Sydney Yajima


GSM会員希望者は下記のURLへお進みください。
http://www.gsm.jp/

底を打った不況

2012-03-20 17:04:49 | 経済
ようやく、下げ止まったアメリカ。
泥沼に入り手足をもぎ取られそうになりながらもようやく、這い上がろうとしている。
もちろん、まだまだ泥沼の中だが、どうやら鼻半分外に出て、息が吸えるようになった。

これから急速にアメリカの景気が回復するなどとは、ゆめゆめ思えそうもないが、少なくとも、これ以上落ち込むことはないのだろうか?

米国政府見解では、2009年半ばから回復基調にあるというが、その後も何度も落ち込んできている。もちろん、ギリシャの債務問題を始めに、アメリカの手の及ばない範囲からの大きな影響もあったかもしれないし、それを言い訳にすることもできるかもしれないが、基本的には長く継続してきた中東での、何も利益を生まない戦闘に疲弊してきた結果なのである。FRBは、大量の米ドルを印刷する以外に、たいした手立てをすることもできないままだ。

日本の東日本大震災は津波をもたらし、その津波は経済と言う形を変えて、サプライチェーンを直撃。ついには、生産ストップせざるをえないセクターが、アメリカのいくつかの業界にまで影響した。
このことは、マイナス要因としてかなり、地震や津波そのものよりも、アメリカの回復にはこたえた。このことについて、日本のマスコミはあまり報じない。不思議なことだが。


アメリカの次期大統領はおそらくオバマで決まりだが、それにしても、危険な香りがすぐ風下でしている。

私の心配するのは、今後も続いて起こる異常気象だ。

地震や津波も異常気象なら、タイフーン、サイクロン、ハリケーン 竜巻、黒点異常などなど、今後も多くのことが起こりうる。その一つ一つが、継続的かつ長期的に、世界中を襲うことは、ほぼ 間違いないのだ。

日本の復興は、アメリカへの輸出頼みで成し遂げられる時代ではなくなったし、中国への輸出や経済交流は日本にとって本当に利益のあることなのかどうかも、よく検証してみなければならないだろうし、それが復興への足がかりになるかどうかも、実に怪しい。

日本は、今、多くの意味で岐路に立っている。
原発を継続するのか、否か。
アメリカから脱却していくのか、否か。
日本独自の軍隊を持ち先制攻撃の能力を持ち憲法9条を変えるのか、否か。


010101101110001010111010101110と白黒はっきりさせていく瞬間に多くの人が直接間接に、影響をうけていく。