ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。


ちいチャン物語Back number(74)『ペスとおばあちゃん』

2014年01月31日 22時06分35秒 | 日記

稲刈りが終わった頃、おばあちゃんは何処からか、ワラをもらって
来ます。
庭に居るペスの犬小屋の中に、ふかふかに敷きつめます。
ペスは嬉しくて、小屋の中へ入ったり出たりを繰り返しています。
翌日ペスは、犬小屋の中からワラを引っ張り出しては、口にくわえ
て首を振り、ガルル、ガルルと遊んでワラをまき散らかします。
おばあちゃんは、ペスが散らかしたワラを、また小屋の中へ入れて
あげます。
冬になると、おばあちゃんは、使わなくなった毛布をペスの小屋の
中に入れてあげます。
ペスは、暖かくなった小屋の中へ、入ったり出たりしています。
翌日ペスは、毛布を口にくわえて引っ張り出し、ガルル、ガルルと
じゃれています。
夕方、おばあちゃんは、ペスが外に出した毛布を、また、小屋の中
に入れてあげます。
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ちいチャン物語Back number(73)『テレビの中のその人』

2014年01月31日 22時03分12秒 | 日記
ある日、ちいチャンはテレビの中で、奇麗な男の人を見ました。
テレビの中のその人は、優雅な物腰、話し方で、色が白く細く、
対談相手に話す手指の動きは、男の人とは思えない動きでした。
ちいチャンの海辺の町には、真っ黒に日に焼けた、たくましい海
の男達ばかりだったので、ちいチャンは、物腰の柔らかい男の人
を見たのは初めてでした。
人間という人種の中で、また違う人種に出会ったような、衝撃的
な瞬間でした。
(こんなに奇麗な男の人もいるのね。)
ちいチャンは、テレビの中は世界が違う、と、思いました。
ちいチャンが大きくなってから、テレビに出て来たその人は、少
し女の人になっていました。
長い髪に、ロングドレスを着ていました。
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ちいチャン物語Back number(72)英語バージョン『スーパーお手玉おばあちゃん編

2014年01月30日 20時44分41秒 | 日記

 

“Super grandma by beanbag”

Grandma taught how to play beanbag for Chii.

Then she could play two beanbags by her hands.

And then she could play two beanbags by her one hand.

Soon she could play three beanbags by her hands.

But grandma could play four beanbags by her hands.

She was great !

※日本語バージョンは、ちいチャン物語(65)『お手玉スーパーおばあちゃん』に、あります。

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ちいチャン物語Back number(71)『お風呂の焚き口で焼いも』

2014年01月29日 20時14分44秒 | 日記

焼きいもを作る時、おばあちゃんは、お風呂の焚き口で作ります。
ちいチャンの家のお風呂は、新聞紙を種火にして薪で沸かすので、
焼きいもを作るのには、いい場所の様です。
いい具合に燃えている薪の中に、サツマイモをもぐり込ませます。
お風呂が沸く頃には、焼きいもが出来ています。
おばあちゃんは、たき口の近くに置いてある鉄の棒で、焼けたい
もを取り出します。
そして、焼けたいもを新聞紙に乗せました。
真っ黒にこげている所を取り除いて、ポフッとふたつに折ると、
ほかほかの湯気と一緒に、ほくほくの芋が出て来ました。
ちいチャンは、マーガリンをチョット付けて食べます。
おじいちゃんは、何も付けずに食べます。
おばあちゃんは、どちらでも食べます。
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ちいチャン物語back number(70)『栗のイガの中の同居人』

