住めば公園風田舎町

「住めば都」と言われるがわたしゃ田舎の方がいい。町全体が公園のようなそんな田舎町に住みたい。

394  「もしも、徐福が日本に来ていたら」 (66)

2007-06-30 11:56:26 | もしも、徐福が日本に来ていたら

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394 倭伊波禮毘古命(カムヤマトイワレヒコノミコト) (4)


赤字、緑時は参考のために載せました。
飛ばして読んでも差し支えありません。

ヤタガラス
於是亦木大之命以覺白之天御子自此於奧方莫使入幸
荒甚多今自天遣八咫馬(烏)今自天遣八咫烏故其八咫馬(烏)引道從其立後應幸行
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 故其八咫烏引道從其立後應幸行
故隨其覺從其八咫烏之後幸行者到吉野河之河尻時作筌有取魚人
爾天御子問汝者誰也答曰僕者國名謂贄持之子【此者阿陀之鵜飼之祖】
從其地幸行者生尾人自井出來其井有光爾問汝誰也答曰僕者國
名謂井氷鹿【此者吉野首等祖也】即入其山之亦遇生尾人此人押分巖而出來
爾問汝者誰也答曰僕者國名謂石押分之子今聞天御子幸行故參向耳【此者吉野國巣之祖】
自其地蹈穿越幸宇陀 故曰宇陀之穿也


 是にまた高木の大の命、覺(さと)してかく申された。
「天つの御子、此より奧つ方へ入り幸さしむ莫(なか)れ。
荒ぶる、甚(いと)多し。今、天(あめ)より八咫の馬を遣す。その八咫の馬の導く。その先立てる後ろより幸行かしめよ。」
故、其の教え覚しに従って、その八咫の馬の後ろに従い幸き行けば、吉野河の川尻に至れり。
時に、筌(うえ)を作りて魚を取る人有り。
爾くして天つの御子、「汝は誰ぞ」と問いき。
答えて曰く、「僕は國つ。名は贄持(にえもつ)の子と謂う【此は阿陀(あだ)の鵜飼(うかい)の祖(おや)】」。
其の地より幸行けば、尾(お)生(お)いたる人、井より出で來たり。
其の井に光有り。 爾くして、「汝は誰ぞ」と問いき。
答えて曰く、「僕は國つ、名は井氷鹿(いひか)と謂う【此は吉野の首(おびと)等の祖(おや)】」。
即ち其の山に入れば、また尾生いたる人に遇いき。
此の人、巖(いわ)を押し分けて出で來たり。
爾くして、「汝は誰ぞ」と問いき。
答えて曰く、「僕は國つ、名は石押分(いわおしわけ)の子と謂う。
今、天つの御子、幸行(いでま)すと聞くが故、に參い向う耳(のみ)【此は吉野の國巣(くず)の祖】」。 
其の地より蹈み穿(うが)ちて宇陀(うだ)に越え幸しき。 
故、宇陀の穿(うがち)と曰う。

緑字の読み下しを多少現代文風にしたものとを載せた。
しかし、これでは、何も新しいものはない。
そこで、guuchanの解釈を施す。

木大神がまた(夢の中で)、是よりれより奥には、一人で行かせてはならない。いま、天(あめ)より八咫の馬(これはguuchan読みだ。これは古来ヤタガラスと読まれてきた。日本書紀で馬でなく烏に書いてあるからだ。)
高木大神と読まれているが影印では「高」の字がない。ただ前後の関係からそう読んでいると思う。

