sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/32 BSR FERRARI 250GT TdF 製作開始

2013-10-14 09:58:31 | スロットカー

こちらは形見さんより譲っていただいたBSRのプリペイントモデル。1/32レジンでシルバーのボディにきれいにデカールが貼られ、多分ウレタンクリヤーでコートされたキットになります。
今回の1/32特集にあわせて完成させましょう。

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付属はボディとウィンドウ、上げ底内装、ライトやエッチングと言ったところ。
シャーシやタイヤ、ホイールは自分で調達する必要があります。
クゲヌマさんで伺って一番簡単そうだった、MRRCのシャーシを使用する方法を選びました。タイヤとホイールは、3年前にルマンクラシックのプロトのスタンドで購入した、タイヤとエッチングホイールを使用します。
MRRCは可変シャーシなので、チータの物を長さを伸ばしてみましょう。

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シャーシのダボの位置はだいたいあっていたので、高さのみプラ板を積んで調整しました。シャーシのホイールベースの長さもネジの位置で伸ばすことができます。

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チータのタイヤとホイールはがっちりとついていた物をなんとか外し、エッチングホイールの挽き物のリムとシリコンタイヤをあわせてみました。
プロトのエッチングホイールは前後で深さも異なり、タイヤも直径が異なる良い感じの物でした。現地で2000円しなかったと思うので、これが日本で手に入るようになれば。

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エッチングは2枚重ね。ハブの部分にメタルの挽き物パーツが入り、精度も抜群です。軸には芋ネジで固定します。

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スピンナーまでついて(左右回転方向にあわせた物が入っています)繊細な仕上がりですね。

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1/32レジンスロットはシャーシとボディの合体が出来て、タイヤがまわって車高調整さえ出来れば出来たも同然です。そこのところが一番大変ですね。

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車高も狙い通り、うまくタイヤも回転するようになりました。
楽しみ。

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デザイントレンド太田 デザイントークショー

2013-10-13 09:06:15 | イベント

昨日京急蒲田の大田区産業プラザで開催されたデザイントレンド太田という、カーデザイナーのトークショーに行ってきました。

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左から、ザガートの原田さん、青戸さん、児玉さん。世界的なデザイナーのお話は刺激的でした。

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児玉さんの80年代の代表的なショーカー、オペルジュニア。NAVIの創刊号に寄稿されていた頃のクルマですね。後のヴィータや今のアダムに通じるコンセプト、外側を滑らかに、中をモジュールで機能的にまとめたコンセプトは今見ても素晴らしいです。
児玉さんの大学を出てオペルに入社して、そのドイツ、アウトバーンを元にしたクルマのプレゼンス、空力に対するデザイナーの回答、という、筋の通ったお話、すてきでした。

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青戸さんは大学卒業後にすぐホンダ入社。その日に宗一郎さんのげんこつを目の当たりにして、すぐやめようと思ったお話。チョークで床に絵を書いて、デザイナーに指示を飛ばす宗一郎さんの豪快なエピソードに場内爆笑でした。
さらにオペルにいた頃の夢のような体験、そして韓国のメーカーの事情等、何ともお話がうまい、皆笑いながら楽しんでおりました。

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原田さんはアートセンター卒業後すぐイタリアに渡り、イデアをへてザガートへ。イタリアへの憧れから始まり、イタリアならではの物作りを詩的に表現されていました。

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林コレクションの林さんからオーダーされたフェラーリ575マラネロベースのワンオフモデル。ここからザガート=原田さんのワンオフ作品が始まったそうです。

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林さんと何度も打ち合わせを重ね、品の良いスポーツカーの姿を探っていかれたそうです。これはアルミで叩いた芸術品のようなボディ。ダブルバブルルーフです。

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一番感動したエピソードは、土曜の休みに一人の職人がアルミのボディに大きなやすりを当てて、マイペースで形をさわりながら作っていく作業を目撃した話でした。
薄暗い部屋で奥の天窓から冬の光が差し込み、若い職人は一人で腰を使いながらベネチアのゴンドリエーレのようなリズムを刻み、歌を歌いながら大きくやすりを動かしていく。そのリズムの中で、削られたアルミの粉がボディに沿って砂時計のようにこぼれ落ちていくさま、まったく、イタリアならでは詩的な光景だったそうです。
たった20人や30人の会社であるザガートで、数々の小さな組織が結びつきあって一台にクルマを作り出せるのは、この北イタリアにしかない素晴らしい伝統であると。

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ヴィラデステでのお披露目。

お三方のお話、どれも興味深く、物作りに勇気がわいてくる素晴らしい3時間でした。

会場では素晴らしいクルマたちの展示もあり、実り多きイベントでした。

アルバムはこちら。https://www.facebook.com/media/set/?set=a.391274550976337.1073741878.100002813875488&type=1&l=649732f3b7

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1/32 AURORA LOLA T70 フィギュア 完成!