2014年01月28日 20時26分36秒 | 日記

川沿いを、山に向かって歩いて行くと、道端に栗の木がありました。
栗のイガが、パックリと口を開けて落ちています。
口を開けたイガの中には、栗が3個入っています。
大きな栗が2個入っているものもあります。
見上げると、栗の木には、栗のイガが沢山付いています。
大きく口を開けて、中がからっぽのイガもあります。
ちいチャンは、栗の木に下に落ちているイガを、棒でつついて道までころがし
ます。
そして、イガを両足の靴ではさみ、靴底でズリズリとイガの口を広げます。
すると、ポロッと栗が転がりだします。
青いイガが落ちていました。
青いイガは、口を開いているのは少なくて、靴底でズリズリしてもイガだけが
取れ、床屋に行ったばかりの坊主頭みたいになります。
それでも一生懸命ズリズリして開けてみれば、中の栗は青かったりします。
男の子たちは、栗の木を揺さぶったり、長く太い棒で叩き落とします。
男の子たちは、拾うよりも落とす方が好きで、栗の実は、大きな物が数個手に
持てれば満足でした。
女の子たちは、沢山栗の実が採れた時には、スカートをエプロンにして、包ん
で持って帰ります。
栗の実は、生の物でも茹でた物でも、皮を剥いている時に、ニョロっと虫が顔
を出す時があります。
(キャー!)
ちいチャンは、声にならない悲鳴をあげます。
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ちいチャン物語Back number(69)『庭の金木犀(きんもくせい)』

2014年01月27日 19時47分33秒 | 日記

ちいチャンの家の庭に、「金木犀(きんもくせい)」の木がありました。
家の門の所に1本と、庭のずっと奥に1本の、合わせて2本の「金木犀」の木です。
屋根に届く高さの「金木犀」の木は、秋になるとオレンジ色の花を咲かせます。
外から帰って来ると、門の少し手前の辺りから、ふわ~っと、「金木犀」の花の香り
がして来ます。
ちいチャンは、
(いい匂いだなぁ。)
と、思います。
金木犀の香りに気が付いて、花をながめます。
金木犀の香りが消えて、小さく落ちた花をながめます。
金木犀の香りがただよう花咲く期間は、短いでした。
ちいチャンが、大きくなって故郷を思い出す時、そこには「潮の香り」と「庭の金木
犀」がありました。
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ちいチャン物語(114)『大きい靴を買うおばあちゃん』

2014年01月26日 16時30分23秒 | 日記

「ちいチャン、足を入れてごらん。」
と、おばあちゃんが言います。
ちいチャンの靴を買う時、おばあちゃんは、少し大きめの靴を買います。
ちいチャンは、新しい赤い靴に足を入れます。
「もっと、ずっと奥まで足を入れて。」
おばあちゃんが言います。
おばあちゃんは、かかとの隙間に指を入れて、靴の大きさを測ります。
「このくらいかな。」
かかとの後は、2㎝ほどの隙間がありましたが、おばあちゃんは、その靴を
買いました。
家に帰って、おばあちゃんは、もう一度大きさを測ります。
「ちいチャン、足を入れてごらん。」
今度は、おばあちゃんは、つま先の方のゆるみを見ています。
つま先は、指で押すとペコンと引っ込みます。
おばあちゃんは、綿を持って来てちぎり、つま先の方へクイクイと入れます。
「はい、もう一度足を入れてごらん。」
ちいチャンは、靴に足を入れます。
おばあちゃんは、また、つま先を押しました。
今度は、ペコンとは引っ込みません。
「うん、いいね。ちょうどいいよ。」
ちいチャンの新しい靴は、いつも、つま先には綿が入ります。
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ちいチャン物語Back number(68)『物置の上の小さな部屋』

2014年01月25日 21時46分44秒 | 日記
ちいチャンの家の物置は、家の中にありました。
台所と続いていて、ひとつの部屋になっています。
床は、コンクリートです。
漬物の樽や重石、クワなどの作業用品、味噌などが入っています。
その物置の天井上に、部屋がありました。
おもちゃの部屋みたいな小さな部屋です。
その部屋は、台所の方からハシゴを掛けて上ります。
普段はその部屋は、何にも使われていません。
ちいチャンは、台所から見える物置の上の、小さな扉がいつも気に
なっていました。
(入ってみたいなぁ、見てみたいなぁ。)
でも、ひとりでハシゴを掛けて上るのは危ないと思いました。
ある日、
そんなちいチャンを見て、おばあちゃんが、
「上ってみるかい?」
と、ハシゴを掛けてくれました。
おばあちゃんが、ハシゴをしっかりと支えてくれているので、安心
して上れました。
小さい扉を開けて部屋に入ると、隠れ家にしたくなる様な小さな部
屋でした。
小さな窓が明かりを取り入れてくれています。
布団が2~3枚くらい敷ける様な広さでした。
でも、天井までの高さが無く、小さいちいチャンでも、頭が天井に
ぶつかってしまいます。
腰を低くして歩かなければいけません。
ちいチャンは、
(天井が低すぎて、この部屋では遊べないなぁ。)
と、思いました。
ハシゴを下りると、おばあちゃんが、
「この部屋は、昔いた女中さんの部屋だったそうだよ。」
と、言いました。
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ちいチャン物語(113)英語バージョンおばあちゃん式ご飯の温め方(67)

