「日大のアメフト事件」に対する私見
危機管理ゼロの日大当局の対応により、今や国民の大きな関心事にもなった「日大のアメフト事件」ですが、日大の受験生激減→経営破たんの可能性も視野に入ってきた。
ロシア革命の指導者であるレーニンが、もし、現在の日本にいたら、「日大のアメフト事件」をどのように分析するだろうかと思いを巡らせてみた。
レーニンは、ロシア革命の経験を総括して「革命的情勢到来の時期指標」について次のように述べている。
●「革命的情勢到来の時期指標」
「革命的情勢を切り開くには、搾取され圧迫された大衆が、これまでどおりに生活ができないということを意識して変更を要求するというだけでは不十分である。
それに、搾取者(支配階級)が、その支配をこれまでのような遣り方では支配を維持することができなくなる、という情勢の加味が必要である。
即ち、『下層の生活危機』に加えて『上層の何らかの危機、支配階級政治の危機』が重なった時、その二重危機が被圧迫階級の不満と憤激とが突いて出る裂け目を作り出すのである。
革命が爆発するには、『下層』が以前のような仕方で生活することを欲しないというだけでは十分ではない。
『上層』がこれまでのようにやっていけなくなるということが、また必要なのだ。
これに『大衆の独立の歴史的行動』としての革命的昂揚が絶対に必要である。
この条件、この行動が結合した時にはじめて革命は勝利することができる。
これが革命の法理であり、『革命は、全国民的な(被搾取者も搾取者をもまきこむ)危機なしには起こり得ない』という言葉によって表現される」
●「日大のアメフト事件」の現状分析
「革命的情勢を切り開くには、搾取され圧迫された大衆(=アメフト部学生メンバー)が、これまでどおりに生活ができない(=もう、監督、コーチについていけない)ということを意識して変更を要求する(=声明を発表する)というだけでは不十分である。
それに、搾取者(支配階級)(=内田元監督&コーチ陣)が、その支配をこれまでのような遣り方(=内田元監督による絶対王政による恐怖政治)では支配を維持することができなくなる、という情勢の加味が必要である。
即ち、『下層の生活危機』(=違反タックルを強要するような監督、コーチ陣にはもうついていけない)に加えて『上層の何らかの危機、支配階級政治の危機』(=ウソにウソを重ねた危機管理ゼロの会見、対応とそれに対するテレビ、新聞、週刊誌などマスコミによる強烈バッシング)が重なった時、その二重危機が被圧迫階級の不満と憤激(=アメフト学生部員の団結と声明、そして、親睦団体だった父母会の闘う父母会への変化)とが突いて出る裂け目を作り出すのである。
革命が爆発するには、『下層』が以前のような仕方で生活することを欲しないというだけでは十分ではない。
『上層』がこれまでのようにやっていけなくなる(=内田監督の監督辞任と常務理事の一時停止、井上コーチの辞任)ということが、また必要なのだ。
これに『大衆の独立の歴史的行動』(=アメフト部学生メンバーの団結とこれまでの体制を容認できないとする行動)としての革命的昂揚が絶対に必要である。
この条件、この行動が結合した時にはじめて革命(日大から内田元監督および内田一派の追放→内田恐怖政治の終焉)は勝利することができる。
これが革命の法理であり、『革命は、全国民的な(被搾取者も搾取者をもまきこむ)危機なしには起こり得ない』という言葉によって表現される」
●期は熟した!
上記のように、「日大から内田元監督および内田一派の追放」という革命の機は熟していると判断される。アメフト部学生メンバーと父母会の奮起を期待いたします。
●もし、よろしければ、ご感想をお聞かせください。→info@hello.ac
以上