2013-10-12 07:25:35 | 模型

このオーロラのローラを買ったときから魅力的に思っていた付属のフィギュア、色を塗りましたよ。

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阿須割り箸に強力両面テープで貼り付けて、一気にサフと白サフを吹きました。

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あとは筆塗りとスプレーを組み合わせて、一気に仕上げです。
イメージとしては、リアルな塗り分けよりも、緩いモールドを生かして60年代のトイっぽい仕上がりを目指しました。
色味は当時のレース写真を参考にクルマが映えるように。
チェッカーフラッグは根元から折れていたので、軸の部分を金属に換えました。

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思っていたイメージに仕上がりましたよ。

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前に作った32グリッドに置いてみました。

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それぞれのポーズに動きがあっていい感じです。
皆ほとんど一体成型なのが驚き。型の割が複雑です。

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この人もレンチまで一体成型。お尻にはハンカチがぶら下がっています。

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この人、いろいろと活躍してくれそうです。

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これにてオーロラは完成です。
昔のキットの楽しみを味あわせていただきました。

今日は天気もいいですね。大田区のカーデザイナー、デザイントークショーに行ってきます。

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「紙でつくるモータースポーツの世界6」

2013-10-11 08:07:52 | ペーパークラフト

お友達のペーパークラフト作家さん、市山さんからお知らせです。

「紙でつくるモータースポーツの世界6」

モータースポーツをテーマにしたペーパークラフト展示。 6回目の今回はF1開催中の鈴鹿サーキットと モータースポーツジャパン2013(10/13・14お台場) の2会場で展示されます。

鈴鹿サーキットでは25回目のF1グランプリを記念し 同サーキットF1歴代勝者ヘルメットと 1988年F1日本GPのフルグリッドを展示。

モータースポーツジャパン2013では 様々なジャンルのレースをテーマにした展示と 「親子でつくるペーパークラフト体験」を実施いたします。

モータースポーツジャパン2013

http://www.motorsport-japan.com/msjf/index.html

2013年10月13日(日) ~ 14日(月・祝)
東京お台場 特設会場 (東京都江東区青海)
会場:
東京臨海副都心 青海地区 NOP区画 (青海臨時駐車場)
公園地区(セントラル広場・センタープロムナード)
入場無料 ※一部有料エリア(Premium Paddock)

お台場のルマン関連は展示ケースの1/3ほどのスペースを使い、 60年代末フォードから90年代Cカーまでルマンに出走した 20台弱のクルマを展示します。

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展示用に紙のジオラマを使用したそうですので、ぜひご覧になってみてください。

ちなみに週末のビッグイベント、鈴鹿サーキットではこちら

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昨年の展示風景です。

こちらがヘルメット。

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ぜひとも現地観戦される幸福な方はチェックされてみてくださいね。

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1/32 AURORA LOLA T70 完成!

2013-10-10 08:08:32 | 模型

ローラT70、クルマは仕上げましたよ。

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インパネやインテリアは32の当時物としては頑張っています。キットそのままです。

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シャーシに塗装したタイヤを組み付けました。タイヤは黒く塗り、ホイールは白く塗ってふちをシルバーにしてみました。

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裏面はボディカラーとシルバーで塗り分け。

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ステアリングはスポークが折れていたのでプラ板で補修しました。
メーターまわりも良い感じ。

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これにてクルマは仕上がり。あとはいずれフィギュアも作りたい。

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マフラーもメッキパーツでした。オーロラの良さですね。

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かなりボディは天地に薄くしました。

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車高もだいぶ落としています。

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デカールのおかげで化けましたね。

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このインストが素組の状態です。

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これ楽しみ。

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