2014年01月24日 20時33分47秒 | 日記

Cooks rice with the electric rice cooker.
It cooks rice only.
It has no other feature.
There isn’t a heat keeping feature, too.
There isn’t a microwave oven, too.
Grandma cooks the rice exactly good quantity, every day.
But sometimes a little rice is left.
Chii likes the cold rice.
But grandma doesn’t like it.
When the rice is cooked grandma opens the lid of the electric rice cooker.
And she puts the cold rice on the rice inside the electric rice cooker.
And then she closes a lid. Bang !

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ちいチャン物語(112)『千羽鶴に挑んだ日々』

2014年01月24日 17時22分03秒 | 日記

ある日、ちいャンは、
(千羽鶴って、いいなあ。すごいなあ。)
と、思いました。
(千羽鶴を作ってみよう!)
ちいチャンは、そう思い立ち、おばあちゃんに言って、新聞に入って来る広告の紙を
もらいました。
ハサミでチョキチョキ四角に切ります。
おばあちゃんは、裁ちバサミを貸してくれました。
裁ちバサミは重くて、ちいチャンの指にハサミの後が付きます。
ちいチャンは、広告の紙を切って、鶴を折って、紙がなくなったらまた切る事にしました。
ちいチャンは、毎日、鶴を折ります。
ちいチャンは、毎日、折った鶴を数えます。
ちいチャンは、鶴を折った後で、毎日、一羽から数えていました。
鶴も、だんだんと増えて行きます。
ちいチャンは、できた鶴の数を書いたり、数で分けたりしませんでした。
その内、鶴を折る事よりも、鶴の数を数える事に疲れてしまいました。
そして、数を数えなくなりました。
だから、
ちいチャンは、自分が全部で何羽折ったのか、わかりません。
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ちいチャン物語Back number(67)『おばあちゃん式ご飯の温め方』

2014年01月23日 20時14分13秒 | 日記

ご飯は、電気釜で炊きます。
電気釜は、炊くだけで他の機能は何も付いていませんでした。
保温機能も無く、電子レンジもありません。
おばあちゃんは、毎日きちんと、ご飯がなくなる量を炊きます。
でも時々はやっぱり、ご飯が少し残ってしまいます。
ちいチャンは、冷たいご飯は好きでしたが、おばあちゃんは好き
ではないようでした。
ご飯が炊きあがると、おばあちゃんは、電気釜の蓋を開けて、残
っていた冷たいご飯を釜の端の方に入れ、パタンと蓋をしました。
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ちいチャン物語Back number(66)『どんぐりのコマ』

