源流・・・

元NOのDC Gregg Williamsの懸賞金事件、予想はしていたのですがその源流はEaglesに有りました。今後ドラフト権剥奪の可能性が有りそうです。

　WilliamsはNOの前にJAC,WAS,BUF,TENでDCやHCの経験が有る訳ですが、TEN（旧HOU）時代にBuddy Ryanが上司だった時期が有ります。
　Ryanは1986年から1990年までEaglesのHCでした。当時のディフェンスはギャンググリーンと呼ばれた強力なもので、激しいタックルとプレイが終わってから飛び込んでくるので有名なWas HopkinsやAndre Watersのような反則王を抱えていました。あの頃はそれが当然で、その後今に至るまでQB保護、脳震盪などの選手保護の流れになるのですけど、あの頃ハードヒットにボーナスを出していて、それが受け継がれている。と言うわけです。

　Ryanに関しては息子2人を見ても分かりますが、コーチとしての能力はともかく人格面では聖人とは反対の人でしょうし、ヤッテコイ。位の事は言ってたでしょう・・・

　

　どこからネタなのか良く分からなくなりましたが、実際あの頃のうちが（現金配ってたかはともかく）「壊して来い」をやっていてもおかしくないです。
　選手の健康を保護する大前提が有るので（健康ではなく、裁判に負けないための演技だとしても）今と昔で判定基準が違うのは当然ですし、あの頃でも現金出したら大問題だったでしょうけれどね。
　反則ぎりぎりをすり抜けるのがプロと言うものです。激しいプレイを規制するのが正しいとは思いませんが、怪我をしない程度にハードヒットをする。そういう技術もこれからは必要になるでしょう。


　と言うわけで、1985年のCHI優勝時の46ディフェンスを指揮したRyanがHCの時代、Randall Cunninghamの時もDonovan McNabb時代と一緒で才能は有るんだけどプレイオフで勝ちきれないチームでした。CunninghamからMcNabbを経てMichael Vickと3代続けて似たようなチームを作っています。今年のチームがディフェンスで勝てるようなチームになると良いのですけれど、そうはならないですかねえ・・・