Westbrook正式引退

　Brian Westbrookが正式に引退しました。

　2002年の3巡指名で入団し、Duce Staleyのバックアップを勤めます。その後StaleyのFA流出でエースとしてチームを牽引しました。
　小柄でトップスピードよりも機敏さと加速で勝負するスキャットバックでレシーブ力もWRとしてセット出来る技術を持っていました。
　欠点は怪我が多い事で、常に膝や足首の怪我を抱え16試合出場は1シーズンも無く、1試合20キャリーを超えないように制限して使われ、1000ヤード越えも2シーズンだけでした。
　最盛期はランで1333ヤード、パスで771ヤードを稼ぎオールプロファーストチームに選ばれた2007シーズン。インサイドアウトサイド両面のラン、パスレーンでのルートランとレシーブ、ブリッツピック、全てをリーグ最高のレベルでこなしてくれました。
　しかし、その後は膝の怪我が悪化し、2009年のシーズン途中からLeSean McCoyがエースに交代します。その後、契約更新オプションを破棄する形でチームを離れSFと契約しますが去年1年浪人し今日の引退となりました。
　
　絶対的なエースとしてチームを牽引してくれました。Eaglesでの8年間で5995ヤードはチーム歴代2位の記録です。
　振り返ってみれば最高のタイミングでMcCoyに入れ替えたのですけれど、2番手のサードダウンバックとしてならもっと長くプレイ出来た気がします。大きな契約過ぎましたし、元エースとしてはチームに残れなかったのでしょう。