GreenNova活動奮闘記!!

グリーンノヴァは八王子市、青梅市、日高市、飯能市、日野市、国分寺市、川崎市、横浜市、他で造園・剪定・消毒・をしています。

気息奄奄

2013年07月30日 | 代表 下川のブログ
今日は先日私が九死に一生を得たお話し。

と言っても、最初に断わっておくが・・そんなに鬼気迫るお話ではないので適当に読み流していただきたい。


今月に入ってから、私は胸部に疼痛を覚えていた・・

最初は3日に一度程度だったものが、徐々に感覚が短くなり2日に一回程度に・・

この痛みは内部的な痛みではなく表面的な痛みだったので、患部を見てみた。が・・何ともなんともない・・

それがなおさら不安を煽った。
場所は乳首の周り。

そして最終的には1日に2度ぐらい・・

さすがにここまで来ると私も笑ってはいられない。

男性にも極まれながら乳がんの発症はあるということは知っていた。

我が家は、母が近年癌にかかって闘病した経験のある生粋の癌家系。
最悪の結末が頭をよぎる・・


ネットで男性乳癌を色々調べていると『全体の乳がん患者の1%が男性』などいろいろ分かった。

そんな中・・

「乳癌は男性にもまれながら見つかることがある」

「さてどう読む?m9(^Д^)」

1・男性に揉まれながら見つかることがある

2・男性にも稀ながら見つかることがある

「さぁどっち?」

などとふざけた書き込みが目にとまり真剣に悩んでいる私は泣きたくなった・・

さらに回答者たちが

「激しくフイタ!」「くそワロタ!ww(笑った)」

などのやり取りを見ているとさらに腹が立って喚き散らしたかった。


閑話休題、言帰正伝。


「くっ・・ここまでか・・・」


病院に行く前に意を決して妻に告白。
菖蒲園を散策中の事だった。



「見せてみて!」

「えっ?ここで!?」

「いいから見せて!」(見せなさい!に近かったように思う・・)

黙っていうことを聞き、道の真ん中で胸まではだけた。



・・

・・・

「あっ。なんか刺さってるよ!」

「えっ!うそっ!?」

颯爽とバッグから刺抜きを出す妻。

5秒ぐらいだったか・・ジッとした。

「ほら!」

見てみると0.2ミリほどのキバみたいなもの・・
生物のキバの様であって植物じゃない。

妻の外科的処置によって悪性部は取り除かれた。
二人で安堵した。

癌じゃなかったのだ。

多分、最初私が見たときは皮下組織の中に入っていて見えなかったんだと思う。
それが、体の働きにより外部に押し出そうとしていたので痛みの感覚が短くなったんだと思う。





そういえばっ!!

今月の最初ぐらいだったか・・

妻と買い物で店内を歩いている時に今回の患部に針で刺したような激痛があった。
「いてっ!」
っと叫ぶと同時にそこを強く叩いた。
(蜂じゃねぇだろうな・・蜂だとやばいぞ・・)
そんなことを考えながら、店内だったので確認することが出来ず後で確認しようと思いながら、痛みがなかったのでそのまま忘れた。。

私が想定するに答えは・・


蟻!


夏場で薄着の所を下から入ってきたんだろう。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


夜になって妻が聞いてきた。

「まだ、痛む?」

恐怖から解放されゲームに熱中してた私。

「あっ!全然痛くない!忘れてた!」

だって・・




あほか!




皆さんも蟻には気をつけて!

編集後記

2013年07月29日 | 代表 下川のブログ
今回、宮城・岩手といろいろ回り相も変わらず素晴らしい自然達に会えたことはこの上ない喜びだった。

その反面、文中ではあまり触れなかったが、震災の傷跡も多々見られた。

移動する先々の道で行われる道路工事。

その傍には「地震で壊れた道を直しています」の看板が・・

覚えているだけでも10カ所以上あった・・


そんな中でも、優しく気さくに話してくれた東北の方々。

どうもありがとうございました。

夏が終わると冬の厳しい現実が待っていますが、皆様お体はどうかご自愛ください。






何日かに分けてお送りしてきた東北ですが、本日で終了させていただきます。

また、いつか東北地方は訪れてみようと思います。

今度は青森とか秋田とかもいいなぁ・・

またまたカツラ!

2013年07月23日 | 各地の巨樹・巨木


最後は岩手県は花巻市の観音寺にある千本カツラ。

前回もカツラ、今回もカツラ・・

確かにカツラは巨木が多いのでお目にかかる回数も多い。



この観音寺のカツラは幹囲が9.6mなのでカツラの巨木の中では比較的小さい。

しかし、ここは市街地。

その中での樹高20m。幹囲9.6mは立派であろう。

このカツラの本当に傍に、住宅が建っている。

一見、とても不思議な光景だが、お宅の人は玄関を開けるとすぐにこのオオカツラが目に入るのか・・


いいな。



と、ここで巨木とは関係ないのだが、気になる石碑が・・




「雲よりも上なる空に出でぬれば、雨の降る夜も月をこそ見ゆれ」


この歌はあまりに有名。

皆さんご存知旧5,000円札で有名な新渡戸稲造氏。

えっ!?なぜ!?

