goo blog サービス終了のお知らせ 

合格者数48年連続全国第一位校!

累計1万人の合格実績! 教材・動画すべて無料!

2024年度<一般常識>の問題の文字データ

2025年05月27日 23時04分16秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
2024年度<一般常識>の問題の文字データ

過去問は、受験準備の基礎の基礎です。コピー&ペイストして、ご自分なりの資料作成にお役立てください。
私は、この文字データと ChatGPT を利用して、各種資料作成を行っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2024年度<一般常識>の問題の文字データ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●問1
2022年の訪日外国人旅行者数を国・地域別にみると、アジア主要市場からの訪日外国人旅行者数が279.1万人となり、全体の72.8%を占めた。
東アジアでは、(ア)が101.3万人と主要22市場のうちで最も多く、次が(イ)で33.1万人、(ウ)が3番目で26.9万人であった。これら3つの国・地域で訪日全体の47.0%を占めた。
空欄ア~ウに当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①(ア)香港(イ)台湾(ウ)韓国
②(ア)中国(イ)韓国(ウ)台湾
③(ア)韓国(イ)台湾(ウ)香港(正解)
④(ア)台湾(イ)中国(ウ)韓国

問2
2022年の訪日外国人旅行消費額を費目別(宿泊費、飲食費、交通費、娯楽等サービス費、買物代)でみると、全体に占める割合では、(ア)が34.2%と最も高く、次が(イ)で26.3%を占め、3番目が(ウ)で22.6%を占めた。
これら3つで、訪日外国人旅行消費額の83.1%を占めるに至っている。
空欄ア~ウに当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(2点)
①(ア)買物代 (イ)交通費 (ウ)飲食費
②(ア)宿泊費 (イ)買物代 (ウ)飲食費(正解)
③(ア)娯楽等サービス費 (イ)買物代 (ウ)宿泊費
④(ア)飲食費 (イ)宿泊費 (ウ)買物代

問3
2022年の延べ宿泊者数を地方ブロック別(北海道、東北、関東、北陸信越、中部、近畿、申国、四国、九州、沖縄の10ブロック)でみると、宿泊者数の上位3ブロックに当てはまる組み合わせはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①北海道、関東、九州
②関東、近畿、中部(正解)
③関東、近畿、沖縄
④北海道、関東、近畿

問4
観光関連産業の近年の状況に関する説明のうち、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①宿泊・飲食サービスの雇用状況は、まん延防止等重点措置の全面解除や全国旅行支援の開始、水際措置の大幅緩和等により、人員不足感が高まっているようにみえたが、2023年3月調査ではほとんどの企業において人員不足が解消されていた。それは、多くの外国人労働者の受け入れが、功を奏したためであった。

②各年の経営状況を表す最も一般的な指標である経常利益の動向をみると、2020年から2022年にかけての経常利益の推移は、観光関連産業のどの産業も営業利益に反して大幅な赤字となった。原因は、入手不足による労働生産性の低下が影響しているとみられる。

③ 2022年の宿泊業(負債1,000万円以上)の倒産件数は76件(前年比11.6%減)となり、前年より件数は減少したものの、新型コロナウイルス感染症関連の倒産は55件と約7割を占めた。一方、旅行業の倒産件数は前年と比べて大幅に増加しており、新型コロナウイルス感染症が旅行業に大きく影響していることが分かる。

④宿泊業の売上高は、2022年3月のまん延防止等重点措置の全面解除以降、増加傾向をみせ、本業で得たもうけである営業利益をみると、2022年10 12月期には新型コロナウイルス感染拡大以降、初めて黒字に転換した。(正解)

問5
世界観光機関(UN Tourism)による「ベストツーリズムピレッジ」は、持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、観光を通じた自然・文化遺産の保全等により、持続可能な観光地域づくりに取り組む優良な地域を認定するプロジェクトである。2023年10月18日現在、日本で認定を受けている4地域はどれか。
次の①~④から正しいものを一つ選びなさい。(3点)
①北海道美瑛町、宮城県奥松島地区、長野県白馬村、岐阜県白川村(正解)
②福島県櫓枝岐村、議賀県琵琶湖地区、長野県美ケ原、富山県五箇山
③北海道浜頓別町、栃木県奥日光地区、富山県立山町、福井県三方五湖
④北海道知床、鹿児島県奄美大島、東京都小笠原諸島、鹿児島県屋久島

