ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

Play back ちいチャン物語(283)謎のおじさん・その1

2017年11月30日 19時05分37秒 | 日記

ちいチャンが、大きくなって、

お仕事をする人になった、ある日の夕方の事です。

仕事が終わったので、家へ帰ろうと、

賑やかなアーケード街を歩いていました。

すると、

前の方から歩いて来たおじさんが、

「これからお仕事?」

と、目くばせをして、

ちいチャンの側を、通り過ぎて行きました。

(これからお仕事???)

(今、帰る所なのに、

これからお仕事って、なんだろう?)

(この時間は、みんな家に帰る時間でしょう?

変な事を言うおじさんだなぁ。)

と、ちいチャンは、おじさんの言っている意味がわからず、

不思議が、ぐるぐるです。

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Play back ちいチャン物語(282)我慢するおばあちゃん

2017年11月28日 19時11分18秒 | 日記

おばあちゃんは、血圧が高いです。

ちいチャンは、

「血圧が高い」というのはどういう事なのか、わかりません。

おばあちゃんは、血圧が高くなると、

めまいと頭痛がすると言います。

おばあちゃんは、とてもキレイ好きで、がんばり屋さんで、

そして、とても我慢強いです。

ある朝早く、

おばあちゃんは、毎朝の日課である掃除をしていました。

障子にハタキをパシパシと叩きかけ、

畳を、ほうきでザシザシザシと掃いています。

でも、

おばあちゃんの頭には、

水で濡らしたタオルが、きっしりと巻かれていました。

頭が痛くても、

掃除を休まないおばあちゃん。

時々、ちいチャンは、

おばあちゃんに変わって、掃除をします。

人任せにはしたくないおばあちゃん、

でも、やっぱり、

動けないぐらい、具合の悪い時もある様です。

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Play back ちいチャン物語(281)胸の大きいおばあちゃん

2017年11月26日 18時38分10秒 | 日記

 おばあちゃんは、胸が大きいです。

お風呂に入ると、胸がウエストぐらいまであります。

身体を洗う時、

おばあちゃんは、胸を持ち上げて、

胸の下の胸を洗います。

そして、

お風呂から上がって身体を拭く時も、

胸を片方ずつ持ち上げて、

胸の下の胸を拭きます。

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Play back ちいチャン物語(280)まあちゃんの家のネコ・その2

2017年11月25日 18時09分48秒 | 日記

まあちゃんちのネコは、

時々、お腹が太ります。

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Play back ちいチャン物語(279)レモンスカッシュ

2017年11月24日 18時55分03秒 | 日記

ちいチヤンは、街でお仕事をする様になってから、

初めて、

「レモンスカッシュ」という飲み物を飲みました。

酸っぱくて、ジュワっとしてて、甘いです。

グラスには、氷とレモンと赤いサクランボが入っていて、

シュワシュワシュワと、泡が踊っています。

先輩と初めて喫茶店に行った時、

何を頼んだらいいのか分からなかったちいチャンは、

先輩と同じ飲み物にしました。

それが、「レモンスカッシュ」でした。

「レモンスカッシュ」は、都会の味がして、都会の人になった気分です。

ちいチャンは、レモンスカッシュを、また飲みたいなと思いました。

ある時、

どうしても「レモンスカッシュ」が飲みたくなったちいチャンは、

勇気をふりしぼって一人で喫茶店に行きました。

でも、初めて一人で喫茶店に入ったので、

お気に入りの「レモンスカッシュ」の名前を忘れてしまいました。

レモンが付いてる名前なのだとは分かるのですが、

レモン何だったのか、思い出せません。

メニューには、レモンの付いた飲み物が、二つありました。

(どっちかなぁ、どっちかなぁ。)

と、ちいチャンが悩んでいたら、店員さんが注文を聞きに来ました。

ちいチャンは、慌てて、レモンの付いた飲み物のひとつを頼みました。

ちょっとドキドキです。

でも、

店員さんが持って来た飲み物を見て、

ちいチャンは、ガッカリしました。

ちいチャンの目の前に置かれた飲み物は、

飲みたかった「レモンスカッシュ」ではなく、

カップに入った紅茶に、レモンがプカッと浮いていました。

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Play back ちいチャン物語(278)おばあちゃんの教え・その7

2017年11月22日 18時40分23秒 | 日記

ちいチャンは、

おばあちゃんのお手伝いで、お茶わん洗いです。

コンロには、やかんにお湯が沸きました。

ちいチャンは、水道の蛇口をひねり、

洗い桶に水を入れてから、お湯を入れようとしました。

すると、おばあちゃんが、

「ちいチャン、お湯をぬるくする時は、

水にお湯を入れるのではなくて、お湯に水を入れるものですよ。」

と、言いました。

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Play back ちいチャン物語(277)くしゃみの後で

2017年11月21日 19時22分28秒 | 日記

クラスの中に、

あまり目立たない、おとなしい女の子がいます。

ある日、集会の集まりで並んでいた時に、

その女の子が、クシュンとくしゃみをしました。

両手を鼻と口に当てて、

クシュンと下向きにくしゃみをしたのです。

女の子は、顔に両手を当て、下を向いたまま、

動かなくなりました。

それに気づいた周りの女の子たちが、

「どうしたの?」

と、声をかけました。

でも、その女の子は返事をしません。

そして、だんだん顔と耳が赤くなって来ました。

集会が終わり、みんながバラバラといなくなる中でも、

その女の子は、下を向いたまま動かないでいます。

誰かが、女の先生を呼んで来ました。

先生は、様子を見て、

みんなは帰る様にと、言いました。

ちいチャンは、

(くしゃみと一緒に、鼻水が出たのかなぁ。)

