Asomugha負傷

　Nnamdi AsomughaとNate Allenが衝突し、Asomughaは数分間動く事が出来なかったようです。DeSean Jacksonへのパスを追う時に交錯し、AsomughaのヘルメットとAllenの胸が当たり、Asomughaは地面に叩きつけられたらしく、2人の衝突よりも地面に落ちた時にあごから落ちたダメージが大きいと見られています。
　Allenは動けないAsomughaと話をしたとコメントしていますから脳震盪で意識を失っているような事は無かったようです。Asomughaの傷は唇を切っていて、首をひねっているとトレーナーから発表されました。今後レントゲンやMRIなどの検査を受けると思われます。
　直前のレポートでAsomughaがJason Avantにパスを許した際、走るのが遅く見えた。と言うものが有りました。脱水や熱中症のような状態だったのかもしれません。


　1998年の1巡指名でDonovan McNabbの背後を守り続けた巨漢Tra Thomasが正式に引退する事になりました。明日にでも1日契約を経てEaglesの一員としての引退となります。
　98年に1巡11位指名されて以来、怪我での欠場以外では一度もLTのポジションを奪われる事なく11シーズンを過ごし、3度プロボウルに選ばれ2002年にはオールプロにも選ばれました。
　身長6-7 350ポンドで腕が長く、どんなパスラッシャー相手でも腕の出し合いに勝利して遠回りを強いる鉄壁のパスプロテクト、腰と膝を痛める前は巨体ながら前に出るフットワークも持っていてランブロックでも素晴らしいプレイを見せてくれました。Traの後ろを付いていく左オフタックルのランからMcNabbの右ブーツは2002年前後のEaglesオフェンス最高のワンパターンでした。
　晩年は毎年腰と膝の怪我で手術を受けるようになり、前に出る脚もなくしてしまいただ手を伸ばすだけのプレイになったのですが、それでも簡単には抜かせないホールディングを取らせない熟練の技術でMcNabbの背後を守りました。
　その後、FAになった際に契約延長のオファーをもらえずに2009年JACに移籍。しかし、その年のJACは1-2巡で連続OT指名をしてTRAにプレイタイムはほとんど無く、翌2010年はSDに怪我人の穴埋めとして入団するものの出場無くカットされていました。
　最後までプレイ出来る環境を求めたために正式な引退が遅れていましたが、今回Eaglesに戻って引退をする事になりました。
　チームの75周年選抜チームにもLTのファーストチームに選ばれたチーム史上最高のOLの1人であるTraが居たからこそMcNabbの後ろを気にしないプレイ、Andy Reidの背後はOLを信頼してレシーバーを見ろのQB育成が出来たと考えています。