問6
政府は、観光インフラの整備の一環として、出入国の円滑化を推し進めている。最先端技術を活用した革新的な出入国審査の実現に向けた、CIQ体制の強化による更なる円滑かっ厳格な出入国審査体制の整備・強化の取り組みに関する説明のうち、正しいものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①訪日外客専用のクレジットカードの導入およびクレジットカードの入国審査への適用
②訪日客が多い中国におけるプレクリアランス(事前確認)の試行を2023年の春節期間中に実施
③自動化ゲートの対象拡大および顔認証ゲートの効率的な活用(正解)
④出入国審査待ち時間を含む空港での諸手続に要する時間の非公開

問7
2024年1月に、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構は、月面への着陸に挑戦した無人探査機について、「着陸に成功した」と発表した。今回の月面着陸の成功は、日本では初めてで、世界でも旧ソビエト、アメリカ、中国、インドに続いて5カ国日となった。
同機構の略称( ア )と今回の着陸に成功した探査機の名称( イ )について、正しいものを次の
①~④からそれぞれ一つ選びなさい。(各3点×2=6点)
( ア )①ISAS ②JAXA(正解) ③SED ④NASDA
( イ )①H3 ②H-IIA ③SLIM(正解) ④Crew-1

問8
近年の企業および労使関係に関する説明である。空欄アとイに入る最も適切な語句を次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
各企業等の労働組合は、全国中央組織の労働団体や産業別組織の指導・調整のもとに、毎年春に賃金引き上げ等を中心とする要求を各企業等に提出し、団体交渉を行う。これを一般に「(ア)」と呼んでいる。2023年は3.58%と、およそ30年ぶりの大幅な賃金引き上げが実現した。これは、働いている年数などに応じて上がる「定期昇給分Jと、基本給の底上げにあたる「(イ)」をあわせた数宇である。
これだけ上がっても、物価の上昇に追い付かない状況が続いている。このため、2024年は、物価を上回る賃金引き上げが実現できるかが、「(ア)」の焦点になっており、連合は「5%以上」という目標を掲げていた。
①(ア)全面スト(イ)ベイアップ
②(ア)春闘  (イ)ベースアップ(正解)
③(ア)全面スト(イ)ベースアップ
④(ア)春闘  (イ)ペイアップ

問9
2023年8月に福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出が始まった。そもそも処理水とはどんなものか。また汚染水との違いや、海に放出する理由に関する説明のうち、正しいものはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①トリチウムは日本語では「三重水素」と呼ばれる、水素の仲間の放射性物質で、ろ過などで簡単に取り除くことができる。

②「汚染水」は高濃度の放射性物質を含んだ、水を意味し、「処理水」とは汚染水を「ALPS(アルフOス)」
と呼ばれる専用の設備でトリチウム等の物質を完全に浄化処理した水を指す。

③2023年7月に、IAEAの調査団による調査の結果「包括報告書」が公表され、放出計画は国際的な安全基準に合致しており、管理された段階的な放出であれば、人や環境への放射線による影響は無視できる程度のものであると評価された。(正解)

④トリチウムはほとんどが水の状態で、存在するため、人や魚が取りこむと、そのまま体内に蓄積されるが、
濃度が低ければ生物に対する影響は考えられずリスクを低く抑えることができる。

問10
2023年11月30日からアラブ首長国連邦で聞かれた気候変動対策の国連の会議、COP28についての説明のうち、正しいものはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
① COP28は、温室効果ガス(GHG)の排出削減目標や気候変動への対策について議論される「国連気候変動枠組条約締約国会議」の28回目の会議である。会議にはG20の代表のみが出席し、198カ国の締約国は、会議の合意内容に対して意見書を提出する形で行われる。

②世界全体の気候変動対策の進捗を評価する「カーボン・ディスクロージャー・プロジヱクト・スコアリンク」が初めて行われ、対策の強化に向けた合意文書が全体会合で採択された。

③化石燃料をめぐっては、欧米の先進国や島しょ固などが「完全廃止」を強く求めてきたのに対し、化石燃料に経済を依存する産油国などは「段階的な廃止」を主張し、交渉が難航してきた。