と、思って良く見てみると・・・

新渡戸稲造の曾祖父にあたる方が、この観音堂にて花巻城改革案に対する陳情請願の提出をめぐって議論を戦わせたらしい・・

なるほど・・

ちなみに新渡戸稲造氏の出身は岩手県盛岡市である。(後で調べた・・)

そうそう・・伝えたかったのは上記の事ももちろんなのだが、この石碑に写っている稲造氏。

まるで写真。

一目で彫刻だと分かったが、あまりにリアルなので後で調べてみたら、石材に樹脂マスクを利用してブラストする工法で彫られるらしい・・



すごっ!



機会があれば彫られるところを見たいものだ。

大興寺のオオカツラ

2013年07月18日 | 各地の巨樹・巨木
大興寺の門前に着く。


車で来たくせに、200里ほど歩いて(東京から歩いた距離かよ!?)ようやくたどり着いたような満足感はなんだろう・・

風光明媚や立派な山門も去ることながら、多分先ほどの妄想が一役も二役も買っている。

この山門は釘貫門で、左右は源氏塀!

カッコ良すぎる!

一発でしびれた。

山門を抜け左手に歩いていくと・・

あった!ありましたよオオカツラ!!



近づいて一言。

「立派ですね」

独り言をつぶやく。

今までお話していなかったが、私は巨木を巡るにあたり一つだけ「契」のようなものがある。

それは・・

巨木の幹回りに触れながら感想を述べるのだ。

ちなみに言葉は丁寧語。

本当は持ち前の江戸っ子気質(生まれは白馬村)で「ふってぇ~な、おい」とか「でけぇなぁ」とか「たまんねぇな、おい」などと独り言を投げかけたいのだが、敬意と畏怖の念を込めて丁寧語。

ちなみに謙譲語まではやり過ぎな気がするので丁寧語。コレ。



閑話休題

カツラの木は前にも述べたかもしれないが、好きな巨樹の上位に入る。

カツラの巨木は、単株ではなく複株で幹囲が多きものがほとんどだ。

個人様のお宅に植樹する時も、私はほとんどが株立ち(複株)の木をお勧めする。

理由などない!それが答えだ!単純にカッコいいのだ(笑)


それにしても大きいな~

本当に立派である。


このカツラの右手側の杉林も素晴らしかった。

これも感動クラス。

最後にお寺全体を拝観し、お賽銭箱を鳴らして大興寺を後にした。

ありがとうございました。

お寺に向かうその道中・・

2013年07月17日 | 各地の巨樹・巨木
今回向かった先は・・
岩手県の大興寺!

ターゲットは「オオカツラ」だ。

前回のサイカチは宮城県だったが、行程の関係で踵を返して岩手県に戻ってきた。

この大興寺花巻市のかなり山間にあるのだが、道中が素晴しかった・・

口では言い難いのだが、アスファルトこそあるものの道々での木々たちの雄々しさがそのまま伝わってきて戦国時代を歩いてるよう。

得意の妄想が始まる・・

左手の森の中から賊が現れ
「金目のものをおいていきな!」

「勘弁してけれ!なんも持ってねぇだで!」

「ほぅ・・良いカメラじゃねぇか・・」
(戦国時代にカメラがある訳なし)

「これは勘弁してけれ」
(そこまでたいそうなもんじゃないよ・・あんた・・)

剣豪の役じゃなくて弱者かよ!
妄想の中でも弱いのね私(笑)

しかも車で移動してるのに妄想すんなよ・・
安心しろよ。

勝手に10年ほど前に見たNHKの宮本武蔵を思い出したりした(笑)
ちなみに武蔵のロケ地は熊本県らしいので位置的には真逆ですな・・

こんな妄想するぐらい素晴らしい自然でしたとさ(^^)

ちなみに、こんなアカマツが普通に生えている!


奥の奥まで行ったところで大興寺にたどり着いた!



ちなみにこの鳥居は大興寺を正面に見て右手にある土仏観世音堂の入口だ!

さて次回は大興寺でのオオカツラを紹介する。






モーゼの十戒!? その2

2013年07月12日 | 代表 下川のブログ


モーゼの十戒の海割れのシーンを例えたのだが、その長さはあまりに短すぎる・・

対岸までは20メートルぐらいだろうか・・?

左右は私の中では海と称しているが、実際は田植えが終わった田んぼ。


モーゼは確か・・
奴隷たちを引き連れてエジプトを脱出する時に、杖を地面に突いて海を割ったと記憶しているが・・(間違っていたら申し訳ない・・)


私の目的はマルミガヤをカメラに収めること。これ。

とはいえ、その20メートルを渡っている最中の私は一人モーゼ状態。

三脚をステッキ代わりに渡ったこの20メートルの快感は生涯忘れないだろう(笑)


対岸に付くと迎えてくれたのは・・
これまた立派なマルミガヤ。



幹囲は7.2mという巨大さ・・

枝先の方まで枯れることなく力強く葉を茂らせる様は、この先も何百年と力強く生きるだろう・・

感動した。

モーゼの十戒!? その1

2013年07月09日 | 代表 下川のブログ
この日も快晴!

