ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

Play back ちいチャン物語(304)黒板消し

2017年12月27日 19時48分40秒 | 日記

中学生のちいチャンは、

今日は日直の当番さんです。

日直さんは、授業が終った後、

黒板を消して、黒板消しをキレイにするお仕事があります。

ちいチャンは、黒板消しを二つ両手に持って、

窓際に行き、外に向けて、

パンパンパンパン!と、黒板消しのチョークの粉を、

叩いて落とします。

勢いが付き過ぎて、黒板消しが一つ、

ちいチャンの手から外れて、下に落ちてしまいました。

ちいチャンは、

落ちた黒板消しは、後で拾いに行こう!と思いました。

そして、

ひとつだけ手に持っている黒板消しを、

窓の下の壁に打ち付けて、

パフパフパフと、チョークの粉を落としました。

キレイになった黒板消しを黒板に置き、

階段を下りて、外へ、落とした黒板消しを拾いに行きました。

黒板消しを拾い、ふと教室を見上げると、

教室の窓の下の壁に、

黒板消しの粉の跡が、パホパホパホと付いていました。

ちいチャンは、

(黒板消しで壁を叩いたらダメだ。)

と、思います。


コメントを投稿