GreenNova活動奮闘記!!

グリーンノヴァは八王子市、青梅市、日高市、飯能市、日野市、国分寺市、川崎市、横浜市、他で造園・剪定・消毒・をしています。

一里塚

2015年03月01日 | 各地の巨樹・巨木
ふと気を抜くと・・
半年以上もブログを放置。

ご無沙汰しております。
代表の下川です。

PCの写真の整理をしていたらふと高崎に行った時の巨木の写真が出てきたのでご紹介しようかな・・と。

昨年、高崎の国道18号(中山道)を通った時に撮った一枚。



えらく大きな樹木があったので立ち寄ってみたところこれは一里塚というものであった。

調べてみると「一里塚」とは、江戸時代に街道の両側に一里(約4キロ)ごとに築いた塚で距離を知る道しるべともいえる土盛りのこと。

この一里塚は中山道に設けられたもので江戸から約28里の場所にあるもので、両側とも残る一里塚は現存する中では珍しく全国的に貴重なもののようである。



ちなみこの樹木は榎。

樹齢は200年を超えるというものなので、さすがの風貌。

各地を巡っていると歴史的なものに数多く遭遇する。

この一里塚にしても作らせたのは徳川家康だったりする。

平成の現代、このように江戸時代の名残りに触れられることはうれしいことこの上ない。

またまたカツラ!

2013年07月23日 | 各地の巨樹・巨木


最後は岩手県は花巻市の観音寺にある千本カツラ。

前回もカツラ、今回もカツラ・・

確かにカツラは巨木が多いのでお目にかかる回数も多い。



この観音寺のカツラは幹囲が9.6mなのでカツラの巨木の中では比較的小さい。

しかし、ここは市街地。

その中での樹高20m。幹囲9.6mは立派であろう。

このカツラの本当に傍に、住宅が建っている。

一見、とても不思議な光景だが、お宅の人は玄関を開けるとすぐにこのオオカツラが目に入るのか・・


いいな。



と、ここで巨木とは関係ないのだが、気になる石碑が・・




「雲よりも上なる空に出でぬれば、雨の降る夜も月をこそ見ゆれ」


この歌はあまりに有名。

皆さんご存知旧5,000円札で有名な新渡戸稲造氏。

えっ!?なぜ!?

と、思って良く見てみると・・・

新渡戸稲造の曾祖父にあたる方が、この観音堂にて花巻城改革案に対する陳情請願の提出をめぐって議論を戦わせたらしい・・

なるほど・・

ちなみに新渡戸稲造氏の出身は岩手県盛岡市である。(後で調べた・・)

そうそう・・伝えたかったのは上記の事ももちろんなのだが、この石碑に写っている稲造氏。

まるで写真。

一目で彫刻だと分かったが、あまりにリアルなので後で調べてみたら、石材に樹脂マスクを利用してブラストする工法で彫られるらしい・・



すごっ!



機会があれば彫られるところを見たいものだ。

大興寺のオオカツラ

2013年07月18日 | 各地の巨樹・巨木
大興寺の門前に着く。


車で来たくせに、200里ほど歩いて(東京から歩いた距離かよ!?)ようやくたどり着いたような満足感はなんだろう・・

風光明媚や立派な山門も去ることながら、多分先ほどの妄想が一役も二役も買っている。

この山門は釘貫門で、左右は源氏塀!

カッコ良すぎる!

一発でしびれた。

山門を抜け左手に歩いていくと・・

あった!ありましたよオオカツラ!!



近づいて一言。

「立派ですね」

独り言をつぶやく。

今までお話していなかったが、私は巨木を巡るにあたり一つだけ「契」のようなものがある。

それは・・

巨木の幹回りに触れながら感想を述べるのだ。

ちなみに言葉は丁寧語。

本当は持ち前の江戸っ子気質(生まれは白馬村)で「ふってぇ~な、おい」とか「でけぇなぁ」とか「たまんねぇな、おい」などと独り言を投げかけたいのだが、敬意と畏怖の念を込めて丁寧語。

ちなみに謙譲語まではやり過ぎな気がするので丁寧語。コレ。



閑話休題

カツラの木は前にも述べたかもしれないが、好きな巨樹の上位に入る。

カツラの巨木は、単株ではなく複株で幹囲が多きものがほとんどだ。

個人様のお宅に植樹する時も、私はほとんどが株立ち(複株)の木をお勧めする。

理由などない!それが答えだ!単純にカッコいいのだ(笑)


それにしても大きいな~

本当に立派である。


このカツラの右手側の杉林も素晴らしかった。

これも感動クラス。

最後にお寺全体を拝観し、お賽銭箱を鳴らして大興寺を後にした。

ありがとうございました。

お寺に向かうその道中・・

2013年07月17日 | 各地の巨樹・巨木
今回向かった先は・・
岩手県の大興寺!

ターゲットは「オオカツラ」だ。

前回のサイカチは宮城県だったが、行程の関係で踵を返して岩手県に戻ってきた。

この大興寺花巻市のかなり山間にあるのだが、道中が素晴しかった・・

口では言い難いのだが、アスファルトこそあるものの道々での木々たちの雄々しさがそのまま伝わってきて戦国時代を歩いてるよう。

得意の妄想が始まる・・

左手の森の中から賊が現れ
「金目のものをおいていきな!」

「勘弁してけれ!なんも持ってねぇだで!」

「ほぅ・・良いカメラじゃねぇか・・」
(戦国時代にカメラがある訳なし)

「これは勘弁してけれ」
(そこまでたいそうなもんじゃないよ・・あんた・・)

剣豪の役じゃなくて弱者かよ!
妄想の中でも弱いのね私(笑)

しかも車で移動してるのに妄想すんなよ・・
安心しろよ。

勝手に10年ほど前に見たNHKの宮本武蔵を思い出したりした(笑)
ちなみに武蔵のロケ地は熊本県らしいので位置的には真逆ですな・・

こんな妄想するぐらい素晴らしい自然でしたとさ(^^)

ちなみに、こんなアカマツが普通に生えている!


