472-1 みすず潮彩号 10月2日、念願のみすず潮彩号に乗った。 潮騒と違う、潮彩だ。 みすず潮彩号は今年の7月から運行を開始した鈍行の観光列車だ。 山陰線を安岡駅から仙崎駅まで旅をした。 仙崎港は、童謡詩人、金子みすずの生まれ故郷だ。 午前10時54分安岡駅発、12時44分仙崎駅着。 | |
472-2 見送り 可愛い子供達が、われわれの見送りに? 「おばちゃんたちを見送りに来てくれたんでしょう?」というと、厚かましいと言わんばかりに一斉に「ちがう!」という声が返ってきた。 どうやら、近くの幼稚園からみすず潮彩号の見学に来たらしい。 | |
472-3 みすず潮彩号の車体 車体はこんな風に塗られていた。 駅頭に出ている園児達に手を振るお姉さんたち。 車体は綺麗だし、お姉さんたちは美人だし、これは楽しい旅になりそうな予感がする。 実はこの車両は自由席で、内部は普通車両だ。 | |
472-4 座席指定 2両連結の一両は座席指定で、こんな内部だ。 全席海側を向いており、中央付近の窓は、幅が3m位もあるパノラマビューが楽しめる。 端の方は三角形や八角形の窓になっていた。 | |
472-5 吉見フィッシングパーク 安岡駅の次の福江駅を出るとすぐ、吉見のフィッシングパークが見える。 加茂島(三つ並んだように見える島は地図上では一つ、浜がつながっているようだ。)の手前の桟橋がそれだ。 孫達が来た時、ここに連れてきて釣を楽しんだことがある。 竿もエサも貸してくれる。 | |
472-6 厚島 川棚温泉駅を出ると駅でもないところで停車してガイドのアナウンスが流れた。 「戦後川棚温泉を訪れたフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトが、響灘に浮かぶ厚島を見て、世界で一番美しい島、天国の島と絶賛し、 “あの島を売ってほしい”と言ったそうだ。村長は、永久に暮らしていただけるなら無償で差し上げますと言った。 川棚温泉を愛したコルトにちなんで厚島は弧留島(コルト)と呼ばれているとか。 もう1箇所くらい列車が止まって案内ガ流れた。 | |
472-7 入り江 走っている列車から写した。入り江の海につながっているところが見えるような、見えないような。 こういう奥まった入り江はプライベートビーチにしたいような、何となくそんな夢が膨らむ。 | |
472-8 風力発電 遠くの丘の上に風車が2本見えている。 いつの間にか風車が増えた。 旅の間に列車の両側で、かれこれ20本ぐらいの発電用風車を見た。 | |
472-9 青海島(おうみしま) 汽車が動いているので、シャッターをきる瞬間に、邪魔者が飛び込んでくることがよくある。 何も電信柱が珍しくて写したわけではない。 彼方の左側が青海島だ。そこに向かって右手の方から白く延びているのを波の橋立と呼ぶらしい。仙崎漁港はその先端にある。 写真を撮ったあとで、列車が止まってガイドアナウンスがあった。 しかし、止まったと所は正面に松の木があり、こちらの方がユーモアがあって面白かろうと採用した。 (続く) |