愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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温暖化と氷期到来

2022-03-24 | 日記

気候変動の番組を見ていたら、「地球はまもなく氷期に突入する」という解説があった。片方では「地球温暖化が進行している」ということも本当のようだ、実際に地球の平均気温は徐々に上昇して来たのだから。「氷期が近い」という話は、過去の「氷期・間氷期」のサイクルからの推測だ。前回の氷期が終わってから、すでに「間氷期」の平均的な期間が過ぎ去ろうとしているという。

 間氷期が終われば、次は氷期「氷河期」に向かうわけで、陸上の氷河は拡大し北極の海氷も拡大することになる。しかし今のところは、北極海の海氷も各地の氷河も確実に減少しているわけで、やがてはそれが一転して拡大へと変わるのか?、それはいつ始まるのか?、など予測も付かない。人間の活動による大気中の温暖化ガスの急激な上昇が、人間活動が無いか小さかった頃の「氷期・間氷期」の交替リズムにどんな影響を与えるのかも、まだはっきりとした予想が出来ないらしい。

 いずれにしても、ある米国大統領が言っていたような「地球温暖化は嘘だ」という単純な結論にはならないのだろう。多分に、この「過去の地球の歴史に従えば、間氷期の終わりと氷期(寒冷化)が近づいている」という情報が、「温暖化は寒冷化で打ち消される」という安易な希望的観測につながったのかも知れない。但しかつてヒットしたアメリカのSF映画では、「急激な温暖化の後には急激な寒冷化が来る」というストーリーも描かれていた。

 つまり、いずれにしろ大気温度の急激な変化は気候の不安定化を招き、大きな気候変動に繋がりかねないという認識と警戒だけは正しいのだろう。やたらに「地球が温暖化に向かっている」という一辺倒ではなく、やがて氷期が来るのだから「地球の温暖化はそれで相殺されてしまう」というような安易な「言い逃れ的な」想定でもなく、気候変動に関する正直で丁寧な検証・シミュレーションを聞いてみたくなった。

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