愚ダメ記、真誤付き、思い津記

日記?趣味?妄想?

冬鳥の帰り支度

2022-03-07 | 日記

3月の1週目くらいまで見掛けていた冬鳥が見られなくなったり、数が減って行ったり。そう言えば、昼間に車で廻ると暖かくて、これまでは来ていたセーターを脱ぐようになって来た。そりゃ冬鳥さん達もそろそろ、もう北へ帰った方が良いんじゃねぇ?となるだろう。

 干拓地に行くとよく見かけていた猛禽が種類も数も減らし、池や河口のカモの数も半分以下になり、残っているのは渡りの遅い種類がほとんど。北帰行の途中のツルが訪れるようになった。開けた場所では、時々「ホーホケキョ」の鳴声も聞こえたりする。まだ鳴き始めの練習バージョンで、控えめに一度だけ鳴いては聞こえなくなる。春にはうるさいほど泣き続けるウグイスも、鳴き始めの練習の頃はまだ恥ずかしいようだ。

見掛けていた冬鳥が一つずつ見えなくなり、やがて土筆が出て来ると本格的に春の足音が聞こえて来る。以前は3月にもう一度冬が戻って雪が積もったりしていたが、今年はそれも無さそうだ。年々野鳥の数が減って行くような気がして、北へ帰る冬鳥達に「また来年も来てくれよ」と頼んでおきたいところだ。渡りの季節や場所については地球温暖化の影響もあるのかも知れない。

 「地球に優しく」との掛け声が盛んな割に、「野鳥にも優しく」という声が弱弱しいのが気になる所。気温の変化や魚の水揚げのニュースに気を取られるのも良いが、身近な鳥や虫,といった生き物の変化にも、もっと多くの人が目を向けるようになって欲しいと願う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする