まとめて読みたい方は、上の「もしも、徐福が、、、(カテゴリー)」↑ をクリックしてください。 目次は、ここをクリックしてください。 | |
読み解けた古事記(3) guuchanと一緒に、古事記を紐解いてみましょう。目からウロコと思う方もいると思います。 感想をコメントにお残しください。 322-1 神代七代 guuchanの読み下し。 次成神名國之常立神訓常立亦如上次豐雲上野神此二柱神亦獨神成坐而隱身也 ついで成りたる神の名は、國之常立神(クニノトコタチノカミ)常立の訓はまた上の如し、次いで豊雲上野神、 (トヨクモノウエノカミ)、この二柱また独り神で坐となりて身を隠す。 次成神名宇比地邇上神次妹須比智邇去神此二神名以旁 次いで成れる神の名は宇比地邇上神(ウヒヂニウエノカミ)、次いで妹須比智邇去神(イモスヒチニコノカミ)この二柱の神は寄り添うを以って名づく。 次角杙神次妹活杙神二柱 次いで角杙神(カククイノカミ)次いで妹活杙神(イモイキクイノカミ)二柱。 次意富斗能地神次妹大斗乃辨神此二神名以音 次いで意富斗能地神(オフトノチノカミ)、妹大斗乃辨神(オオトノヘノカミ)、此の二神の名は音を以って 次淤母陀流神次妹阿夜上訶志古泥神此二神名皆以音 次いで淤母陀流神(オモダルノカミ)、妹阿夜上訶志古泥神(アヨカシコニノカミ)、此の二神の名は皆音を以って 次伊那岐神次妹伊耶那美神此二神名亦以音如上 次いで伊那岐神(イナキ、耶が写本の過程で脱落したとすれば、イヤナギノカミ)妹伊耶那美(イモイヤナミノカミ)、此の二神の名は亦(また)音を以って上の如し ■上件自國之常立神以下伊耶那美神以前并稱神世七代 上の件ノ國之常立神より以下伊耶那美神以前ヲ并稱して神世七代 上二柱獨神各云一代次雙十神各合二神云一代也 上二柱の獨神は各云う一代。次いで隻(かたわれ)十の神、各二神合わせて一代と云う。 guuchanの解説 成神は二通りの意味がある。一つは単純に「神に成った」という意味である。もう一つは「成功した神」という意味である。 財を成す、功を成す、名を成すなど、大功のあったものが、顕彰されて神とされたという意味である。 guuchanは後者を取る。 次に成功した神の名は國之常立神(クニノトコタチノカミ)でこれは天ノ国ではなく大国でもなく或る国の寝食を忘れるほどに働いた方ではないか。 或る国というのは囲いのに或という字が入っている。a countryを意味する。 そしてその国が常しえに立つ基を築いたとされたであろう。 次いで、豊雲上野神(トヨクモウエノカミ)、上野は日本国中あちこちにある。 しかし、宮崎県の高千穂付近にもあるそうだ。 上野は、盆地や高原を意味しているのではいかと思う。 豊雲にどういう意味があるかで決まる。 後にも国の名に関係して出てきそうだから、ここでは深く追求住まい。 この二人は独り神で、国の基礎を築いて亡くなられた。 この頃の国の名は、今日でも郡などに残ってるはずです。ついで成功したのは宇比地邇上神(ウヒヂニウエノカミ)、有明海の広い(宇は広いを意味し)泥(比地は泥のこと)の上で、 色々な収穫が出来るよう研究工夫して立派だったのではないでしょうか? 奥さんの須比智爾去神(スヒチニコ)は(ウヒヂニウエノカミ)に殉死して一緒に死んだので神とされたのでしょう。 智の字が使われています。干潟のことは良く知って居られたということを思わせます。 海での事故だったかもしれません。干満の差の大きい有明海で、干潟で収穫していて、泥に足を取られ、逃げ遅れ二人抱き合って亡くなられたかも知れません。 この二柱の神は寄り添って死んだので名を残したという記述が、悲しくも美しく胸を打ちます。 次いで角杙神(カククイノカミ)次いで妹活杙神(イモカククイノカミ)二柱。この二柱の神は、音を以って読まれていない。 杙(クイ)とは何だろう?杭だろうか? 国が境界線を定める時の立会い。境界を定めたり、土地争いなどの紛争を解決する役割を果たしたのだろうか? それは裁判官の役目をも意味する重要なポストである。 「杭を打つ」、そのころから、こういう言葉が出来ていたのかもしれない。 次意富斗能地神次妹大斗乃辨神此二神名以音 次いで意富斗能地神(オフトノチノカミ)、妹大斗乃辨神(タトノヘノカミ)、此の二神の名は音を以って これは何を意味するのか、ちょっと想像がつきません。 次淤母陀流神次妹阿夜上訶志古泥神此二神名皆以音 次いで淤母陀流神(オモダルノカミ)、妹阿夜上訶志古泥神(アヨカシコニノカミ)、此の二神の名は皆音を以って オモダルというと「おもーい、だるーい」などと病気のような光景が浮かんできます。