昭和49年から展示されていた船の科学館が、9月30日を最後に、ほとんど閉鎖されると言うので、家族と出かけて来た。
青函連絡船「羊蹄丸」と南極観測船「宗谷」を見にゆく。
展示室は、綺麗で、勉強になりそうだったが、混んでいて船の模型を眺めるのみ。
展望室へ登る。
しばらく「宗谷」は展示されているようだが、「羊蹄丸」は、どこか引き取り手を待っている状態らしい。
多くの方がこの船の科学館を報じているから、わたしが書く必要もないかと思ったが、行けない人もいるかと思い、写真を中心に載せようと思った。
展望室からは、レインボーブリッジが見えて、なかなかいい眺めであった。
中は自由に見学できて、甲板にも上った。
やはり、日の丸を見ると、なぜか撮りたくなるので、日本人かなあと思える。
国旗を大事にしている。外国に行くと、余計そう思える。
世界がひとつになってくれればいいが、日本独自の文化も継承されていてほしい。
最近は、船に関心のない人が多いらしいが、船はわたしのロマンを飛行機以上に感じる。
一生豪華客船とは縁がないだろうが、海は万物の母であった。海が恐ろしいことは知っているが、飛行機だって、実は怖いのは同じである。
役目を終えた船は、これからどうなるのだろう。
青函連絡船には乗ったことがないし、南極観測の意義を述べることはなかなかできない(宇宙を探るのに必要らしいことしかわかっていない)が、いつでも見られると思っていた船の科学館が閉鎖されるとは、時代を感じる。
宗谷の向こうには、日本旗が綺麗に翻っていた。