④ 2023年12月13日、焦点となっていた化石燃料について、「段階的な廃止」には言及せず、「脱却を進める」ことで合意した。また、「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするため、化石燃料からの脱却を進め、この重要な10年間で、行動を加速させる」とした。(正解)

問11
七五三に関する記述(説明)のうち、誤っているものはどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①七五三とは日本に古くからある伝統行事で、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝うものであり、神社・寺などで「七五三詣で」を行い、報告、感謝、祈願を行う奉告祭である。

② 七五三を11月15日に祝うのは、五代将軍徳川綱吉が息子の徳松の健康を祈願した日に由来するといわれている。

③七五三は、現在では全国で盛んに行われているが、江戸期に関東圏から広まったとされる。

④七五三は、古くからの風習である3歳の「髪置」、5歳の「帯解」、7歳の「袴着」に由来するといわれている。(正解)

問12
日本には天守が国宝に指定されている城が5つある。これらを「国宝五城」というが、これに該当しない城はどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①松江城(島根県)
②大阪城(大阪府)(正解)
③犬山城(愛知県)
④松本城(長野県)

問13
日本の「祭り」は、神様や自然の恵みへの感謝を示す儀式に由来し、今や日本の伝統文化として深く根付いている。
祭りは、コミュニティ構築と連携の重要な役割を担う行事でもあり、中には全国規模のものもあれば地元だけで開催されるものなど、地域や時期によって様々な祭りが催されている。
次の祭りの名称一開催地域一開催時期一特徴の説明のうち、正しいものを①~④から一つ選びなさい。(3点)
①長崎くんち一長崎県長崎市一10月上旬一朝鮮半島の影響を色濃く残す収穫感謝祭
②三社祭一東京都台東区- 5月中旬一江戸風情が残る勇壮かっ華やかな神輿渡御が見物(正解)
③郡上おどり一岐阜県郡上市一3月中旬~4月中旬一春に行われる唯一の踊り祭り
④川越氷川祭一埼玉県川越市一12月下旬一関東随一の冬の風物詩

問14
大相撲に関する説明として誤っているものはどれか。次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①大相撲は日本相撲協会が主催する相撲興行である。
②横綱は、大相撲の力士における最高位の称号であり、現行の番付制度において力士の最高位でもある。
③大相撲内での力士の地位は「番付」と呼ばれる順位表で示される。
④関取とは、大相撲の番付の階級の総称であり、横綱・大関・関脇・小結・前頭をまとめた総称が「関取」と呼ばれる。(正解)

問15
次の説明に当てはまる建築物はどれか。正しいものを次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
三菱第3代社長の久彌の本邸として建てられ、往時は約1万5,000坪の敷地に20棟もの建物が並んでいたが、現在は3分のlの敷地となり、洋館・撞球室・和館の3棟のみが現存する。
木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で、近代日本住宅を代表する西洋木造建築である。
館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施されており、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往時のままの雰囲気を漂わせている。
1999年に煉瓦塀を含めた敷地全体と実測図がそれぞれ重要文化財に指定された。
①旧岩崎家住宅(正解)
②旧前田家本邸
③陸奥宗光邸
④小笠原伯爵邸

問16
2026年に愛知県名古屋市で開催される「第20回アジア競技大会」で実施される競技はどれか。
次の①~④から一つ選びなさい。(3点)
①ラグビー
②サーフィン(正解)
③ジェットスキー
④ムエタイ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2024年度第1次筆記試験問題
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●すべて、キレイに印刷できます。

日本地理(2024年度)
http://hello.ac/2024geo.PDF

日本歴史(2024年度)
http://hello.ac/2024his.PDF

一般常識(2024年度)
http://hello.ac/2024gen.PDF

通訳案内の実務(2024年度)
http://hello.ac/2024jitumu.PDF

英語(2024年度)
http://hello.ac/2024english.PDF

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1次筆記試験問題(2016年度~2024年度)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●すべて、キレイに印刷できます。