奥の奥まで行ったところで大興寺にたどり着いた!



ちなみにこの鳥居は大興寺を正面に見て右手にある土仏観世音堂の入口だ!

さて次回は大興寺でのオオカツラを紹介する。






北笹間のサイカチ

2013年07月06日 | 各地の巨樹・巨木
強引に曲がった農道の先には・・


田んぼの中にポツンとお屋敷と高木が見えてきた。




(あれか!?)




巨木を訪ねていると往々にしてあるのだが、個人様の敷地内に立派な巨木が存在するケースが非常に多い。

敷地主はもちろん、地域で大切にしているのだろう。

IT時代の近年、情報が発信されることによっての来訪者も多いと思う。
ご多分に漏れず私もその一人。

それをいやな顔一つせずに笑顔で快諾してくれる。

これは本当に頭が下がる・・と同時に「人」としての大きさに驚かされる。

見習わなくてはいけない事。



今回も名刺をお渡しして挨拶をすると、「どうぞどうぞ。見ていってください!」と・・・

本当にありがとうございます。


近寄ってみると・・

うわぁ・・立派なサイカチ・・

このサイズは初めてだ。






この素晴らしい田園地帯に根付いて何百年だろうか?

初夏のこの時期に、新緑の息吹を力強く咲かせるその姿には感動をいただいた。

敷地主様同様、ありがとうございました。


立ち居振る舞い

2013年07月02日 | 各地の巨樹・巨木
まず、ご紹介するのは大崎市にある石雲寺のコウヤマキ。

私は松島の方から北上していったのだが、目的地の石雲寺の手前で見慣れたマークを発見!

「あれ!?」

と思う間もなく看板が知らせてくれたのは「銘酒 一ノ蔵」
一ノ蔵の酒蔵であった。

私は日本酒が好きで、この一ノ蔵は大好き(笑)
ちなみに一ノ蔵の中でも「超辛口」と言われる品目が大好き。
基本的に日本酒度の数値が高い「超辛口」と呼ばれる部類のものが好き。
他に東北のお酒で好きなのは「水神」
このお酒も日本酒度が10。



閑話休題


しばしば飲むお酒の酒蔵ということもあり、この偶然に驚いた・・

・・と先に見えてきたのが、大きな大木。

そうこれが、石雲寺のコウヤマキである。



樹高は23m。
幹囲は約5m。

立派な巨木である。

感心したのは、その根本。



裏側は崖になっている部分にせり出しながらも、500年以上この巨体を支えている。








逆境にあってもしっかり立て!・・かぁ・・



彼のしっかり根付いた立ち居振る舞いに、人生の教訓を覚えながら石雲寺を後にした。

さいたま市巨木探訪 その5

2012年10月25日 | 各地の巨樹・巨木
本日ご紹介するのはさいたま市は浦和区にある大ケヤキ。
このケヤキは商店街で賑やかな街並みの中、堂々とそびえてる感じでした(笑)


幹囲7.4m、樹高28m。
さすがの大きさでした。

このケヤキ、電線が四方八方に張り巡らされている中、間を縫うようにそびえたっているところが面白かったです

さらに周りには、このクラスのケヤキが何本も確認できました。
保存に力を入れているのでしょう・・
嬉しい光景でした。


今日でさいたま市巨木探訪は終了です

さいたま市巨木探訪 その3

2012年10月23日 | 各地の巨樹・巨木
さて続きましてはさいたま市は中央区の妙光寺にある「カヤ」の木をご紹介します。

このカヤの木は「与野の大カヤ」と呼ばれ国の天然記念物に指定されています。
さすが、国指定の天然記念物だけあって大きい!


幹囲7.3m、樹高22m!
これはなかなかの物ではないでしょうか?


カヤの葉はモミに似ていますが色は明るいですね。


幹囲りにはしめ縄が施されていました…
このクラスなら当然でしょうね…

明日も妙行寺をご紹介します。

さいたま市巨木探訪 その2

2012年10月22日 | 各地の巨樹・巨木
昨日に引き続き龍山院をご紹介します。
立派なムクロジを過ぎると見覚えのある枝葉が・・


これ、ザクロなんです。
4メートルぐらいある立派な木でしたが、私自身「仕立て」で作ってあるザクロは初めて見ました
結構、味があって良いものですね。

そのザクロを手前に見ながら、立派な和風庭園が望めました。

やはりお寺というだけあり「鐘」などのアイテムがより一層「和」を引き立たせますね

さいたま市巨木探訪 その1

2012年10月21日 | 各地の巨樹・巨木
紅葉刈りに出かける前に・・
先日の東松山市シリーズに続き、今回はさいたま市をご紹介したいと思います。
埼玉県は比較的巨木が多いです。
それも中央区など新都心の方に結構あるんですよね・・

まずは1本目!

上尾市は龍山院にある「ムクロジ」
幹囲3.6m、樹高14m。
樹齢は300年と言われている木です。


元の方からでは高さがわかりづらいので・・


立派なムクロジでした。

ムクロジは葉っぱの涼しげなところが好きです。


この龍山院さんにはほかにも立派な木がありましたので、明日ご紹介します