京成バラ園へ行きました。鈴木省三さんのことを知り、興味を持って記念日前に伺いました。
日本の薔薇の育種家で、「ミスター・ローズ」と言われた方だそうです。2000年に永眠。京成バラ園所長で、今年はこの方の生誕100年になります。
そう言えば神代植物公園で販売していた薔薇の苗も、なぜか京成バラ園と言う札がついていました。やはり、関東では薔薇と言うと、栽培は京成バラ園が有名なのでしょう。
京成バラ園の全景と、様子をご紹介しましょう。
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東京メトロ東西線に乗り、西船橋へ。東葉高速鉄道の東葉勝田台駅への直通電車で、八千代緑が丘で下車。
イオン側の通路を線路に沿って行って、階段を下りて遊歩道へ。
歩くこと約20分。
あ、到着。
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都心から一時間ほどで到着。
遠いような気もしたが、馴れてしまうと楽で案外近い。
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ベルばらの展望台近くに、「カフェラテ」と言う名前の薔薇が咲いていました。
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若いころは、花より団子主義だったせいか、昔、同僚の男性が「最近は花より男子(だんご)と言うのか、おもしろいなあ」と呟いたので、漫画を見ていた若い世代の女性をよく観察していたのだな、と微笑んだことがある。
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「酒と薔薇」というジャズのスタンダード曲や、加藤登紀子の「百万本の薔薇」という歌を思い出しました。
私はなかしにし礼作詞の「五月の薔薇」という曲も思い出します。
薔薇と言うと、男性からもらったことがありますが、恋が成就するどろこか、父にもらってきて、怒られた記憶があり、痛い!
「おまえ、薔薇なぞもらっていい気になるなよ」と。
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男性からもらっていいことがなかったので、自分ひとりで楽しみます。
落ち込みそうな時、飾ると気分が明るくなります。
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わたしは国際交流で外国人の方へオレンジ色の薔薇を贈ったことがあります。
花言葉は「友情」です。
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薔薇は、どの花も違った香りを持っていて、傍で香りを楽しんでいる人が大勢いました。
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随分前に、バー(Bar)で、若い女性に部屋のカギをつけた、ペンダントを贈っていた男性がいて、バーテンさんが「島耕作みたいでしょ」と囁くので、「うーん」と言って黙ってしまいました。
「僕が初恋の女性の親に逢いに行って、熱いコーヒーを目の前に、『おまえになんか娘をやれない』と珈琲を浴びせられたんだけれど、君はその女性に似ていて、まるでその時の恋人に会っているみたいだ。」とフランス料理を食べながら、こっそりティファニーのオープンペンダントを渡していたカップルがいたり、無骨な男性が黙って海外土産のペンダントを誰も見ていないと思ってこっそり渡している姿を見かけていて、渡す時に照れている男性を、見ていないようで見ていた自分は可愛いと思いました。
バーで人が見ている前で、ホテルの部屋か、ご自分の部屋か知らないけれど、見せてしまうのは、わたしには理解できない美学??なのです。
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きっと島耕作は、照れ屋で人前でカギを女性に渡さないと思います。
まあ、私には縁もない話ですが・・・。
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抱えるほどの薔薇より、ペイネの絵のように一輪、そっと渡すのは粋な気がします。
お祝い事には多くの薔薇を、恋には量より質でしょうか、一輪で勝負しましょうか。
京成バラ園にはJRでも行けますし、バスも出ていますから、本物をご覧になるといいと思います。
どうぞ良い夢を。おやすみなさい。