sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

野上さんの512S

2011-02-06 07:37:58 | 模型
昭和のモデルカーの語り部、野上稔さんより、512Sの作品写真をお送りいただきました。

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今回の作例と同じデイトナ仕様。きちんとサイドの小さなエアスクープからリヤフェンダー上のスリット、ルーフの透明なエアアウトレットまでキチンと再現。書体も実にらしい雰囲気。こちらもいつもの手書きレタリングでしょうか。

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こちらはなんと富士仕様。こういう改造、さすがです。リヤもきちんと改造されています。

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こちらの917もエレールでしょうか。
野上さんと言うと日本のレーシングカーのイメージが強く、こういう作例は貴重ですね。

以下、ご本人さまからのコメントです。

ブログの512Sの見て、妙に懐かしくなり、帰宅後昔作ったものを
取り出し、思わず掃除して眺めてしまいました。御笑覧下さい。
NO.28は'70年デイトナ24Hです。
これは、25~6年前、ユニオンから再販されて即、製作したものです。
バックミラーや細かなパーツは取れ、艶も無くなってしまい、タイヤも溶け出していました。
うーん、保存は難しいですね。
NO.2は、10年程前にコンテスト対応で製作したもので、’70年の富士200マイルレース優勝車です。
バブル気味のフロントウィンドウが気になり、木型を作ってヒートプレスしました。
我ながら元気でした(笑) もうフェラーリなんかを作る事もないでしょうね。

512Sはそれこそ40年位前に、エレール版を作りましたが
足回りが上手く作れず、酷いものでした。
ユニオンから出たのを機に再製作し、ご指摘のルーバーは確かに
苦労したところです。後年のウェーブ版ではエッチングパーツとなって
ましたね。(待ってりゃ良かった)
1970年のメイクス選手権は盛り上がりましたよ。デイトナは917、
セブリングは512Sが勝ち、中学生は大興奮でした。
最近ではあんなに心躍ることも無くなりました。

これからも精力的にモデル製作され、萎え気味の我々を大いに刺激して下さい。期待しております。
では失礼します。

野上さま、私信でしたが、公開のお許しありがとうございました。
みなさま、ぜひともじっくりとご覧ください。モデリングの楽しさがあふれています。

本日3時から6時までリンドバーグにおりますので、イラスト、模型、クルマが好きな方はぜひお集まりください。
スポーツカーズモデリング創刊号も少し持っていきます。残り10数部となりました。
よろしくお願いいたします。

コメント (6)
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