25年の道具

みなさんおはようございます。
どこを歩いていても、キンモクセイの香りがまんべんなく漂っており気温的にも心地いい季節ですね。
視覚面においては、ブログの写真を撮影しようと、野に咲く花をファインダーで覗けば「彼岸花(曼珠沙華)」が飛び込んで来ます。
「あ～・・秋だなぁ・・」なんて痛感しますね

今日は、昨日ご紹介したプロフェッショナルの話の左官屋さんをご紹介しようと思います。
冒頭の写真が、その左官屋さんの道具なのですが、すごいと思うところがあったのでご紹介したいと思います。


わかりますか？
このくぼみ・・・
最初は普通の柄だったものが、長年の持つ力で手の形に変化していったものなのです。

この道具類は、もちろん特注で鋼の部分も柄の部分もすり減ってくると交換できるようになっているそうです。

「２５年、この道具でやってるよ・・」
出会ったころに、この寡黙な職人さんがぽろっと教えてくれました。
私はそれからのファンです(笑)

私の持論では、整理整頓はもちろん性格を表しますが、このような専門的な道具たちは、もっと「その人」を表すように思います。

明日は作業風景をご紹介しますね