<日本地理>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/geo.2016.2024.pdf

<日本歴史>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/his.2016.2024.pdf

<一般常識>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/gen.2016.2024.pdf

<通訳案内の実務>(2018年度~2024年度)
http://hello.ac/jitumu.2018.2024.pdf

<英語>(2016年度~2024年度)
http://hello.ac/english.2016.2024.pdf

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハローカラー印刷サービス>のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
上記、ご自分で印刷できない方は、ハローカラー印刷サービスをご利用ください。

以上


全国通訳案内士試験 第1次筆記試験 2024年度<一般常識>の問題解説(その1)

2025年05月27日 05時53分00秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
全国通訳案内士試験 第1次筆記試験 2024年度<一般常識>の問題解説(その1) 

ハロー花子が、 2024年度<一般常識>の問題解説(その1) を解説させていただきます。 

●下記を印刷して動画をご覧ください。 
・全国通訳案内士試験「一般常識の傾向と対策」(キレイに印刷できます) http://www.hello.ac/2025.gen.pdf


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2025年度<一般常識>対策参考資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●令和6年版(2024年版)「観光白書」(完全版)(キレイに印刷できます)
https://hello.ac/2024.hakusho.kanzen.pdf


●令和5年版(2023年版)「観光白書」(完全版)(キレイに印刷できます)
https://hello.ac/2023.hakusho.kanzen.pdf

●全国通訳案内士試験<一般常識>(2016年度~2024年度)(キレイに印刷できます)
http://hello.ac/gen.2016.2024.pdf

●上記、ご自分で印刷できない方は、<ハローカラー印刷サービス>をご利用ください。
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/ebb0fe30d2134dc5ce0c238d02856180

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハロー花子が解説する2024年度<一般常識>の解説(その1)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●ナレーションの確認
みなさん、こんにちは。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子です。
さて、今回は、2024年度全国通訳案内士試験<一般常識>(その1)の解説をさせていただきたいと思います。

さっそくですが、まず、最初の問1からみていきましょう。
この問題では、2022年の国、地域別の訪日外国人旅行者数について問われましたが、訪日外国人旅行者数に関する問題は、一般常識の問題では、定番中の定番でして、近年では、2023年度1番、2022年度2番、2021年度1番、2019年度1番、2018年度1番、2017年度1番と、ほとんど毎年出題されています。また、いずれの年も、出典は、観光白書でして、この1番の問題文は、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の8ページの文章と全く同じ文章でした。
2024年度の試験ガイドラインには、試験実施年度の前年度に発行された観光白書などから出題する、とありましたので、まさに、その通りの出題であった、ということです。
近年、観光白書からは、試験実施年度のものからの出題がほとんどでしたが、このように、前年度に発行された観光白書からも出題されることがありますので、2025年度に受験する受験者は、昨年度、2024年度版の観光白書も確認しておく必要がある、ということです。
なお、当該年度の観光白書は、例年、6月中旬に発行されますので、2025年度の受験者は、このことをよく注意しておいてください。

さて、問1の正解は、選択肢まる3の「韓国」「台湾」「香港」となりますが、その背景について考察していきましょう。
韓国は、地理的な近さ、航空便の回復の早さ、そして何より韓国の若者の間での日本旅行ブームが背景にあります。
さらに、韓国からの訪日客はリピーター率が高く、地方への旅行も増加傾向にあることが特徴です。
台湾も親日感情が強い国で、訪日回数の多さ、特に地方観光への関心の高さがポイントです。
香港からの訪日客は、短期滞在型やビジネス需要が高く、消費単価が高いことが知られています。
一方、誤答として選ばれやすい中国は、2022年当時、ゼロコロナ政策で出国制限が厳しかったため、訪日客数が大幅に減少していました。
このような背景をきちんと押さえておくことが、問1のような問題に対処する上でとても重要であることが分かると思います。

それでは、次に、問2の問題を見ていきましょう。
問2は、訪日外国人の旅行消費額の内訳を問う問題でしたが、これも、定番中の定番問題でして、近年では、2022年度1番、2020年度3番、2019年度3番、2018年度2番、2017年度3番と出題されています。
また、この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の11ページからの出題でした。
正解は、選択肢まる2の「宿泊費」「買物代」「飲食費」ですが、その背景を見ていきましょう。
まず、宿泊費が最も大きな割合を占めている理由としては、円安による長期滞在者の増加、高価格帯のホテルや温泉宿の利用、さらには地方での体験型宿泊の人気が挙げられます。
買物代が次に多いのは、日本製品の品質の良さが背景にあります。
特に医薬品、化粧品、電化製品、アニメグッズなど、日本でしか手に入らない商品が人気です。さらに免税制度の充実も追い風となっています。
飲食費は、日本食への関心の高さや、地方の郷土料理を求める旅の増加が影響しています。
誤答には「娯楽サービス費」や「交通費」が含まれていましたが、これらの項目は割合が低いため、選んでしまうと訪日客の消費傾向を正確に把握していないと見なされてしまいます。