2014年01月22日 19時06分53秒 | 日記

川沿いを、山に向かって歩いて行くと、大きなクルミの木があります。
クルミの木の近くには、どんぐりの木があります。
どんぐりの木の下には、どんぐりがいっぱい落ちています。
どんぐりは、クルミと違って、茶色になったどんぐりは、ボロボロに
くずれやすく、壊れやすいです。
ちいチャンは、黄緑や緑のどんぐりを拾います。
ベレー帽をかぶったようなどんぐりは、ちょっと嬉しいです。
ベレー帽をかぶっていないどんぐりでも、それぞれバラバラに落ちて
いたりします。
ちいチャンは、どんぐりの数だけベレー帽も拾います。
家に帰って、ひとつずつ帽子をかぶせ、並べてながめます。
どんぐりは、帽子の大きさが合わないものもあります。
帽子が合わないどんぐりの中の、一番大きなどんぐりで、コマを作り
ます。
どんぐりの、頭のてっぺんから爪楊枝(つまようじ)をさし込みます。
どんぐりは、どんぐり本体の底でクルクル回るので、爪楊枝をさすの
は途中までです。
そうしたら、爪楊枝を持って、くるっ!と回します。
ちいチャンは、お友達と、どちらのどんぐりのコマが長く回っていら
れるか競争をして遊びます。
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ちいチャン物語Back number(65)『お手玉スーパーおばあちゃん』

2014年01月21日 19時59分59秒 | 日記

ちいチャンは、おばあちゃんに「お手玉遊び」を、教えてもらいました。
そして、
両手で、2個のお手玉が、出来るようになりました。
それから、
片手で、2個のお手玉が、出来るようになりました。
そのうち、
両手で、3個のお手玉が、出来るようになりました。
でも、
おばあちゃんは、4個のお手玉が、出来るのです。
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ちいチャン物語Back number(64)『柿の渋抜き』 

2014年01月20日 17時28分54秒 | 日記

秋になると、おばあちゃんは、背負い籠(かご)を背中に背負い、
柿の木の植えてある山へ出かけて行きます。
おばあちゃんは、力持ちです。
背負い籠いっぱいに、柿を取って来ます。
ちいチャンは、取って来た柿をすぐに食べたいと思いますが、おば
あちゃんが、まだ渋い柿だと言います。
おばあちゃんは、大きなビニール袋と、小皿と焼酎を用意します。
縁側に新聞紙を敷いて、ビニール袋を置き、小皿に焼酎を入れました。
小皿の焼酎を柿のヘタにつけて、ビニール袋に並べて行きます。
平らに並べたら、その上にまた柿を重ねて行きます。
最後におばあちゃんは、ビニール袋の口をギュ!と縛りました。
(早く食べたいなぁ...。)
柿は、おばあちゃんの食べ頃判断に任せられています。
おばあちゃんが、食べてもいいよ!と言うまでは、手が出せません。
何年か前、おばあちゃんが少し早めに柿を出して剥いた時、柿は渋
いでした。
「おばあちゃん、まだ?」
「う~ん、まだだね。」
「おばあちゃん、まだ?」
「もう少しだね。」
ちいチャンは、毎日おばあちゃんに聞きます。
柿は、袋の中で少しずつ、渋みが甘みに変わって来ています。
おばあちゃんの、食べ頃サインが出るのももうすぐです。
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ちいチャン物語Back number(63)『仏壇のお茶』 

2014年01月19日 18時06分28秒 | 日記

おばあちゃんは、1日に2回掃除をします。
朝の5時と夕方の5時です。
障子に、パタパタパタパタはたきをかけて、ざっざっざっと、ほうきで掃きます。
こんなに朝も早くから、パタパタはたきをかけても、おじいちゃんは、目も覚めず
にグッスリと寝ています。
そして、ちょうど掃除が終わった頃に、目が覚めて起きて来ます。
おじいちゃんは、入れ歯を洗って口をすすぎ、顔を洗った後、仏壇に線香をあげま
す。
そして、おばあちゃんは湯飲み茶わんを4つ並べ、お茶を入れます。
仏壇用と、おじいちゃん、おばあちゃん、ちいチャンの4つです。
おばあちゃんは、毎朝4つの湯飲み茶碗にお茶を入れます。
ちいちゃんは朝起きて顔を洗い、仏壇に線香をあげて、朝一番のお茶を飲みます。
起きてすぐに、お茶を飲もうとすると、
「顔を洗って、仏様に線香をあげてから!」
と、おばあちゃんが言います。
ちいチャンは、
(仏様はお茶を飲んでるの?お茶は減ってないよ。)
と、思った事がありました。
おばあちゃんに聞くと、
「仏様はね、お茶の湯気を飲むんだよ。」
と、言いました。
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