギノ命は、一夜を共にしたに過ぎないのに、孕んだのは我が子ではなく、国つ神の子だろうと言いました。 コノハナサクヤヒメは「吾が妊める子、もし國つの子ならば、産むこと幸(さき)くあらず。 若し天つの御子ならば幸くあらん」と申して、戸の無い八尋殿(やひろでん)を作り、其の殿の内に入り、土で塗りふさいて、まさに産まれようとする時に火を殿につけて産みました。 それ故、其の火の盛んに燃える時に生んだ子の名は、火照(ほでり)の命【此は隼人(はやと)の阿多(あた)の君の祖(おや)】。 次に生んだ子の名は、火須勢理(ほすせり)の命。 次に生んだ子の御名は、火遠理(ほおり)の命、またの名は天津日高日子穗穗手見(あまつひたかひこほほでみ)の命も三つ柱。 故、火照(ほでり)の命は海佐知毘古(うみさちびこ)【此の四字は音を以ちてす。下、此に效え】と爲(し)て、鰭(はた)の廣物(ひろもの)、鰭(はた)の狹物(さもの)を取り、火遠理(ほおり)の命は、山佐知毘古(やまさちびこ)と爲(し)て、毛(け)の麁物(あらもの)、毛(け)の柔物(にこもの)を取りき。 古事記の中には、このように何を意味するのかよくわからない寓話のようなものが、数多く含まれて居ます。 guuchanはこのような物語は伝承し、記憶されやすくするために創作されたと思っています。 試験問題にたとえると、記憶すべきは、 「コノハナサクヤヒメは火照命、火須勢理命、火遠命をを生んだ。」ということであったとします。 それだけなら、まだ何とか覚えられても、まだまだ沢山の命や比賣の名を覚えなければならないとします。 誰が誰と結婚したのか、誰が誰を生んだのかこんがらがってしまうと思います。 しかし、それがこのような物語にまとめられていると、不思議とすんなり覚えられるのです。 焚き火を囲んで、長老が若いものや、子どもに話して聞かせるのに、こういう面白さがないと子どもたちも聴こうとしないでしょう。 「コロンブス意欲(1492)に駆られて大発見。」に似た暗記術、伝承術だと思います。 ニニギノ命は大山津見神の娘のコノハナサクヤヒメと結婚し、火照命(ホデリノミコト)、火須勢理命(ホスセリノミコト)、火遠命(ホオリノミコト)の三人を生んだ。 ということが大事なのではないかと思います。 火照、火須勢理(火の勢いが落ちてきた時、棒でつついて灰を落とし火の勢いをつけることをセセルといいます。)、火遠などと言う名が順序どおり覚えやすい。 「自分の子ではないだろう。」などとニニギノ命は酷い方だとか、 窓のない建物を作って、入り口も土で塞いで、火をつけてその中で子どもを産むなどと コノハナサクヤ比賣は激しい人だとか、 火事の中で、よくも無事に三つ子を産んだとか、 正直に信じる人が居たら、ご先祖様はなんと言われるでしょうか? 【これは隼人の阿多の君の祖】という注がありますが、これは後世の人が付け加えたものだと思います。 隼人の阿多の君というのが、何時の時代の人か、判定がつくと思い白いと思います。もし稗田阿礼、太安万侶等が注を加えたのなら)、これは700年ごろの実在の人物であり、一族だろうと思われるからです。 |
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ニニギノ命は天の岩戸にも絡んでいると聞いたことがあります。
「コノハナサクヤヒメ」を分析するとこのお姫様の名前は「此の花昨夜咲いた女」とも読め夜には誰とでも
遊ぶ人のように聞こえます。
稗田さんは「あれ」と言うような記憶が多いようです。
コノハナサクヤヒメの事はが本当なら
気丈夫なお姫さまですね~。
かのこなら恐怖で気が狂いそうです。(笑)
昨日のミズナス美味しそうですね~。
かのこも大好物です。
回転寿司で最後に食べるのが
これに良く似たオナス寿司です。
青い芥子は心なしか元気がない感じでした。
その日は暑かった事を覚えています。
ニニギノ命と天の岩戸との関係?
天の岩戸に関係のある、アメノウズメノミコトやタジカラヲノミコトがニニギノ命に付き添って天下って来たからでしょうか?
guuchanは古事記のわずかな記述が、歴史的な事実とどこかで接点がないかという視点で見ています。
言葉の考古学です。
ではコノハナチルヒメはどういう意味でしょう?
この話が出来た時代の男女の地位が仄見えるような気がします。
天皇に正々堂々と答えているコノハナサクヤヒメは偉いと思います。
しかし、一方では、その立証責任が一方的に女性の側にのみあるという不合理さを思います。
命がけで、立証しなければならなかった。
「お前の気持ちは良く分かった、そんなことはしなくて良い」と、ニニギノ命が止めてくれたら良かったですが。
この寓話がお手本で、その後の日本で、出産の時小屋に火を掛けられた中で産まされた女性はなっただろうかと暗い気持ちになります。
ミズナスは美味しかったです。梅雨の初めという季節感もあるように思います。
堺のミズナスでしたよ。
そして 今日の このはなさくや姫のことが掲載
楽しかったです...三人の子供を産み それも 火の中で
御見事...御見事...で--す.
又 遊びに 来ます.
後でもう一度伺います。