ビラモデルナ見学

渋谷にあるいわゆるヴィンテージマンションである
ビラモデルナを見に行く。

1974年の竣工で、コルビジェの弟子でもあった
坂倉順三の代表作とも言われている。

それは、このビラモデルナデベロッパーである興和商事の
故石田鑑三会長が20年後にわかればいいという
先見性と板倉準三のモダニズムの精神がうまく
結びついたからなのだと思う。

☆

写真のように独特の外観と形状は、各部屋に豊かな形を
生みだす。今なら、いや当時でもフラットにまっすぐに
作れば安くできるところを、斜めの壁がたくさんあるので
部屋の表情が豊かだ。

24時間のフロントサービス（他のビラモデルシリーズでは
ないサービス）など付加価値も高い分、相場より若干高め。
でも殆ど空きがないのは大したもの。

こどもの城の裏手、渋谷や表参道からのほどよい
距離感からかとても静かで、窓を開けていると
気持ちのいい風が吹き込んだ。