次に、問3です。
2022年の延べ宿泊者数の地方別ランキングについて問われた問題でしたが、宿泊者数に関する問題は、近年では、2023年度3番、2020年度3番、2016年度3番に出題されていますので、注意が必要です。
この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の24ページからの出題でした。
正解は、選択肢まる2の「関東」「近畿」「中部」です。
関東は、東京という国際的な都市を擁し、成田、羽田という2つの大空港があるため、ビジネス・観光両方で圧倒的な需要があります。
近畿は京都・大阪・奈良といった歴史と文化の宝庫であり、訪日客にとって定番の観光地です。
中部は富士山、高山、白川郷といった世界遺産や自然景観が豊富で、名古屋を中心とした都市圏の強さも見逃せません。
一方で、北海道や沖縄は人気の観光地ではありますが、宿泊者数全体では三大都市圏に及ばないという事実を理解しておくことが重要です。

続いて、問4です。
観光関連産業の現状について問われた問題でした。
この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の20ページからの出題でした。
正解は、まる4の「2022年10、12月期に宿泊業の営業利益が黒字転換した」という内容です。
ここで大切なのは、「営業利益」と「経常利益」の違いを理解することです。
営業利益は本業の儲けであり、宿泊業の回復が本格化したことを示しています。
誤答には「人手不足が解消された」とありましたが、実際には観光業界の人手不足は深刻な課題として今も続いています。
この問題を通じて、数字の裏にある現場の課題や状況も理解する姿勢が求められます。

次は、問5です。
持続可能な観光地域「ベストツーリズムビレッジ」に関する問題で、正解は、まる1の「北海道美瑛町」「宮城県奥松島」「長野県白馬村」「岐阜県白川村」の4地域でした。
これらの地域は、自然景観や文化遺産を守りながら、地域の魅力を持続的に活かす観光モデルを実践しています。
特に白川村は、合掌造りの集落が世界遺産にも登録されており、伝統的な暮らしと観光を両立させている好例です。ガイドとしては、地域の魅力だけでなく、持続可能性への取り組みも一緒に伝えられると良いですね。
「ベストツーリズムビレッジ」に関する出題は、今回が初めてでしたが、今後も、出題が予想されますので、受験者の皆さんは、理解を深めておいてください。

では、次の問題、問6に移りましょう。
この問題では、出入国審査に関する最新の取り組みについて問われました。
この問題も、令和5年版、即ち、2023年版の観光白書の106ページの「CIQ 体制の強化による更なる円滑かつ厳格な出入国審査体制の整備・強化」からの出題でした。
正解は、まる3の「自動化ゲートの対象拡大と顔認証ゲートの活用」です。
顔認証ゲートは、パスポートのICチップ情報と照合して本人確認を行う仕組みで、出入国審査の迅速化に大きく貢献しています。
これにより、空港での長い行列を避けられるようになり、特に訪日客からは「便利だ」「安心感がある」と好評です。
誤答には「クレジットカードで入国審査ができる」や「中国でのプレクリアランス導入」といった現実には存在しない制度が含まれていました。
この問題から学べるのは、出入国手続きの効率化が観光業にとって重要なテーマであること、そして最新の制度を正しく把握しておく必要性です。観光ガイドとしても、空港でのスムーズな流れを案内できると、安心感を提供できますね。

今回も、最後まで動画をご覧になっていただきましてありがとうございました。この動画が、みなさんの学習に少しでもお役に立つことができれば嬉しいです。
もし、よろしければ、「いいね」と「チャンネル登録」もお願いします。
ハロー通訳アカデミーのハロー花子でした。
それでは、また次回の動画でお会いできますことを楽しみにしています。
ありがとうございました。

以上