と、思います。

おとなしい女の子だから、

恥ずかしかったのかなぁ、と。

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Play back ちいチャン物語(276)涙・その2

2017年11月19日 18時38分15秒 | 日記

部活で、部員同士の試合がありました。

ちいチャンには、

負けたくない相手がいました。

相手は、それ程練習をしていないのに、

サラリといつも、試合に勝つ人です。

ちいチャンは、

部活以外の自宅でも、練習をしたり、

砂浜を走ったり、

ビール瓶に砂を入れて、腕を鍛えたり、

努力出来る事は、努力をします。

それなのに、その相手には、

まだ、勝った事がありません。

試合があったこの日、

絶対に負けたくないと、全力で試合をしました。

のに、負けてしまいました。

悔しくて、悔しくて、喉まで涙がこみ上げて来ます。

でも、やっぱり、涙は見せたくないと、

息を飲んで我慢をしました。

だから、やっぱり、喉が苦しく痛いです。

帰り道、外は薄暗く、

ちいチャンの家の方向に帰るのは、

ちいチャンひとりでした。

さよならの挨拶をして、山道にさしかかった時、

涙は、我慢の防波堤を超え、

ボロボロボロボロこぼれ落ちました。

ちいチヤンは、

声を出して大声で、歩きながら力の限り泣きました。

山のまん中、坂道で、

周りには誰もいず、泣き声も聞かれません。

森だけが、泣き虫ちいチャンを包み込んでいました。

涙は、

泣き過ぎると、しゃっくりが出ます。

ちいチャンは、山を越す家までの道のり、

心を空っぽにして、ずっとずっと泣きました。

おじいちゃんと、おばあちゃんが待つ家の灯りが見えた時、

ちいチャンは、

(このまま泣いていたら、おじいちゃんとおばあちゃんが心配する。)

と、思いました。

家の少し手前で歩みを止め、

涙を乾かし、

呼吸と気持ちが元気になる様に、今、を見つめました。

そして、

「ただいまー!」

元気な声で、玄関を開けました。

 

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Play back ちいチャン物語(275)涙

2017年11月18日 19時17分41秒 | 日記

学校で、映画鑑賞の日がありました。

「フランダースの犬」

という題名です。

室内の窓には、暗幕が引かれ、

スクリーン画面だけが、眩しく光っています。

ちいチャンは、

映画の場面に心を奪われ、

周りは何も見えなくなりました。

映画が終わる頃、

目に涙があふれて来ました。

涙で目がかすんで来ます。

でも、ちいチャンは、

泣き顔を見られるのが嫌いです。

顔を上に向け、涙がこぼれない様にしました。

そして、

これ以上涙があふれ出てこない様にと、

息を飲み込みました。

涙は、

涙を我慢して息を飲み込むと、

喉の奥が、苦しく痛くなります。

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Play back ちいチャン物語(274)初めてのチーズ

2017年11月17日 19時19分59秒 | 日記

初めて、給食にチーズが出た時は、

クラス中が大騒ぎでした。

先頭きって誰かが食べて、

「うえー!」

と、なりました。

「石鹸食ってるみてえ。」

と、ひと口食べて吐き出しました。

どれどれ、と、何人かがチャレンジして食べましたが、

みんな同じ反応です。

それを見て、周りの他の子たちは、

食べるのをヤメて、チーズを残しました。

その日から、

給食にチーズが出ると、

みんなが残す様になりました。

でも、ちいチャンは、

チーズの味は知っていて、

嫌いでもなかったので、

キレイに全部食べました。

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Play back ちいチャン物語(273)ご飯粒・その2

2017年11月15日 19時09分54秒 | 日記

「ごちそうさまー!」

ご飯の後のちいチャンの、

ほっぺに一粒、ご飯粒。

お茶碗に、

ぽろぽろぽろぽろご飯粒。

「ちいチャン、ご飯粒を残してはいけませんよ。

お百姓さんが、汗水流して作ったお米だから、

一粒も残さないで、食べましょうね。」

と、おばあちゃんが言いました。

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Play back ちいチャン物語(272)ご飯粒

2017年11月14日 18時49分41秒 | 日記

「ごちそうさまー!」

ご飯の後のちいチャンの、

ほっぺに一粒、ご飯粒。

お茶碗に、

ぽろぽろぽろぽろご飯粒。

「ちいチャン、ほっぺたに、お弁当が付いてるよ。」

と、おばあちゃんが言いました。

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Play back ちいチャン物語(271)明日は雨

2017年11月13日 19時07分27秒 | 日記

学校の帰り道、

ぺしゃんこカエルを見つけました。

ちいチャンは、

(明日は、雨。)

なのだと思います。

道端で、死んでるカエルがいる次の日は、

雨が降るのだとの言い伝え。

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Play back ちいチャン物語(270)恋人同士

2017年11月11日 19時18分16秒 | 日記

ちいチャンが小さい頃、

カップルは、アベックと言いました。

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Play back ちいチャン物語(269)テレビドラマのおばさん

2017年11月10日 19時35分31秒 | 日記

テレビドラマの中のおばさんは、

ヘアーバンドをして、

タイツを履いて、

レオタードを着て、

美容体操をしていました。

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