大きいお兄さんには、兄弟がいます。
兄弟は、とても仲が良くて、
よく一緒に遊んでいます。
そして、手作りのオモチャがとても上手です。
ある日、
大きいお兄さんは、兄弟で水のかけっこをして、遊んでいました。
みんなびしょびしょに濡れています。
大きな声で笑ったり、追いかけたりしています。
(なんだろうなぁ。)
と、ちいチャンが見てみると、
手に手に、竹の水鉄砲を持って、
追いかけまわしているようです。
竹の水鉄砲は、とても勢いよく水が飛び出して、
とても遠くまで飛んでいます。
男の子同士で遊んでいるので、
ちいチャンは、少し離れた所から見ていました。
でも、
ちいチャンは、水鉄砲をやってみたいなぁ、と、
じーっ!と、ずうーっと!見ていました。
すると、
大きいお兄さんがちいチャンに気がついて、
近づいて来ました。
そして、
「ちいチャンも、やってごらん。」
と、言って、
手に持っていた、竹の水鉄砲を渡してくれました。
それは、ちいチャンには少し大きくて、少し重いでした。
大きいお兄さんが、水を入れてくれました。
でも、水が入った水鉄砲は、また少し重くなって、
ピュッー!と、水を出すのが難しいです。
ちいチャンは、のろのろのろのろと押すと、
水は、ピションと小さく飛びました。