八咫の馬か、八咫烏かについては、先に論じたので興味のある人はそちらを参照していただきたい。
日本書紀では、八咫烏と書いてあるが、出典は古事記と同じ筈だ。
ヤタガラスなら、その根拠を書紀は示すべきであった。

guuchanは「八咫の馬(はっしのうま)」と読む。「咫」は長さの単位で、1咫は18cm。
八咫の馬(はっしのうま)は高さ144cmの大馬ということになる。

日本産の馬は小さかったらしいが、天(あま)の大陸系の馬は大きかった。
横刀と共に、高倉下は馬も献上したと思う。

それに従って幸行けば、吉野河の上流で、魚を取っているこの地を預かる国守の贄持之子だと言った。
これは今の阿陀(あだ)の鵜飼の祖である。

また行っていると、尾の生えた人が井戸よりでてきた。
その井戸は光っていた。名を聞くと井氷鹿(いひか)と言った。

2000年前だから尾の生えた人が日本にも居たかもしれない?
その血がわれわれにも流れて居るかもしれない?
冗談じゃない。たった2000年前である。
尾のある人とは?どう解釈したらいいのか????古事記がストップしていたのも、ここで悩んでいたことも一因だ。
そして、これも暗誦術だと思った。

尾の生えた人→尾の有る人→国の名に尾が有る人→尾張の人

次に、巌を押し分けて出て来る人も尾の生えた人だった。

ジンムテンノウ即位の時に列席している中に尾張丹波臣と言うのが有る。
これこそ尾の有る人だ。
後に愛知県の方の国を任されたのであろう。

井戸が光って居たと言うのも暗誦術だ。井氷鹿(いひか)という人の名を覚えるために、作ったイメージだ。
巌を押し分けて出来たと言うのも暗誦術だ。
石押分(いわおしわけ)という名を記憶するために、人が巌を押し分けて出て来るイメージを使ったのだ。
ついでに言うとワケは別(わけ)で、天(あめ)の領地をいい、オシは忍(おし)で、武力を意味する天の官職命だと思う。
吉野の国巣(くず)とあるのは、意味は吉野の国主であろうと思う。


其の地より蹈み穿(うが)ちて宇陀(うだ)に越え幸しき。故、宇陀の穿(うがち)と曰う。
これも暗誦術だ、宇陀という地名と穿(うがち)と言う地名を記憶するために作られたイメージだ。
頭の中で、神武東征軍が、地面に穴が明くほど高く腿を上げて行進しているイメージを想像して宇陀と穿ちを記憶してください。
もう、宇陀と穿ちがあなたの頭の中にしっかりと記憶されたと思います。

そればかりか、尾張丹波の臣のイヒカや、イワオシワケの名も記憶に入ったはずです。





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
guuchanさん.....こんにちは. (お気楽で--す.)
2007-06-30 13:24:03
ハィハィ 以前にも 出ました ヤタガラス......
 神の使いの 3本足のカラス.....なんだか 興味深々
 で--す...
 そぅソゥ ヤタガラスの馬...やはり 3本足????
 正に 神話の世界です....
又 遊びに 来ます.
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お気楽さんーこんにちは (guuchan)
2007-06-30 14:28:26
 由緒有るわが倭の国の歴史に、三本足のカラスや三本足の馬みたいにけったいなのは居なかったと思います。
 もし居たら、別の名前をつけていたことでしょう。

 三本足のカラス居たと思いますか?
 居なかったと思いますか?
 



 
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暗誦術 (かのこ)
2007-06-30 15:35:31
guuchanさん今日は。
仰るように語り部には語り部の暗誦法が
存在したでしょうね~。

現在でもそれに近い方法をとります。
人の名前は特にそのようにして覚えます。

guuchan説納得です。
そうすれば自ずと真実が見えてきますね~。

確かに分からない方が・・
ありがたい気になることもありますが・・・。
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かのこさん~こんにちは (guuchan)
2007-06-30 18:15:30
 確かに分からない方がありがたい気になることもある!

 そう、癌の告知などはどうなのでしょう?
 明日は特攻攻撃に出撃すると告げられた人は?
 死刑囚は、何時刑を執行されるかは前日まで分からないそうですね。

 われも本当は明日死ぬかもしれないのに、知らないから希望に満ちていられる。
 
 でも、真実の中にはきっと素晴らしい宝が隠されていると思います。
 真実を知ることを恐れてはならないと思います。
 しかし、それが人間であることの哀れさ、弱さ、悲しさですね。

 真実に耳を覆い、臭いものに蓋をする。
 それが死と堕落を引き寄せていると思うのですが、、、。
 
 
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