あるいは、顔のほっぺたが垂れるほど太っている。 ブルドックでは有るまいし、亡くなった方の諡(贈り名)に、そんなことはない筈。まともな意味がある筈だと思うのです。 徐福は100工(色々な職人)を連れてきています。 重ーい樽(たる)はどうでしょう。 味噌、醤油、酒、など発酵食品を作るには、樽が必要だったと思います。 船もそうです、有明海の干潟の近くで安全に仕事をするには、タライ舟やタライは必要不可欠ではなかったでしょうか? 鉄の道具が少ない時代です。1斗樽、4斗樽、1石樽。お偉いさんのお風呂など。 桶屋は儲かったと思いますよ。壷や瓶は重たくて、水に沈みます。割れやすいですね。水を汲むのも、手桶。 地味ですが、当時としては、現代における自動車の発明くらいの意義を持ったと思います。 ネットで調べると、「人糞を畑にまくのは日本独自の文化で鎌倉時代から、、」という記述がありましたが、そんなことはないと思います。 多分春秋左氏伝<B300頃?>だったと思いますが、神農さんが色々実験して人糞を使って良い収穫を上げた。 しかし、しばらくすると、そこで働く人たちの顔が黄色くなった。 調べてみると回虫だということがわかった。そこで薬草を色々ためし駆虫剤を飲ませたら、みな顔色が良くなった。というような記述があったと思います。 徐福の時代には既にあったと思います。 とにかく樽や桶は生活必需品で、特に大きい樽は製作も難しく貴重だったと思います。 重ーい樽(タル)は、生活の向上に大きな役割をはたしたと思いますので、 表彰されて神とされたということにしておきましょう。 重樽が一つの意味として掛けられたとしておきましょう。 訶志古泥神(アヨカシコニノカミ)、普通アヤカシコニノカミなどとアナカシコに近い読みをするのではないかと思う。 そして何だか意味が分かったようなわからぬようなことになってします。 万葉仮名としては、アヨでもアヤでも読める。この奥さんは人が良くて鷹揚だったから、何かあると口癖は「ヨカシコ」だったともう。 天の標準語である西九州の方言では、ヨカシコという意味は「いいだけ」である。「あなたのよかしこたい」。「ヨカシコヨカヨ」、 「好きなだけいいよ。」だ。こんな太っ腹で、人のいいお嫁さんを持ったオモダルさんは幸せでしたでしょうね。 「あ、よかしこに」は弁慶のギナタ読みであろうか? 次伊那岐神次妹伊耶那美神此二神名亦以音如上 次いで伊那岐神(イナキノカミ、耶が写本の過程で脱落したと思う、イヤナギノカミ)妹伊耶那美(イモイヤナミノカミ)、此の二神の名は亦(また)音を以って上の如し イヤナギは弥凪(イヤナギ)いよいよ平らかに、イヤナミは弥滑み(いよいよなめらかに)の意味で、争いのない平和な国を理想とした御夫婦。 ■上件自國之常立神以下伊耶那美神以前并稱神世七代 上の件ノ國之常立神より以下伊耶那美神以前ヲ并稱して神世七代 上二柱獨神各云一代次雙十神各合二神云一代也 上二柱の獨神は各云う一代。次いで隻(かたわれ)十の神、各二神合わせて一代と云う。 |
最新の画像[もっと見る]
- 令和二年、あけましておめでとうございます 5年前
- 角島・千畳敷・竜宮の潮吹 8年前
- 角島・千畳敷・竜宮の潮吹 8年前
- 角島・千畳敷・竜宮の潮吹 8年前
- 角島・千畳敷・竜宮の潮吹 8年前
- 角島・千畳敷・竜宮の潮吹 8年前
- 946 ETに出会う 10年前
- 945 四つ葉のクローバー 10年前
- 945 四つ葉のクローバー 10年前
- 944 節分草 11年前
益々筆が進んでしますね。
神様こんなに沢山いらっしゃったのですね。
この辺から八百万の神の始まりでしょうか・・?
今朝からノコギリで何本も木を切りました。
そちらの方かも・・・です。
疲れ申した。フーです。
guuchanの今の迷いは、一気呵成に書いていくか、
新聞小説の長さ(1000字)、位に留めるかです。 これは3000字ありました。
オリジナリティに富んでいると思うので、その辺は他人に追い越されないように、発表してしまいたいと言う気持ちです。
と言っても、3000字は長すぎますね。
これからは、せいぜい2000字に留めます。
現在、このブログにアクセスしている方が。
70~120名居られます。
毎回律儀にコメントされるのは、かのこさんとお気楽さんだけです。
お二人が読者代表ですので、感想、ご意見、御批評今後もよろしくお願いします。
数年前の 内容が 少しずつ 読みがえった来ましたよ.
次が 楽しみです..
又 遊びに 来ます
お気楽さんが読まれたのは、誰が解説した古事記でしたか?
どんな風に違いますか?
その時、納得できましたか?
次を楽しみに。