さて目指す目的地のは・・

宮城県の長久寺というお寺にある「マルミガヤ」

今までの私の経験上で思ったのは、カヤ類の多きなもの・・特に7メートルを超える幹囲を持つものなどは東北に多い気がする・・

数年前に訪れた猿沢の箒ガヤをはじめ、気になって調べてみると上位はほとんど東北だった・・

日本最大のカヤは福島県の万正寺にあるカヤらしい。

機会があったら訪れたい。


無機質な機械音声に誘われた先には不思議な光景が待っていた・・



田園地帯を対岸にかけて道が渡されている・・

この瞬間私が思ったこと・・



「モーゼの十戒かよ!?」



そう旧約聖書に出てくるモーゼが海を分けるシーンである。


北笹間のサイカチ

2013年07月06日 | 各地の巨樹・巨木
強引に曲がった農道の先には・・


田んぼの中にポツンとお屋敷と高木が見えてきた。




(あれか!?)




巨木を訪ねていると往々にしてあるのだが、個人様の敷地内に立派な巨木が存在するケースが非常に多い。

敷地主はもちろん、地域で大切にしているのだろう。

IT時代の近年、情報が発信されることによっての来訪者も多いと思う。
ご多分に漏れず私もその一人。

それをいやな顔一つせずに笑顔で快諾してくれる。

これは本当に頭が下がる・・と同時に「人」としての大きさに驚かされる。

見習わなくてはいけない事。



今回も名刺をお渡しして挨拶をすると、「どうぞどうぞ。見ていってください!」と・・・

本当にありがとうございます。


近寄ってみると・・

うわぁ・・立派なサイカチ・・

このサイズは初めてだ。






この素晴らしい田園地帯に根付いて何百年だろうか?

初夏のこの時期に、新緑の息吹を力強く咲かせるその姿には感動をいただいた。

敷地主様同様、ありがとうございました。


「だからあぜ道だってば!」

2013年07月05日 | 代表 下川のブログ
石雲寺のコウヤマキから人生訓を学んだ私は、その足で岩手でも有数の大きさを誇る「サイカチ」を目指した。
別名カワラフジノキとも呼ばれるこの木は確かに藤の木の葉によく似ている。


私自身、サイカチの巨木にお目にかかるのは初めてである。


未知なる巨木に胸を馳せながら車を走らせる。


目的地に近くなった頃、ナビが喋った。




「あと100先を左です」




「ここを左です」


無機質な口調でナビが私に繰り返す。


しかし、見る限り農作業用の為に作られた様な農道があるだけ…




(ここは無理だろ)




どう見ても「曲がれないあぜ道」をナビに逆らって通り過ぎた私を余所に、ナビの方は平然とリルートを開始したみたいだ。



そしてナビが出した結論は・・・・


どうやらUターンをさせる様子。


とりあえず、土地勘がある訳でも無い私はナビに従い、見渡す限り田んぼが広がるその道路でUターンをした。






さっきの「曲がれないあぜ道」を通過する寸前でナビが喋った。







「ここを右です」








壊そうかと思った…
普段は温和で柔和な私だが。



かなりイラっときた私は、相手が機械と知りながらも苛立ち気味な口調でタイトルの言葉を浴びせてみたのである。




「だからあぜ道だってば!」




相手は機械だと分かってはいるが少しスカッとした。


しかしナビは考えを改める様子はない・・


やめれば良いものを、業腹となった私は、その「曲がれないあぜ道」を強引に曲がった。


続く

立ち居振る舞い

2013年07月02日 | 各地の巨樹・巨木
まず、ご紹介するのは大崎市にある石雲寺のコウヤマキ。

私は松島の方から北上していったのだが、目的地の石雲寺の手前で見慣れたマークを発見!

「あれ!?」

と思う間もなく看板が知らせてくれたのは「銘酒 一ノ蔵」
一ノ蔵の酒蔵であった。

私は日本酒が好きで、この一ノ蔵は大好き(笑)
ちなみに一ノ蔵の中でも「超辛口」と言われる品目が大好き。
基本的に日本酒度の数値が高い「超辛口」と呼ばれる部類のものが好き。
他に東北のお酒で好きなのは「水神」
このお酒も日本酒度が10。



閑話休題


しばしば飲むお酒の酒蔵ということもあり、この偶然に驚いた・・

・・と先に見えてきたのが、大きな大木。

そうこれが、石雲寺のコウヤマキである。



樹高は23m。
幹囲は約5m。

立派な巨木である。

感心したのは、その根本。



裏側は崖になっている部分にせり出しながらも、500年以上この巨体を支えている。








逆境にあってもしっかり立て!・・かぁ・・



彼のしっかり根付いた立ち居振る舞いに、人生の教訓を覚えながら石雲寺を後にした。