葉山ヨットハーバーがあった。
移動し、森戸神社へ参詣する。
ここは素晴らしい眺めである。
晴れ渡った日、歌が浮かんで来る。(尋常小学校歌)
消ゆるところ
白帆の影は浮かぶ。
干網浜に高くして
カモメは低く
波に飛ぶ。
見よ 昼の海。
♪見よ 昼の海。
源頼朝公が、三嶋明神を深く信仰して、源氏の再興を森戸神社に祈願したと言う。
源頼朝が衣笠城に向かう途中、ここで休憩した時、岩の上の松を見て、
とほめたところ、
出迎えた和田義盛が
「千貫の値ありとて千貫松と呼びて候(そうろう)」
と答えたと言う。
拝見して、それはそれは目出度い思いであった。
その後、神奈川県立美術館葉山のレストランから銀波を望む。
こういう綺麗な海を眺めると、日本は自然に恵まれていると思う。
森戸神社にあった、碑の言葉が非常に良かった。昔は、不便なことも多かっただろうが、自然の宝庫で、今の日本人よりずっと心豊かだったかも知れない。
ただ、今の日本は戦禍にまみれていないことがいいところだと思う。
海の波は穏やかで、のどかな一日だった。
一句下手ながら
「緑青(ろくしょう)の凪穏やかに白帆見ゆ霊峰富士は花嫁姿」