ここはこの神社を参拝し、川縁に行くと非常に美しい景色が展開する
境内には、大きな木々が皇族の方など始め有名な方のお手植えのものがある
朝は祝詞を挙げていらっしゃる
この神社の右手には、お手水鉢があって、ここ手を洗い、口をすすいで、身を清めます
右がご本殿。
いつも必ずどなたかお出でです
お宮参りの方がおいでになっていたりしたわ
ここでね、北朝鮮のミサイルが発射された時に、わたしは桜茶をいただいて、何も気がつかずにのんびりしていた
奥の本殿では、巫女舞があったわ ご神体 は鏡で、正面にありますよ 我が身照らして身を慎めなさいと言うことだろうか
神様がよくご覧になっておいでであるということだろうか
鈴を巫女さんがしゃらんしゃらんと鳴らして、雅やか笛の音が少し流れていました
手を挙げて、鈴を鳴らす、呪術的な要素があるらしい
神主さんは直衣をお召しになっていました
ここは神聖な場所です
神社では白衣をお召し物にしています
この脇の門を行くと、そこには善福寺公園や和田堀公園へと続いています。大宮遺跡の碑があって、ここで昭和44年に弥生時代の方形周溝墓を発掘調査したところ、なんと関東では始めて勾玉やガラス玉など貴重なものが出土したそうで、学術的な評価は高いのです
左がその碑になり、奥には桜が満開になっていた
ここから、ずっと川縁に散策すると、とても陽気もよく、大勢の方々が春爛漫を堪能していた
桜が薔薇科であることを知らない友人がいたけれど、そうである
桜に日が輝くと、華やかで優雅な感じがする
中国の某雑誌が桜は日本の信仰の象徴と言うけれど、どこの国の人でも、好きな方はいらっしゃると思うし、誰もが神道を理解しようと努めているわけではあるまい
ただ、今年は花持ちがよく、長い期間眺める幸運に恵まれた
空は快晴だったり、花曇りだったり、その日その日でいろいろ変化したが、人々の目を楽しめてくれた
桜咲く頃、人々の顔はみな優しく、通りすがりの人の微笑みを見るのが好き
憩う方々、ほんとうにみなさん、ゆったりとして良いことを思い出す
あまりに明るい陽光に、北朝鮮からミサイルが発射されるなぞ、嘘のようにのどかだった
そうあってほしくなかったのに・・・・
日本人は相手国を支援しようとするのに、過去のことがあるとは言え、憎しみや政治的な駆け引きだけしか表に見えてこない
わたしは思う。こういう景色を知らず、黙々と仕事 に従事される北朝鮮の庶民を。上の階級だけは良い暮らしをできても、下はお気の毒でならない
韓国の方も親戚が北にいる方もいるだろう どんなに不幸なことだろう
日本だって、太平洋戦争で敗戦してロシアとアメリカに統治されて分断されていたら、人ごとではないもの
同じ民族が、対立している、こんな不幸があるだろうか
日本人は、ほとんどの人は北朝鮮の貧しさを知って いて、同情さえしている ミサイルを発射されても、ふと、戦闘にならねばいいがと祈るばかり
こんなうららかな美しい日本の春や自由を満喫せず、飢饉以外に戦争の渦に巻き込まれてしまっては、上は仕方なくても庶民はどれほど苦労することか
わたしは必死に桜を撮影し、PCをご覧になって思いとどまってほしかった
わたしだって、自分以外に可愛い兄弟や甥や姪がいて、大事な両親がいるのだもの
何かあれば、そのままで澄まされない問題でもある
しかし、自衛は大切なものの、むこうが仕掛けてきてどうにもならないと言うのももどかしい
何かあっては黙ってはいられないが、それが武力攻撃 になっていいものかどうかはよくよく思案しなくてはならないだろうし、真剣に世の中を思案している人もいれば、今が楽しければいいと先のことも思案しないでいる方もいる
宝刀は抜きたくない。だが、自衛はしなくてはならない。この矛盾をどうするのだろうか。わたしたち普通の日本人は、戦争による悲劇を生みたくないのだ
しかし、他国が北朝鮮へきちんと対応してくれないのはどういうことだろう 日本なぞ自分たちには関係ないということだろうか
もう世界は貿易や助成金や研究を含めて、日本人をそう軽々しくは扱えないはずである
世界の文明の終着駅である国で、保存されているものも大切なものばかり
シルクロードを通り、中近東ともヨーロッパともアメリカともつながりの深い日本。中近東の紛争に日本は外交上大事な役割を果たせるはずであるし、朝鮮半島の方々はいわゆる兄弟のようなものだわ
東京大空襲の時、焼夷弾が炸裂する際、何も知らない小さな子どもが「ああ、綺麗」と言いながら、見上げて負傷し、命を失ったりした悲劇、そんな地獄がこの世にあっていいものでしょうか
ふと、この桜の映像をご覧になった方々が、日本を愛でてくださって、この四季の美しい日を守ってあげたいと思ってくださればいいなあと、甘いことを考えていました
でも、撮影当時は、まだミサイルが発射されず、このままでいてほしいと思いました
公園には子供達が遊んでいて、家族連れがいたり、通りすがりのおばさまから、「この時期になるとみなさん、カメラマンになって羨ましいわ」と声をかけられて、誰とでも仲良くなれそうな気分になったわ
桜は染井吉野だけではないから、いろいろ種類があって、心がうきたったり、あるいはふと亡き先生を偲んだりしました
濃いピンク色の花は華やかで、八重になっていた ぼんぼりみたいで可愛らしい
白い波のようになった桜、みなさんもう日本人の方ならご覧になっていますでしょう
しかし、この和田堀公園や善福寺公園の緑道は鳥の声が響き、横笛を吹く方が古風な雅やかな曲を奏していて、こんなにみんな仲良く平和に生きているのに、世界は争うことばかり起きていますよね 上野の公園とは違って、お酒を飲んでいる方はいないし、サラリーマンの宴会もない
誰かが、桜なんて、どこにでも咲いているし、どこで見ても変わらないと言っている方々も多いけれど、わたしはそうは思わない
本来、静かに優しく見るもので、桜は下を向いて咲いてくれるから、見上げると綺麗に拝見できると述べていた
ほんとうに下から見上げて、下々を楽しませてくれる花である
ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらん
(紀友則)
わたしは、天皇万歳を叫ばない人だけれど、しかし、ご成婚50周年(金婚式)をお祝いしたい気持ちはあり、お釈迦様の生まれた花祭りもあることだし、そういうおめでたい日々に、物騒なことで日本中が震撼するのはいかがなものかなと思っていたのです
これからが北朝鮮問題やら中近東へ自衛隊を派遣したいアメリカの思惑など、国際社会の中で、日本はまるで大海に漂う一艘の小舟のように、その運命は危ういのだわ
平安が長く続きますように、神社では自然と手を合わせていました