長年、国際捕鯨委員会(IWC)や
国際食糧農業機関(FAO)において
活躍している水産庁の小松正之さんの
『クジラと日本人』を読んで驚く。
クジラが絶滅に瀕しているというのが
誤解であること。50種類あるクジラのうち
かつては絶滅になるほど減ったクジラも
あるが、シロナガスクジラなど10種類を除けば
十分なクジラが海を泳いでいるらしい!
それは捕鯨を禁止しているIWCも認めて
いるのだと読んでとてもびっくりした。
☆
なぜかというと、その昔欧米諸国にとって
クジラは油(街灯油やローソク)の原料と
して活躍していたのであって、食用ではない。
鯨油目的の彼らは、必要な皮や骨をのぞけば
海に捨てていて、日本人はもったいないと
思ってたらしい。
それが石油や植物油が安価になって代替に
なり、コストがあわなくなったので戦後各諸国は
捕鯨から撤退していったのだ。
黒船といわれたペリー来航が捕鯨基地の
要求だったことを改めて確認したし、
メルヴィルの名作『白鯨』も油目的
の捕鯨だったのだ。
☆
それはちょうど日本の農業が自給率が
低いと危機感をあおる農水省の戦略に
無批判にのっかかって、自らの誇りを
減らす作業に手を貸していた姿に重なる。
クジラも絶滅危機というちょっと無理のある
論拠に欧米人と同様に乗っかかって、
日本の捕鯨文化や捕鯨産業の
復活に手を貸す側にいなかった。
それは鯨に興味がないからでは
ないだろうか?どんな種類があるかの
表がおぼろげにわかるくらい。
だったら少なくとも知らないから
わかんないっていう態度にとどめて
おかなきゃ。
国際食糧農業機関(FAO)において
活躍している水産庁の小松正之さんの
『クジラと日本人』を読んで驚く。
クジラが絶滅に瀕しているというのが
誤解であること。50種類あるクジラのうち
かつては絶滅になるほど減ったクジラも
あるが、シロナガスクジラなど10種類を除けば
十分なクジラが海を泳いでいるらしい!
それは捕鯨を禁止しているIWCも認めて
いるのだと読んでとてもびっくりした。
☆
なぜかというと、その昔欧米諸国にとって
クジラは油(街灯油やローソク)の原料と
して活躍していたのであって、食用ではない。
鯨油目的の彼らは、必要な皮や骨をのぞけば
海に捨てていて、日本人はもったいないと
思ってたらしい。
それが石油や植物油が安価になって代替に
なり、コストがあわなくなったので戦後各諸国は
捕鯨から撤退していったのだ。
黒船といわれたペリー来航が捕鯨基地の
要求だったことを改めて確認したし、
メルヴィルの名作『白鯨』も油目的
の捕鯨だったのだ。
☆
それはちょうど日本の農業が自給率が
低いと危機感をあおる農水省の戦略に
無批判にのっかかって、自らの誇りを
減らす作業に手を貸していた姿に重なる。
クジラも絶滅危機というちょっと無理のある
論拠に欧米人と同様に乗っかかって、
日本の捕鯨文化や捕鯨産業の
復活に手を貸す側にいなかった。
それは鯨に興味がないからでは
ないだろうか?どんな種類があるかの
表がおぼろげにわかるくらい。
だったら少なくとも知らないから
わかんないっていう態度にとどめて
おかなきゃ。