ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

ちいチャン物語(97)『正月二日目の朝ご飯』

2019年11月06日 18時37分45秒 | 日記
お正月の二日目の日の朝のご飯は、とろろとシャケの塩焼きです。
おばあちゃんは、すり鉢にとろろをすり、味噌汁のだしを入れ、卵を割り入れ
ます。
すりこぎで、ゴリゴリゴリゴリ混ぜています。
見ていると、すりこぎは、両手でぐるぐる回すのではなく、左手は添えてあるだ
けで、右手ですり鉢の中に円を描くように動かしています。
ちいチャンは、面白そうに見えたので、おばあちゃんにチョットやらせてもらい
ました。
すりこぎは大きく長く、すり鉢の中のとろろはネバって重く、一回、二回、三回、
と、回しただけで腕が疲れてしまいます。
(おばあちゃんは、力持ちだなあ。)
と、ちいチャンは思いました。
「おばあちゃん、今日はお雑煮じゃないの?」
と、ちいチャンが聞くと、
「年末と元旦と、御馳走をたくさん食べるから、二日目は胃を休ませるために
、とろろとシャケを食べるのだそうだよ。」
と、おばあちゃんが言いました。
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