Sydney Yajima


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勉強するアジア人

2009-08-25 03:05:16 | 世界情勢
今年も中国人出身の学生が、オーストラリアの数学検定でゴールドメダルを取った。例年、中国系かインド系が取る。滅多にオーストラリア人がランク入りすることはない。
中国人の遺伝子が優秀だからだというシドニーモーニングヘラルドの論調が気にかかった。数学とか科学は遺伝によるものだと言う。
理数系にすすむ人は、確かに遺伝的にそんな力を持っているように、学生時代に、思える時期があった。私も高校生のときは間違って理数系に入ってしまった。最初は、張り切って勉強し、何とか数学ⅡBのころは、曲りなりもついていったが、物理Ⅱや数Ⅲが入ってきたころは、完全にちんぷんかんぷんになり、だんだんクラスでも順位が下がり始め、やがて、卒業間近になると、なんとか、赤点だけは逃れる方策を考えつつ、数学や物理のすべての式を丸暗記して、そのまま書いたことを覚えている。なんで、こんな奴を卒業させたのか 今でも謎だが、それでも理数系を卒業した。
クラスには梶尾というとても数学のできる奴がいて、そいつは、全国模試でもトップ10にランク入りするほどだった。
数学の梶尾と呼ばれていたが、なぜか、人は理数系の中で、現国の矢嶋と私を双璧のようにあがめた。しかし私のそれは、全国模試で、ランク入りするほどのものではなく、ようやくどこか隅っこに名前が乗ったことがある程度のものだったから、彼とは、到底比べ物にはならない実力で、実際そう呼ばれるのが、とても気恥ずかしかったのを 30年近く経ったいまでも覚えている。

オーストラリアのトップクラスの生徒が、多くアジア系で占められているということは、いずれ、この国の弁護士、会計士などのプロフェッショナルたちは、彼らが抑えることになるだろう ということを暗示している。

つまり、アジア系の移民たちがこの国の中枢にどんどんと入り込んでいくことが、ほぼ確実になってきているわけだ。

ところで、ご機嫌なギター音楽を見つけた。
というより、以前から知っていたのだが、かつて、気まぐれ飛行船 という それこそ私が高校生のときに、聞いていた深夜番組で、エンディングで”オヤスミ悪い子たち” という 艶っぽい声のジャズシンガーの安田 南という人と、バイクを乗る高校生たちが夢中になって読んだ作家の 片岡義男の二人が話す番組がFMであった。青臭い高校生の私にとって あこがれる大人の世界や、東京という都会への好奇心が 掻きたてられるような番組だった。
そのとき、エンディングで使われていたギターの音楽、題名はONE DIME BLUES で奏者は ETTA BAKER。DIMEというのはアメリカのコインの通称。
ETTA BAKERは、亡くなったけれど、彼女の演奏は素晴らしかった。
日本に音楽が入ってくると、それは日本風にどこか 溶け込んでくるので、違った意味になるけれど、これは多分ミシシッピのスティーム ボートが似合う音楽で、東京とつながる僕の発想はかなり、いかれていたと思うけれど、その当時の僕の精一杯だったんだろう。バイクに乗ると、風になれるなんて 本当に思っていたのは、かなりいかれているのは 間違いない。でも、その小さな二輪の400ccは、僕をどこまでも運んでくれた。今では気恥ずかしくなるほどの 気持ちや思いが、当時ではとても大きく、大問題だった。

今では 息子がそんな年になっている。多分 時代も環境も変わり、今の彼に通じる話はそんなにたくさんは ないかもしれない。きっと、恋をしていたり、それに将来を夢見てときめいていたり そんな彼の様子をじっと見ていても、僕とは違うように見える。
今の彼にとって 僕はどんな父親として映っているんだろう?なんて、考えてみる。

ふと

父親でなく、友達のような存在でいいかな・・・とも思いながら、二度と戻らない時間を共有している。






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